昨夜の内に名古屋より帰阪すれば、大阪アジトにて午前5時起床、矢張り終演後の帰宅は、翌日のダメージ軽減甚だしく良策この上なし。
最近は国内ツアー於ける食事事情が、可成りの確率にてハズレ引き捲り悲惨さ極まれば、自宅にて自炊叶うは食事内容のみならず経済的にも救われん。
今回の「Japanese New Music Festival Japan Tour 2022」前半戦たる「東海道行脚篇」に参戦すべく下山せし際、1週間程の滞在にならんと思えば、山寺の備蓄食材、特に野菜類全てと、コールドスリープに処される鶏腿肉や鰻蒲焼を選抜携行、斯くして鰻蒲焼召喚するや、我が秘奥義を以て中国産鰻を強化フォームへグレードアップ、仕上げに実山椒&粉山椒も施せば「鰻丼」完成、
既に備蓄野菜を概ね銷却すれば「油揚げと蟹蒲と葱の味噌汁」拵え、
「鰻丼セット」大いに堪能せり。これも昨夜の内に帰阪すればこそ叶いしか、そもそもマンボウ発令にて終演時刻も早まればこその恩恵、世紀の愚策と散々揶揄すれど、悪しからず。
御陰様にてあれこれ仕事も熟し得れば、扨、出発前に腹拵えすべく、備蓄食材たる鯖味噌煮缶、新玉葱、生姜を召喚、是等を耐熱容器へぶち込み、麻辣醤+花椒醤+ヤマサ昆布つゆ+酒投下、電子レンジにて3分半加熱するや、
ごはんにON! 葱と青唐辛子添えれば、御手軽インプロクッキング「四川風鯖味噌丼」完成、是も亦、私が予てより提唱する「スパイシー和食」献立に加えんとす。
既に備蓄野菜を概ね銷却すれば「油揚げと蟹蒲と葱の味噌汁」再び、
斯くして「四川風鯖味噌丼セット」堪能せり。御陰様にて経済的且つ充実の食事内容、斯くなる上は欲して止まぬ「どこでもドア」かな。ライヴ終えるや必ず自宅へ帰還叶えば、ツアーに於ける肉体的ダメージ軽減且つ外食に費やされる経費節減も叶い一石二鳥、これも経年劣化に由る心身疲弊の果ての戯言なり。
生憎の雨天、然も傘が折れんばかりの強風の中、今宵の会場たるHelluva Loungeへ到着せり。
サウンドチェックも筒がなく終了。今宵は津山さんとほぼ正面向かい合うように布陣、
今宵のセッティング之圖。
悪天候の中、前打ち上げに出撃する意欲もあらざれば、界隈のローソンにて「ロースト骨付き鶏腿肉」なんぞ所望、ハイボールのアテにさせて頂けば、
吉田氏より、我がソウルスナック菓子「ぼんち揚げ」御裾分け頂き感激至極。
今宵も先鋒務めしはAcid Mothers Temple SWR、今宵は定番たる「脱力」無し、正にスタートダッシュ決めるべく怒涛の10分セット駆け抜けし。
今宵のライヴ写真、ネット上にて拾遺叶わねば、私がステージ上より撮影せしのみにて御茶濁させて頂かんとす。自ずから自分の演奏中は撮影不可故、写真あらざるプロジェクトも少なからねど、悪しからず。
次鋒は津山篤ソロ、此処Helluva Loungeは馴染み深き会場なれば、今宵は随分気を許されしか珠玉の下ネタ歌尽くし、然れど肝心のキメ台詞部分を恥ずかしがられる様が、是亦いとをかし。
3番手はRuins Alone、今宵も怒涛の高速高密度な演奏にて、一気に駆け抜けられれば、最後は均かのサンプラー転落に由る強制終演、然りとて其れすら新たな超短縮アレンジかと思われる程、濃密な10分フル尺セット、今宵も圧巻なるかな。
4番手は河端一アコースティックギターソロ、Helluva loungeにて演奏機会多けれど、アコースティックギターソロは初、而して今宵はミニマル音楽的展開を根幹に据えし10分セットを全うせり。
5番手たる私と吉田氏のデュオSHLIMP WARC、原点回帰せんとせし昨夜から、更なる深化図るべく一層の熱苦しき超高速超高濃度コールドウェイヴ爆裂せり。
6番手には、ZOFFYがアップデート果たせしJAZZOFFY登場、今宵も所謂ECM系の演奏から、必殺「マイルス三部作」へ。ほぼ全編吉田氏も自主的にゲスト参加頂きつつ、益々以てその芸風に磨き掛かるばかり。
演奏の一瞬の間隙を突き、ライヴ写真撮影叶いし。
7番手は赤天、一昨夜、昨夜共に、奇しくも会場にてシャベルの類い1本借り受けられれば、ツインシャベル編成たれど、そもそもライヴハウスにシャベル完備される方が珍しからんとは重々承知之介、然れば今宵は津山さん自前のシャベル1本のみにて「吉田兄弟 (卵麺 ニューバージョン)」披露されれど、私もコーラスにて参加、更に「ワイン」「Egg Slicer」にもゲスト出演果たせば、悪しからず。
久々に演奏されし「ガムラン」動画撮影すれば、前後半に分け、此処に貼り付けんとす。
兵庫県もマンボウ発令中なれば、早々に撤収し帰路に就く次第。今宵より連休突入なれば、今シーズン最後のスノボ楽しまんとされる若人達が、最寄駅に集われ賑わえど、つい先日までは閑散とし凡そ無人たれば、正に春の訪れに伴い、コロナ狂騒の収束も愈々近からんや。扨亦ロシアのウクライナ侵攻に端を発する第三次世界大戦への憂慮に起因する21世紀版末法思想なんぞにて、斯くなる上は人生謳歌せんとされればこそか。知らんけど。

因みに今回の「JAPANESE NEW MUSIC FESTIVAL Japan Tour 2022」初日@秋葉原Club Goodmanの模様は、3月23日深夜まで配信アーカイヴにて御笑覧頂き得る故、興味抱かれし御仁は、こちらより是非チケット購入頂きたし。
然れば今宵はツアー4日目、梅田ALWAYSにて御目に掛かります。
今回の大阪2公演は「ジャズ・プログレ編」「アコースティック編」に分けられれば、この2公演限定プロジェクトも登場、更には「成り行き」や「思い付き」にて、新プロジェクトが突然追加される可能性も否めぬ次第。
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「JAPANESE NEW MUSIC FESTIVAL Japan Tour 2022」
「JAPANESE NEW MUSIC FESTIVAL」とは?
吉田達也(Ruins)、津山篤(サイケ奉行)、河端一(Acid Mothers Termple) の3人によって、様々なユニットが演奏されるショウケースツアー。
サイケデリック、プログレ、ジャズ、クラシックから現代音楽、実験音楽、民族音楽、等々をミックスしつつも解体再構築、音楽にはユーモアが必要だとばかり、フランク・ザッパさえ思わせるバカバカしささえも内包した、カテゴライズ不可能な内容は、それぞれ3人の多岐にわたる音楽的素養や経験、知識に裏付けられている。
今回はラインナップを大幅に刷新、各会場毎にてそのラインナップは微妙に異なるが、3人で6〜9プロジェクトを演奏。益々以て混迷を極めるか!?
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■ 3月19日(土)@梅田 ALWAYS (06-6809-6696)
「JAPANESE NEW MUSIC FESTIVAL 大阪2デイズ〜ジャズ・プログレ編」 ●RUINS alone(吉田)
●JAZZOFFY(津山・河端)
●Andromelos Ω(吉田・津山・河端)
●SHLIMP WARC(吉田・河端)
●ジロキチピアノ十番勝負番外編(吉田・津山篤)
●Acid Mothers Temple SWR(吉田・津山・河端)
open 18:30 / start 19:00
adv. ¥3000 / door ¥3500
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■ 3月20日(日)@梅田 ムジカジャポニカ (06-6363-0848)
「JAPANESE NEW MUSIC FESTIVAL 大阪2デイズ〜アコースティック編」
●津山篤ソロ
●河端一アコースティックギターソロ
●サイケ奉行アコースティック(吉田・津山・河端)
●赤天 (吉田・津山)
●ZUBI ZUVA-X(吉田・津山・河端)
●聖家族(吉田・津山・河端)
open 18:00 / start 19:00
adv ¥3000 / door ¥3500
チケット予約はこちらから。