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Channel: 大ぼら一代番外地
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第27回 案山子コンテスト@明日香村 稲渕棚田

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稀代の象景作家たる久保仁美先生が、明日香村は稲渕棚田にて開催されし「第27回案山子コンテスト」へ、今年も毎度乍らの問題作を出品されれば、是非に清き一票を投票せんとす。

今回は、久保先生公式InstagramFacebook等より、写真あれこれ無断借用転載させて頂けば、悪しからず。

 

 

今回の久保先生の作品は「オラが村からダイバーシティー」

 

 

文責敏腕マネージャー萱澤君に由る作品コンセプトも、毎回読み応え有り過ぎにして、久保先生の前衛過ぎる作品を、明日香の田舎にて展開される案山子コンテストなんぞに訪れる一般庶民諸氏諸兄おっちゃんおばちゃん達に、或る程度の理解示して頂く重要な役割担うものなり。

 

 

今年も数々の問題作並べば、いとおもろし。

 

 

 

果たしてこれは完成されしや否や、前衛ぶり素晴らしければ、

 

 

作品名は「心に花と」而して「人を思う気持ちを花に込めました。」とのコメント添えられれど、花は何処に。花は各人の心の中なれば、一見外からは見えぬと云われんや。

 

 

「まんが日本昔話」OPを立体化されし秀作、龍の表皮は木の皮を以て意匠され、更に足元にペダルあれば、それを踏むや龍が上下に動き、龍の子太郎も揺れる仕掛け、天晴れかな。

 

 

これは「スター・ウォーズ」のパルパティーン議長思わせれば、白きダース・シディアスかと見紛いし。

 

 

こちらは石舞台古墳ミニチュアを以て、飽くまでも案山子と云い張られる前衛ぶり、而して手を添えるや古墳が回転、悪の秘密結社に因る秘密基地の如き絡繰仕掛けさえ完備せり。

 

 

こちらは「ニョロニョロ物語」なる、チンアナゴとニシキアナゴ邂逅之圖を以て、今回のテーマたる「世界平和」表現されし作品。そもそも当案山子コンテストは、明日香村にて開催される「彼岸花祭り2022」の一環なれば、此処稲渕棚田に於ける彼岸花群生も見所とは云わずもがな。然ればこそ斯くも彼岸花咲き誇る場所を提供される作品こそ、明らかにシードたりしか。因みに久保先生は、毎度見事な程に彼岸花とは無縁の場所を充てがわれる次第。

 

 

この「案山子ロード」歩けば、凡そ皆様が案山子と見紛うは、防獣用電気柵コントローラーなり。

 

 

不覚にものんびり朝を過ごせば、投票会場へ到着せしは投票終了3分前、斯くして無事清き一票を投じ得し。

 

 

今回久保先生の応援に馳せ参じ下さりしは、旧友けいた氏、酔いどれ同志カイ☆マキ嬢、而して写真には写られねど職場関係の先輩ムジュンさんなり。

 

 

然れば私は酒宴のアテ「竹輪磯辺揚げ+赤ウインナー+グリークサラダ+ゴーヤー浅漬け+茄子のマリネ+万願寺の炊いたん」なんぞ持参、萱澤マネージャーこと通称「萱マネ」が、休憩所に椅子等確保下されば、開票結果発表まで酒宴に興じしとは、云わずもがな。

 

 

当初、開票結果発表及び表彰式は、午後3時と公式発表されし筈なれど、突如午後1時半よりと発表されるや、其の儘表彰式へ雪崩れ込む強行ぶり。斯くも晴天なれば何故か、凡そ関係各位の皆様が、早々に撤収したければこそかとは、果たして下衆の勘繰りか。

 

 

佳作より次々表彰続く中、

 

 

昨年はコロナ狂騒の影響もあればネット投票行われ、均かの海外からの得票まで集め佳作入賞果たされし久保先生なれど、今年はネット投票行われねば、地元の強力な組織票の前に惜敗、酒のみならず涙も飲まれし。

 

 

憖っか昨年は佳作入賞果たされればこそ、今年の作品は些か大衆への迎合日和も伺え、我々一同に其処を痛言されるや、いきなり居直り開き直り「よっしゃぁ〜!ほならやったろやないけぇ〜!お前らぁ、来年は見てろよぉ〜!」久保先生の叛逆的前衛魂に着火、而して酔いどれ同志カイ☆マキ嬢と連れ立ち、売店にて「シロップ抜き」かき氷確保されるや、

 

 

其処へハイボール施し、ハイパーコールドハイボール堪能されしとは云わずもがな。

 

 

周囲の白き視線一切関知せず、只管酒宴に興ずれば、愈々会場撤収の様相にて、我々一同も河岸変える可く移動せん。久保先生の作品「オラが村からダイバーシティー」今一度鑑賞、因みにガキ向けたらん「玉入れ」機能も完備されし。

 

 

久保先生、ムジュンさんと共に記念撮影、

 

 

更にけいた氏、カイ☆マキ嬢も加わり記念撮影。

 

 

斯くして稲渕棚田より撤収、毎度御世話になるお好み焼屋「あすか」急襲、

 

 

本日は休業なれど、懇意にする久保先生達ての希望たればと、女将さんが御厚意にて特別に開けて下されば、

 

 

「今日はお好み焼出来へんけど」との前置きにて「南瓜の炊いたん」やら、

 

 

「野菜天婦羅」やら、

 

 

女将さんが自身の晩御飯用にと贖われし「食堂楽の焼そば」まで提供下さり、感慨一入感無量。

 

 

更には絶品「芋天」と、

 

 

〆たる「糠漬け茶漬け」まで堪能せり。

 

 

気付けば日本酒一升瓶さえも空と化せり。

 

 

今年は残念乍ら苦杯舐められし久保先生なれど、来年こそは地元組織票を粉砕して余りある「吐き気がするほど糞アバンギャルドだぜ」な衝撃的大問題作の出品を、期待して止まぬ次第。来年も亦、是非に久保先生の応援に馳せ参じんと誓うものなり。

 

 

敏腕マネージャー萱マネに由る詳細顛末記は、久保先生公式InstagramFacebookにて拝読可能なれば、流石は稀代の象景作家の文責務められるその文才ぶり、超濃厚長文にて御堪能あれ。

 

 

 


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