靄か霧か霞か雲かは存ぜねど、毎度乍らの白き朝、
日課たる早朝山道入隊へ出撃すれば、定点観測。
合挽ミンチを以てトルコ料理「キョフテ」レシピ踏襲しつつも、その形状はハンバーグなる「キョフテバーグ」拵えれば、特製ヨーグルトソース添え、サラダと盛り合わせるや「キョフテバーグプレート」堪能せり。
晩酌に興じんとすれど、相変わらず調理への興味喪失中故に回転円卓召喚するに至らず、
然れば「鰤と平目の刺身盛り合わせ」を筆頭に、
揚げ物程度なら調理意欲あらざるとも問題なし、手早く「天婦羅(海老、長芋、祝蕾、牛蒡と人参と生姜の掻き揚げ、竹輪磯辺揚)」拵えれば、
而して先達て「おでん出汁スープカレー」拵えし際に大根ぶち込めば、その残されし大根の皮を以てのリサイクルクッキング「金平牛蒡大根」なんぞも加えアテとせり。
鯛アラが投げ売りされれば、是を以て久々に「鯛の骨蒸し」なんぞ拵えし。仕上げはストーブに委ねるや、傍らにて燗を付けし。
斯くして熱燗呷りつつ「鯛骨蒸し」大いに堪能せり。
如何せん石油ストーブフル稼動にても、精々室温3度程度と酷寒惨状なる明日香の山寺、熱燗こそがライフラインと知れ。
「鯛の骨蒸し」堪能せし翌朝は、土鍋の残党に、コールドスリープに処し久しきごはん、何せ欧州ツアーより帰国以来、謎の炭水化物拒否症候群発症中なれば、いつ炊きしか既に記憶も朧げな代物を召喚投下、斯くして「鯛骨蒸し〆雑炊」なんぞ拵えし。ごはんと云えど僅かに1/4合、仏さんのごはん大盛の如し、果たしてこの程度のごはんなれば、そろそろ食し得るや否や、確認の意も含め、いざ食らわんとす。
雑炊拵えるのみとは大いに手持ち無沙汰、然れば「粕汁」なんぞも拵え、
更には勢い余り、昨夜と同じラインナップたる「天婦羅(海老、長芋、祝蕾、牛蒡と人参と生姜の掻き揚げ、竹輪磯辺揚)」まで揚げ、
斯くして「〆雑炊天婦羅御膳」なんぞ堪能せり。
果たして凡そいつ以来か、久々に食らう米は大層美味なれど、その重量感も久々にして、斯くも僅かな米ですら、案の定1時間後に体調急降下、矢張り謎の炭水化物拒否症候群は、未だ解消に至らざりし。
矢張り酷寒の冬は鍋とばかり、土鍋の鍋底に出汁昆布敷けば豆腐をON! 而して白菜と大根布陣、
酒適量注入し蓋閉じるや加熱、白菜が蕩ける程に煮えれば、
水菜投下、続けてその上に牡蠣投下、岡田味噌醤油の麦味噌添え、
再び蓋を閉じひと煮立ち、
鯖1尾捌き着陣すれば、是にて「鯖しゃぶ&牡蠣味噌二つ巴鍋」堪能せんとす。因みに鯖アラは別途手鍋にて煮るや、鯖出汁抽出し土鍋の煮汁へ加えし次第。
その鯖アラを解し、胡瓜共々ポン酢+酢にて和え、インプロクッキング「鯖ざく」拵えし。
鍋用意の傍ら、手持ち無沙汰なれば「玉子焼」なんぞ拵え、
更には先達て「鯛の骨蒸し」拵えし際の残党たる鯛皮を湯引きに処すや、胡瓜と蟹蒲と共に、ポン酢にて和え、斯くして「鯛皮ポン酢」とせり。
而してチンマシーン駆使せしイージークッキング「菊芋の煮っ転がさず」も添えるや、今宵のアテ全て着陣せり。
先ずは麦味噌溶かしつつ「牡蠣味噌鍋」とするや、
堪らぬ美味さに舌鼓乱打せり。
続けて「鯖しゃぶ」に興ずるや、
是亦至福の美味さにて昇天、
愈々御機嫌に熱燗呷り続ければ、
挙句酔うては今宵もアコースティックギター爪弾き呆けし。
前夜の「鯖しゃぶ&牡蠣味噌二つ巴鍋」残党をリサイクルすべく、コールドスリープに処されし水餃子とロールキャベツ召喚、土鍋へ投下するや、トムヤムペーストも投下、序でに冷蔵庫にて忘れ去られつつありし蟹蒲も投下、斯くしてインプロリサイクル空想似非ニッククッキング「タイ風水餃子鍋」拵えれば、
白菜や大根は一瞬して蕩け消滅、異国情緒溢れる味わい堪能せり。