投宿先たるMagasin4内ツアーバンド用宿泊部屋にて、午前8時過ぎ起床するや、ツアーマネージャー兼ドライバーMorganは、日課たる朝のトレーニングに汗流される次第。
片や私は、昨夜のハイパー痛飲のダメージ残せば絶不調なれど、僅か一夜にて空にせし夥しき赤ワインのボトル眺めれば、自業自得とは云わずもがな。
取り敢えず何か食らわんとすれば、今回はフライトに於ける受託手荷物重量制限にて、ライフラインたる調理器具一式や調味料の類いも持参諦めれば、唯一クッション材として詰めし即席麺召喚、是亦唯一持参せし調理器具「チンマシーン」ことダイソー製レンジ調理器温野菜召喚し、其処へぶち込むや、
注水し電子レンジにて8分加熱、中子にて湯切りも簡単至極、
出発前に、大阪アジト界隈の激安スーパー玉出の惣菜コーナーにて贖いし「イカ唐揚げ」を、リュックの底に忍ばせれば召喚、
茹で上がりし麺にON! 更に昨夜の「大根おろし」「支那竹」「水餃子用 酢味噌ダレ」残党もON! 七味山椒施せば、是にてインプロリサイクルクッキング「烏賊唐酢味噌おろし麺」完成、酢味噌ダレと大根おろしの邂逅素晴らしく、痛打食らいし胃袋には優しきかな。
Peterがブレックファースト御用意下さりにければ「オムレツ＋ハム＋チーズ」頂戴せり。
ツアー初日のミッションとは、何を措いても物販商品棚卸しにして、物販部隊ジョンソン社長と影のCEO東君の陣頭指揮の下、全員総動員にて勤しむ次第。
今宵はツアー初日なれば、2時間余のドライヴにてオランダはUtrechtへ。
先ずは投宿先たるホテルへチェックインせんとするや、入口傍らを指差す東君、この地面に埋まる代物は灰皿なりけり。
今回のツアー道中譚、備忘録がてらホテルの部屋の写真なんぞ掲載せんとすれば、先ずはツアー初日之圖。当然乍らNANI君と同室なり。
会場入りまで1時間余せば、今回のツアー用にと、予めMorganに依頼し購入せし中古ギターをチェックせん。如何せん受託手荷物の重量制限対策にて、ギター携行せねばこそ。
砂十島画伯、ドラムヘッドアート制作之圖。
扨、今宵の会場へ向け出発すれば、道すがらオランダなればこそ風車発見、空かさず写真撮影に勤しむジョンソン之圖。
今宵の会場dB'Sへ到着、いきなりソールドアウトと知らされれば、幸先良き幕開けかな。
店のスタッフが「ビールかコーヒーか飲みますか？」と尋ね下されど、休息は後程と疾風の如く機材搬入するや、サウンドチェックも速やかに完了せり。
更にACID MOTHERS TEMPLE SHOPZONE開店準備に勤しむ次第。
全て準備完了するや、晩飯はテイクアウト下さりし中華料理アラカルトにして、
各人装い盛り付ければ、日本より持参せし青唐辛子も添え食らいし。極薄味嗜好の私には、少々濃厚な味付けなれど、充分に食し得るレベルなれば、問題なく頂戴せり。
我等が盟友にして偉大なる先輩「組合長」が、大英帝国より遥々馳せ参じて下されば、3年ぶりの再会祝し乾杯。
東君と組合長、見間違われるも珍しからぬ程なれば、均か影武者作戦策謀中か。
今宵はツアー初日にして90分セットを予定、取り敢えずは先の国内ツアーセットメニューを踏襲しつつ、新たな展開を模索せんとすれど、珍しくも時間経過が己れの体内時計と随分ズレる様にして、体力配分を明らかに失敗せしか、最後の30分切る辺りから猛烈な疲労感襲来、斯様な経験は長きミュージシャン生活に於いても極稀なれば、これも3年のブランクに起因するものかと懸念しつつ、精魂尽き果てるまで怒涛の疾走を以て、遂に大団円迎えれば幕。終演直後、NANI君よりの指摘にて、実は90分ならぬ120分セットたりし事実発覚、全ては私の勘違いに起因すれば、成程全て納得。
ツアー初日にして大いに疲労困憊のみどころか、持病たる坐骨神経痛と腰痛も再発、然りとて未だ45公演残せば、果たして私は千秋楽まで無事完遂し得るや否や。今回も亦、波瀾万丈の長き道程待ち受けるか。
今宵のセットリスト：
1. Astro Intro ~ Blue Velvet Blues
2. Dark Star Blues
3. Santa Maria
4. From Planet Orb With Love - Good-Bye Mrs. Uranus
5. Flying Teapot
6. Sparkling Pink Lady Lemonade ~ La Novia ~ Pink Lady Lemonade
7. Cometary Orbital Drive
ネット上にてライヴ写真の拾遺叶わねば、悪しからず。
撤収後、ホテルへ直帰すれど、時差ぼけ勃発か睡魔は何処。眠れぬ儘に朝を迎えし。
NANI君のブログも並走されれば、是非に御併読頂きたし。