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Channel: 大ぼら一代番外地
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Houston

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何か兆し感ぜられし朝、然りとてその朝も、頗る快晴にて迎えられし。



午前5時起床、久々に酒飲みし故か、些か頭痛に苛まされし有様。朝飯を食らわんと、セロリ、玉葱を調理鋏にて刻み、昨日漸く購入せししりしり器を以て、人参をしりしりに処せば、茹で上げし即席麺にON! 冷蔵庫より失敬せしサルサを投下、更に食卓上に放置される謎のクレール系シーズニング・ミックスを施せば、これにてインプロクッキング「謎のクレール系混ぜ麺」完成せり。いざ食らえば、このシーズニングミックス、なかなか刺激的味わいにして美味。



道中弁当を拵えんとすれば、ごはんに牡蠣缶を投下、和えればこれにて即席「牡蠣飯」にして、亦してもセロリ、玉葱を調理鋏にて刻み、からしマヨネーズを以て和え、トマトを添え、失敬せし大蒜共々炒めし玉葱ステーキをON! 仕上げにタイムを散布、然ればインプロクッキング「牡蠣飯+玉葱ステーキ+からしマヨサラダ」完成せり。道中にて食らえば、牡蠣飯が美味なるは当然、玉葱ステーキが是亦、その甘味と大蒜風味の調和を以て、大いに美味。惜しむらくは、牡蠣飯に刻み葱施したしと思われし一点か。



いざHoustonを目指し爆走すれば、前方に何たら黒煙立ち籠める様を発見。







均か車が炎上中か。







トラックの荷台が炎上中なり。



然ればSan Diegoのアシッドフォーク・トリオたるMaquiladoraの5thアルバム「House All on Fire」のジャケットなんぞ思い出せり。



亦しても、彼岸なんぞ伺えぬ程に遥かなる水面に架けられし橋を爆走、



更には森林湿地帯を貫く是亦果てしなき架橋を爆走、はてさて斯くも無限に続かんと思われる橋、一体如何にして架けられしか。



前方を走るトラックの荷台を見れば、紛う事なく元FBI特別捜査官ウインダムRが、死体を籠めし巨大チェスの駒を、正に運搬中にして、次の一手は何処へ。



こちらは御存知、そのウインダムRに由る死体入りチェス駒なり。



彼方にて亦しても黒煙立ち上れば、





これは均か、



車が爆発炎上中、今日はどないなってんねん。







対向車線なれど、擦り抜ける際、大層熱き限りにして、いやはや正に地獄絵図の如しか。



而してこちらは、惨状のイメージ画像なり。



トラック連続炎上爆発、ウインダムR登場と、斯くも猟奇犯罪の匂い立ち籠め来れど、人生を謳歌する達人みつるちゃんは、大好物たるスナック菓子を貪るばかり、流石。



而してガソリンスタンド内売店にて、スナック菓子を手に御満悦の表情、



斯様なみつるちゃんを、パパラッチ宜しく盗撮される兄ぃ、如何せん兄ぃとみつるちゃんは、facebook上に於いて「仁義なきハゲデブの戦い」展開中なれば、



この兄ぃの何とも云えぬ笑顔、実に恐ろしきかな。



Houston到着するや、我等がGODことJustinに連れられ、レコード屋「Sound Exchange」を急襲せり。



「Uneasy listening」とは、いとをかし。



先日8トラのデッキを購入されし津山さんなれば、早速Mike Oldfield「Tubular Bells」入手果たされし。何せ「Tubular Bells」コレクターとして知られる津山さんなれば、LPは英オリジナルは勿論、世界各国盤、企画編集盤、プロモ盤ずらり揃えられ、カセットすら各種あれどジャケット横位置縦位置まで網羅、然れば遂に8トラも網羅と相成れば、斯くなる云わしたり顔も、大いに納得至極に御座候。



今宵の会場Fitzgerald's到着。界隈散策すれば、均かレコード屋「Heights Vinyl」発見、いざ突撃するや、ええ感じに緩き塩梅の店主曰く「Fuck!! あんた、Acid Mothers Templeの人じゃないのか? 俺は昔からの大ファンなんだぜ、俺の店に来てくれるなんて光栄だぜ!」いきなり面割れれば、迂闊に手ぶらにて撤収なんぞ論外、せめて何か購入せねば とあれこれ物色するや、店主何やらレコードを手に「こいつはサイコーに御機嫌なサイケデリックアルバムなんだぜ!」この手の歓迎有り難けれど、大いに面倒至極にして、結局カスコーナーよりLP数枚、更に復刻新品EP1枚を抜けば、曰く「OK!! 持って行きな、俺はあんたの大ファンだからな!」何と全て無料にして下されば恐悦至極、面割れにて面倒なれども、結果有り難き限りかな。



晩飯は、ベトナム料理店よりの出前による賄いにして、私は「トムヤムクン」を所望、然れど海老僅か中サイズ4尾に留まり、味わいも眉唾、然れどサイズはアメリカン、況して此処はアメリカ人さえ驚愕される、超特大サイズの国テキサスにして、スープ飲み干せば腹はち切れんばかり。



今宵は、我等が前座たるPerhaps以外に、もう1バンドあれば、先鋒を務めて下さりしそのPink Mountain Topなるバンド、熱演の勢い余りどんだけ演奏続けるねんな、斯くしてタイムテーブル大きく遅れしとは云わずもがな。



Perhapsの熱演後、我々の出番と相成れど、いきなり東君のシンセと、私のFuzzペダルにトラブル勃発、大いに苦戦強いられれども、盛況にて幕。ライヴ写真1枚をネット上にて拾遺叶えば、無断借用転載させて頂きし、悪しからず。



今宵はホテルに投宿。何と誰が想像し得しか、テキサスなれど斯くも冷え込めば、均かヒーターすら稼働させる始末、何かと謎な出来事ばかり勃発せし本日かな。
斯くしてHoustonの夜も更け行きし。


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