未明に大阪アジトより山寺へ帰還果たし、仮眠するや日課たる早朝山道入隊は寝坊にて断念。
コールドスリープに処せし鶏腿肉召喚、日頃より「鳥天」「鶏唐揚げ」「チキンカツ」は拵えれど、ふと「竜田揚げ」は無縁と気付けば、早速一度拵えてみんとす。然りとて思い返せば、半世紀余に及ぶ己れの人生に於いて「鶏の竜田揚げ」なんぞ食せし記憶ほぼ皆無、精々嘗てトラック運転手を生業とせし当時、マクドにて発売され話題になりし「チキンタツタ」所望、運転し乍ら食らわんとするや、千切りキャベツが溢れ捲り散乱、運転席が大惨事となりし記憶が唯一残される程度か。即ち「鶏の竜田揚げ」なる代物、実は食せし経験ほぼ皆無にして、これは我が人生に於ける「豚の生姜焼」同様、世間に於いて大層人気あれど、実は食せし経験あらざりしかな。況して「唐揚げ」と「竜田揚げ」の違いは何ぞや、ネットにて検索するや諸説あれど、何れも真偽怪しくして、結局判らず終いなり。然りとて紅葉が有名な奈良の竜田川に因むと聞けど、そもそも実家がある斑鳩は、正にその竜田川が流れ、紅葉祭も開催される御当地にして、然りとてついぞ最近まで「竜田揚げ発祥の地」なんぞと聞きし試しなく、凡そ地方B級グルメブーム興隆の最中、新名物として浸透させんと躍起になられし顛末か。
而してその「竜田揚げ」レシピ、結局「唐揚げ」との相違点も諸説あれば、こちらも諸説様々、結局は下味施せし鶏腿肉に、片栗粉を以て衣纏わせし次第。然りとてこれは私流「唐揚げ」レシピなれば、今まで「鶏唐揚げ」と信じ拵えしは「鶏の竜田揚げ」たりしか。結局何やようわからんし、美味かったらどうでもええ。
私の悪癖たる「揚げ序で」にて「天婦羅(海苔、玉子、人参掻き揚げ、竹輪磯辺揚げ)も拵えれば、
果たして「竜田揚げ」の場合、薬味やつけダレ何ぞや、そもそもそんなもん必要や否や、然れば手前勝手我流にて麻辣ダレ拵え添えし。
久々に「タイ風カニQ巾着」も拵えれば、
「黒酢もずく」と、
「大根、牛蒡、人参の味噌汁」も添え、
斯くして「鶏の竜田揚げ&天婦羅定食」堪能せり。
素麺を以て、久々に「混ぜ麺」拵えんとするや、素麺の上にレタスあらざればキャベツ千切り、玉葱、蟹蒲、葱をON! トムヤムペースト+ポン酢+胡麻油施し、更に擂り胡麻と自家製唐辛子オイル投下、茹で玉子も添えれば、是にて元祖空想似非ニッククッキング「タイ風混ぜ麺」完成、
豪快に攪拌して食らえば、懐かしき味わいかな。
鶏腿肉1枚を以て、今度は「チキンカツ」拵えし。キャベツ千切り、更には「蟹Q胡麻ポンサラダ」も添え、ワンプレートに盛り合わせるや、
「人参、キャベツの芯、セロリ、玉葱のスープ」も添え、
トンカツソースと、アメリカ人なら愛して止まぬ国民的ホットソース「Sriracha」を混ぜ合わせ添えれば、是にて「チキンカツプレートセット」堪能せり。
下山し買い出しに赴けば、小振りなつばす20尾入り特大パックを、298円也にて贖いし。
スーパー惣菜コーナーにて豚フィレカツ叩き売られれば衝動買い、ロースカツは重量級にて敬遠すれど、フィレカツならば未だ堪能し得る次第、丼にごはん盛るやキャベツ千切りON! 其処へフィレカツをON! 而してトンカツソースとアメリカ人なら愛して止まぬ国民的ホットソース「Sriracha」を混ぜ合わせしを投下、刻み青唐辛子と自家製唐辛子オイル施せば、斯くして予てより提唱するスパイシー和食の一翼を担うべき「スパイシーソースカツ丼」完成、
胡瓜、人参、玉葱をポン酢+胡麻油にて和えし「胡麻ポンサラダ」添え、
油揚げ、人参、大根、葱、生姜を以ての「五目スープ」拵えれば、
「黒酢もずく」も添え、斯くして「スパイシーソースカツ丼セット」堪能せり。
大阪弾丸ツアーやら寝坊等もあれば、数日ぶりに日課たる早朝山道入隊へ出撃、
定点観測。
山道中腹の展望地より、奈良盆地眺望之圖。
70分余の山道入隊完了、朝日に迎えられ無事帰還せり。
超速レシピ「瞬殺カレー」応用編たる「瞬殺スパイスカレー」拵えんとす。「瞬殺カレー」レシピ概ね踏襲すれど、最初の工程にて玉葱を炒める際、スパイスもぶち込み共に炒めれば、カレー粉投入の際も追いスパイスを以て代行、調理時間僅か15分足らずにて「瞬殺バターチキンベジタブルカレー」完成、いざ食らえば激烈に美味至極、而して再び「カレーの美味さと調理時間は決して比例せぬ」と証明せり。