今やインド古典音楽家として、国内は固より本場インドにても活躍されるカネコテツヤ&ユキ夫妻、亦御二方共にインド古典音楽に留まらぬ幅広き活動展開されれば、意外な場所にて意外な御仁と共演されもすれ、特にユキちゃんに至っては、みつるちゃんとデュオにてライヴアルバムもリリースされ、昨日までレコ発国内ツアーを行われしも記憶に新し過ぎならん。
扠、その御二方こと金子夫妻と私が「Floating Flower」なるラーガ・フォーク・ユニットを結成し2枚のアルバムをリリースせしとは、知る人ぞ知る次第ならんと思えど、この2枚のアルバムは、90年代末にAMTレーベルより各々100枚限定CDRにてリリースされるや、海外にて好評を博し、LPやCDにて復刻もされし経緯ありて、今尚入手困難アイテムとしてプレミアも付く有様なり。2ndをリリースせし1999年当時、金子夫妻は音楽修行の為に渡印、幾許か時を経てインド古典音楽家として身を立てられれば、時同じくして私もAMTが海外にてブレイクするや多忙を極め、自ずからFloating Flowerは自然消滅せし顛末たれど、時季は巡り奇しくもユキちゃんと12年ぶりに再会、而して金子夫妻が明日香の山寺を訪ねて下されば、Floating Flower活動再開の話なんぞへ至り、その後ユキちゃんと共演の機会を経て、ひっそりFlating Flowewr名義にての新譜録音も始めるや、遂には過ぐる7月、Floating Flower結成以来初ライヴも行い、来たる12月12日(金)即ち「Acid Mothetrs Temple祭」前夜、名古屋は覚王山のAlphavilleにてワンマンライヴも決定、然れば現在入手困難たる2枚のアルバムも復刻せんと思い立てば、急遽「FLOATING FLOWER 1st+2ndアルバム復刻記念ワンマン・ライヴ」と相成りし次第。
今回この2枚のアルバムをCD復刻するに当たり、御贔屓にさせて頂くCDプレス工場の担当者へ連絡、如何せんAMTレーベルよりのCDリリースは、2012年12月にリリースせし「ギガサイケ」以来にして、久々に音源マスターを送付するや、何と「このファイル形式にての入稿は受付不可」との連絡あり、担当者曰く「DDP若しくはISOデータのみ入稿可」なりけりて、何やねんそのDDPとかISOって?DDPファイルへの変換は、専用ソフトウェアが必要なりけれど、ライヴ前日より逆算しての入稿〆切が何と本日中とまで迫れば、結局私の手には負えぬ代物と判断、これより8時間以内にてDDPファイルへ変換して下さる親切な御仁は居られぬか、溺れる者は藁をも掴むとfacebookへ投稿、有り難くもフレンドの方々がシェアして下さり拡散、然ればアメリカのエンジニアの方が、無料にてDDP変換を申し出て下さり、何と現地時間午前3時まで作業して下さりし末、無事DDPへの変換完了、更にはファイルと共にDDP Playerも贈呈下さればチェックも叶い、斯くして無事〆切までに入稿果たせし顛末なり。いやはや他人の親切つくづく身に沁み入りし次第、然りとて改めて知らしめられしとはfacebook恐るべし。
今回の「1st & 2nd」CD復刻のプロモーションとして、1stアルバムより「雫のように」をSoundCloudにアップすれば、こちらより視聴頂き得るものなり。
勿論12月12日(金)「Floating Flower 1st+2ndアルバム復刻記念ワンマン・ライヴ」@名古屋Alphavilleにて、この復刻CD「1st & 2nd / Floating Flower」先行販売せんとす。
折角なれば金子夫妻のプロフィールを、此処に転載させて頂く次第。
■ カネコテツヤ
日本唯一のパカーワジ(インド両面太鼓)奏者。1986年ギターを始め、1999年までバンド活動を勢力的に行うが、2000年インドに渡り両面太鼓パカーワジを始めると同時にピタと弾くのを止める。北インドにて巨匠Pt.シュリカント・ミシュラに師事し日印両国で活動する。2004年度第29回ドゥルパドメーラにてゴールドメダルを受賞。近年はインド音楽界の巨匠達との共演も果たしている。日本ではフジロック(新潟)や渚音楽祭(東京)などのロックフェスティバルにも出演。2011年バンド「float」で11年ぶりにギターでの活動を始める。2014年3月 1stソロアルバム「HOW BEAUTIFUL」リリースを切っ掛けにギターソロでの演奏活動も始める。 pakhawaj.blogspot.jp
■ 金子ユキ
日本では数少ないインドスタイルのヴァイオリニスト。1990年代はギタリストでシタールギターなども演奏し様々なバンドで活動。サイケデリック・ミュージックや即興演奏を追求していくうちにインド音楽に辿り着く。2001年よりインド・バラナシにて北インドスタイルのヴァイオリンをDr.Mohanty にテクニックの基礎から習い、数年後にはボンベイにて Dr.N RAJAMにガヤーキ(歌)スタイルのヴァイオリンを習う。 2008年Dr. L Subramaniamの来日コンサートの際に衝撃を受け、師事する事になり現在に至る。インド古典音楽の演奏の他にも、エレクトリック・ヴァイオリンやシンセサイザーも使用し、自身のバンド「float」やその他のバンドのサポート、即興演奏などで様々なアーティストと共演するなど、ジャンルレスな活動をする。http://yukiviolin.jugem.jp
カネコテツヤ&金子ユキ夫妻のパカーワジ+インドバイオリンに由るライヴ動画はこちら。
12月12日(金)は「Floating Flower 1st+2ndアルバム復刻記念ワンマン・ライヴ」@名古屋Alphavilleへ、12月13日(土)は「第13回 Acid Mothers Temple祭~志村浩二サヨナラ公演~」@名古屋Tokuzoへ、12月14日(日)はSky Shine (河端一 + liquidbiupil) @彦根スミス記念堂へ、是非是非御運び下さりたし。
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■12月12日(金)@名古屋 Alphaville (052-764-2644)
http://www.alphaville.asia
「FLOATING FLOWER 1st+2ndアルバム復刻記念ワンマン・ライヴ」
FLOATING FLOWER (金子ユキ + カネコテツヤ + 河端一)
open 19:00 / start 20:00
予約¥2000 / 当日¥2500
予約&問い合わせ:info@alphaville.asia(アルファヴィル)
今年7月に、1998年の結成以来初ライヴを行ったFloating Flowerが、1stと2ndアルバムのCD復刻に合わせ、再びライヴを行う!
Floating Flowerとは、Acid Mothers Templeの河端一と、インド古典音楽家カネコテツヤ&金子ユキ夫妻にて結成されたフリー・ラーガ・フォーク・ユニット。1998年と1999年に、Acid Mothers Templeレーベルより2作品をリリースするや、海外各誌にて絶賛され、幾度もCDやLPにてリイシューされている。1999年の金子夫妻渡印以来、長らく活動休止していたが、昨年よりぼちぼち活動再開。試聴はこちらやこちらより。
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■12月13日(土)@名古屋 Tokuzo (052-733-3709)
http://www.tokuzo.com
「第13回 Acid Mothers Temple祭」
志村浩二サヨナラ公演!
2006年秋の欧州ツアーより丸8年、AMT宗家のドラマーを務めた志村浩二は、今年9月に行われた台湾&香港ツアーを最後に脱退したが、矢張り最後の花道は祖国日本で飾るべく、今回のAMT祭に特別ゲストとして招聘!AMT宗家ドラマーとして最後の姿を、脱退を惜しむAcid Brothers & Sistersの為に今一度披露!魂と肉体を削る渾身のドラミングを見届けるべし!
志村浩二を擁するラインナップ最後の公演、8年間の集大成として、今ここに完全に燃え尽きるべく、轟音サイケデリアとして築き上げた一時代に、自らの手を以て幕を引く!最後の刹那を目撃せよ!そして今夜だけは、とことん名残惜しがるがいい!光の魔術師liquidbiupilの手により現出するサイケデリック亜空間で、またひとつの時代が完全に燃え尽き消滅する!
ACID MOTHERS TEMPLE & THE MELTING PARAISO U.F.O. :
津山篤:bass, voice
河端一:guitar
東洋之:synthesizer
田畑満:guitar, guitar synthesizer
[special guest] 志村浩二:drums
with
liquidbiupil:light show
open 17:30 / start 18:30(開場開演時間が通常よりも早いので御注意下さい)
adv 2800円 / door 3000円
志村浩二(通称「兄ぃ」)略歴
1962年東京に生まれる。小3のお年玉でラジオを買ったのがきっかけで音楽に目覚める、ちょうど1972年ポップス花盛りの時代。中学入学の頃から300円映画に通い始め、中2の夏休みからはライブハウス通いにハマる。高校時代は音楽の趣味を捨てラグビーに走るが、高3の全国大会予選敗退のショックから読書に走る、以降今まで読書青年のつもり。1985年電波管理法違反により逮捕。好きな事は女の子と写真を撮る事。嫌いな物は田畑満。
1984年ドラマーとして「Sカルマ」に加入したのが音楽歴の始まり、以降1992年解散時までマネージメント、企画兼ドラマーとして活動。1989~90年「High Rise」に参加。1990年「White Heaven」にベーシストとして加入、自身のレーベルNoon Diskを立ち上げるが数タイトルリリースしたところで、労力に収入が追いつかない事に気づき撤退。自身のブッキングによりヨーロッパツアーを敢行するが、それがきっかけでバンドは解散状態に陥る。ベーシストとしては2000年代中頃まで活動。1998~2000年「Mainliner」にドラマーとして参加。2000~02年「High Rise」に再参加。2000年自身のバンド「みみのこと」結成。2005年「Acid Mothers Temple & The Cosmice Inferno」に加入。2006年「Acid Mothers Temple & The Melting Paraiso U.F.O.」に加入。2013年「Mainliner」活動再開、今に至る。
● ベース参加バンド:White Heaven, 暴力温泉芸者, 渚にて, 狼の時間, 羽野昌二グループ, 山内テツバンド。
● ドラム参加バンド:Sカルマ, High Rise, Mainliner, Splender Mistic Solis, 宇宙エンジン, 金子寿徳, Overhang Party, Shé-SHIZU, Muminous Eye, Acid Mothers Temple, みみのこと。
■AMT祭恒例の津山篤による爆笑オークションあり。今年もどんなレアものや珍品が登場するやら。
■SHOPZONEでは、新譜も旧譜も含めた在庫一掃セール!
■完全限定「第13回AMT祭Tシャツ」を当日会場のみで販売予定。枚数/サイズに限りがございますので、お買い求めはお早めに。
■今回も前売特典として、会場入口にて前売券と引き換えに特典CDRをプレゼント!前売券を御購入の方はもれなくゲットして頂けますが、Tokuzoでの電話予約分や当日券は対象外となりますのでご注意下さい。
■メンバーによるフリーマーケットも開催。掘り出し物もあるかも?
■終演後はTokuzoにて、恒例「AMT忘年会」を行いますので、皆さん是非ご参加下さい。
<アクセス>
名古屋駅より地下鉄東山線「藤が丘行き」もしくは地下鉄桜通線「野並行き」にて「今池」下車(名古屋駅より約10分)今池10番出口より徒歩2分。
<遠方からの御越しを予定されている方々へ>
終演時間は22時を予定しております。(騒音問題の為、22時以降になる事はありません。)
東京方面最終「のぞみ」は22時10分名古屋駅発の為、日帰りされる方は23時30分名古屋駅前発東京行き深夜バス「ドリーム号」の御利用をお薦めします。他にも24時15分発まで格安深夜バスが何便もございます。
大阪方面最終「のぞみ」は22時57分発ですので、日帰りは充分可能だと思われます。
Tokuzo周辺及び名古屋駅周辺には格安ホテル多数ございますが、週末ですので予め御予約されておく事をお薦めいたします。
Tokuzoは午前5時まで居酒屋として営業しておりますので、始発まで飲み明かす事も可能です。
またTokuzo周辺には朝まで営業している居酒屋や漫画喫茶、サウナ等多数ございます。
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■12月14日(日)@彦根 スミス記念堂 (0749-24-8781)
http://smith-meeting.com
SKY SHINE (河端一 + liquidbiupil)
open 14:30 / start 15:00
door 2500円(限定30名)
問い合わせ:bo-cyan@hotmail.co.jp(KIKURI/野本)
今年もAMT祭翌日にスミス記念堂で演ります!今年正式始動した音と光のコラボユニット「Sky Shine」も、その初コラボは此処スミス記念堂だった。そしてまたスミス記念堂へ還って来る。
(以下チラシより転載)
「スミスに始まり、スミスに還る」
Acid Mothers Temple総帥にして、恍惚ギタードローンの開祖河端一と、光の魔術師liquidbiupil、2010年の河端一スミス記念堂シリーズライヴ最終回のサプライズ、2013年の河端一+liquidbiupil@スミス記念堂での共演を経て、各地で絶賛を博したユニットがSky Shineの名を冠して遂に本格始動。
宮大工の手になる雅な木造建築教会堂、その木目を、梁を、天使を、彩る音と光の錬金術、スミス記念堂内にサイケデリック亜空間を現出させる。めくるめく宇宙曼荼羅、光の下二つの影は一つに。
2014年の最後を締めくくるSky Shine決定版、Acid Mothers Temple祭の翌日は、スミスで会いましょう!
<アクセス>
彦根駅より徒歩20分程度、タクシーで1000円前後。
最寄駐車場・京橋口駐車場(2Hまで200円、1Hごとに100円)
途中、彦根城や夢京橋キャッスルロードなど観光スポットも多数ございます。出来れば、彦根散策を楽しみながらお越しください。彦根駅、観光案内所で無料配布されている彦根城観光地図を求められることをお勧めします。
JR東海道本線新快速で、京都より47分、大阪より1時間16分、名古屋より東海道線で1時間26分、東海道新幹線なら米原乗り換えで36分。
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Floating Flower / 1st & 2nd CD復刻!
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