ヴィッキーことVictoria Shen大推薦、New Yorkを拠点に活動する先鋭ギタリストDrew Wesely初来日大阪公演にて、私もソロにて出演なれば、会場たるenvironment 0gへ到着せり。
一昨日も河端一 + Wamei @桜川 environment 0gにて、此処environment 0g訪れれば、いやはや大変御世話になる次第にて、感謝するばかりかな。
今宵先鋒務め下さりしは、ラップスチールギター駆使される2o2氏、完全に恍惚系アンビエントドローンを化されれば、壁に浮かぶ氏の影がその恍惚音響と相俟るや、何やら前衛影絵を鑑賞するか如き気分かな。
次鋒務めさせて頂けば、今宵は久々なるギタードローンに終始せり。弓弾きやグリッサンドギターのみならず、ヴィッキーの発明品たる「V-bow」も駆使すれど、今宵はRoland JC-120をDrewに譲れば、Voxのギターアンプとベースアンプを併用、然れど矢張りVoxは、轟音ギタードローンのライヴには不向きにして、些か音色的に苦戦強いられしは仕方なし。
此処environment 0gにて、轟音ギタードローン演奏する次の機会あれば、その時は是非にもRoland JC-120とベースアンプの併用、更には此処のえげつないサウンドシステムも併用させて頂き、アストロ轟音ドローンの小宇宙を現出させたしと目論むものなり。
ライヴ写真ネット上にて拾遺叶えば、此処に無断借用転載させて頂く次第、悪しからず。
三番手務められしはDrew Wesely、ピックアップのみならず、ギター本体にマイクも別途装着されれば、弓弾きも駆使しつつストイックなカットアップ的演奏から、プリペアドギターに至るまで、繊細な音を重ね紡ぎ上げられし。
最後に全員セッション行えど、Drewがギターアンプ2台共使用すれば、私はベースアンプのみ使用せり。然れどベースアンプは、そもそもギターアンプと併用すればこその変則的セッティング施し、ギター本来の音色に該当する周波数
カット気味たれば、当初その旨すっかり失念、己れの音が全く聴こえぬ有様にて漸く気付く体たらくぶり露呈せり。演奏自体は、この手のセッションにては可成り上出来たらん、実験的異形ギターアンサンブルを形成、三者三様の音が重層的立体的に交錯、無事着地点へと御案内も叶い幕。
然れど私は常々、所謂「即興系」ライヴに於ける「では最後に皆でセッションを」たる流れに違和感しか抱かねば、況してその演奏が、自分他人の演奏問わず、本編よりも音楽的に上出来たりし試し知らず、単なる御来場下さりし皆様へのファンサービス的アンコールにしか思えぬ次第。
嘗て一度「最初に全員のセッションから始めてみたい」と提案実行せしライヴあれど、是はなかなか興味深き結果招けば、仮令全員セッション行うならば、其の夜の先鋒たるべしとは余りに極論か。
今宵、河端一 solo @environment 0gへ御運び下さりし皆様、どうも有り難う御座いました。
終演後、御来場下さりしJuriさんやWamei君達と、カウンター界隈に屯ろ、日本酒片手に歓談。而して一昨日同様、亦しても地下鉄終電にて大阪アジトへ漂着帰還せり。