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Channel: 大ぼら一代番外地
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河端一 solo@Island Bristol

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今回の渡英は、今宵のソロBristol公演と、明日明後日LondonはCafe Otoに於けるジャパノイズ襲来イベント「MultipleTap」3公演のみなれば、毎度乍らの過酷を極めるどさ回りツアーと異なり、何とも御気楽にして大名旅行気分すら匂わせん。毎回斯様なV.I.P.待遇ならば喜び勇むばかりならんと思えども、如何せん現実を直視すれば、到底浮かれ惚け得る身分にあらず、さりとて稀に斯様なるも己れへの賞与の如きにして、満更にあらざらんと、甘え惚けさせて頂く所存。おほほほほのほ。



Parallax Sounds主宰されるAnthony宅へ投宿させて頂くものなれば、時差ぼけにて午前2時起床、我乍らアホか云うねんな、昨日は機内食食らいしのみにて、後はAnthonyとビール飲み交わせしのみ、空腹至極も道理、然れば日本より持参せし非常食たる日清曰く「エコスタイル・カップヌードル リフィル」カレーヌードル召喚、



マグカップにて拵えれば、正しくカップヌードル、勿論味は従来のカップヌードルと違わぬ筈なり。



午前8時過ぎ、Anthonyも起き抜けられれば、大英帝国名物「イングリッシュ・ブレックファースト」を拵えて下さらんと、絶賛調理中。



オーブンにてトマト、プチトマト、マッシュルーム、ソーセージ、ハッシュドポテト炙られれば、



それらに加え、目玉焼き乗せられしトースト共々盛り付けられし。あれ?せやけど、主菜たるベイクドビーンズあれへんがな、まあええけど。御味の方は、何せ「素材の味を大切に」せんとされしか、嘗て野蛮人にして狩猟民族なればこその見事な調理法を以て、絶対的にハズれ様もなし。



Anthony、親切過ぎる程にナイスガイ。Thanks a lot!



さて今宵の会場たるIsland到着。



ここは元々所謂囚人収容施設なりければ、入口より至る所に鉄格子塡められ、



捕虜若しくは囚人気分大いに堪能し得る次第、



トイレの案内も、その矢印指し示す先が「CELLS(監房)」とは是如何に。



成る程トイレとは正に監房独房の転用再利用、未だベッドも備えられれば、気が利いてるのか効いてへんのかどっちやねん。



今回の渡英に際しては、最終日がKing of NoiseことJojo広重社長とのギターデュオを予定すればこそ、いちびりてSteinbergerなんぞ持参する場合にあらねば、ロック魂を以てストラト持参、然ればそのストラトを分解解体しスーツケースにぶち込み持参せし次第にて、先ずは組み立て作業に取り掛かるべし。
サウンドチェックも済ませれば、Anthonyの案内にて、いざレコードハンティングへ繰り出さんと、先達ても訪れしPlastic Wax Recordsを急襲せり。



この衣装ええがな、ヒューマンシャワーのコスチュームにしたら、あのNANI君のドレスになんぼかなりと張り合えへんか。



レコードハンティングにて脳実噴出、至福感多幸感に満たされるや、界隈の韓国人が経営されるアジア食材店にて、おにぎりなんぞ所望、具は「Spicy Pork」にして、更にパッケージ頭頂部よりホットソースを注入下されば、それは韓流おにぎりの食らい方なるや、而して美味。



今宵先鋒を務めて下さりしは、スイスにて幾度か御目に掛かりし女性によるドローンソロユニットH、ストイックな演奏に徹されれば心地良し。如何せんホール後方よりの撮影なれば、ステージの様、全く不鮮明なれど、悪しからず。



次峰務めて下さりしは、電子音響ユニットHacker Farmにして、中盤よりオールドスクール・テクノの如きに変貌、愈々盛り上げて下さらん。



3番手を務めて下さりしは、自作楽器あれこれ駆使される女性Kathy Hinde、如何にもな現代音楽的音響にて音の彫刻の類い想起せり、是亦心地良し。



殿務めさせて頂きし私なれば、昨年1年通し展開せしと同ベクトル指し示すソロセットを、1時間に渡り展開、残念乍らボーカルマイク些か不具合あれど、是亦致し方なし。下のライヴ写真は、ネット上にて拾遺せし1枚にして、無断借用転載させて頂けば、悪しからず。



終演後、投宿先たるオルガナイザーHenry宅へ。今宵のスタッフの方々共々、結局午前4時まで飲み明かせば、流石に酩酊轟沈せり。


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