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Channel: 大ぼら一代番外地
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耄碌貪飲餮食譚 睦月(前編)

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今冬は思いの外、豪雪に見舞われねば、



未だ雪掻き道具の出番も無し。



然れど元居候猫ロイド御用達水飲み場たる手水鉢は、底まで凍り付きしのみならず薄雪も被れど、



彼奴め、参上せしとの足跡残せり。



いざ下山せんとすれば、



七曲がりを越え、



雪化粧施されし石舞台古墳を横目に、いざ大阪アジトを目指さん。



今年も懲りずに鰺フライを食さんとすれば、千切りキャベツ共々ごはんにON! 斯くして「鰺フライ丼+白菜の味噌汁」食せり。鰺フライに施せしは、毎度乍らハバネロソースとは云わずもがな。



サイケ組新年会の残党たりし「チキンカレー+トマトごはん」召喚、序でに「タイ風コールスロー」も拵え食らえば美味。



果たして自宅にて焼肉なんぞに興じんとするはいつ以来か、凡そ記憶なければ随分以前の事にして、そもそも四十路を迎えし以来、年々肉を食らう事も少なくなれば、焼肉なんぞに興ずるも大いに稀と相成りしか。然れば年末の魔境3次会の残党たる肉あれこれ召喚、



野菜とごはんも添えれば、付けダレには、エバラ焼肉のタレ、おろしポン酢、ハバネロオイル+四川辣油+花椒粉の3種を用意、



いざ鉄板にて焼けば、独り焼肉大会開催せり。付けダレは、おろしポン酢が美味とは当然、ハバネロオイル+四川辣油+花椒粉が斬新な美味さにて痺れ捲りかな。



某海鮮系居酒屋にて、日本酒呷りつつ「牡蠣」やら



「ミル貝」やら



「間八」やら堪能せり。



コールドスリープに処せし生秋刀魚を召喚、毎度乍ら塩打たず焼けば、櫛切り檸檬を添えるのみにて充分と知れ。斯くして「焼き秋刀魚+自家製白菜浅漬け+味付海苔+白菜の味噌汁+ごはん」食せり。



頂き物たる猪肉を解凍、夏期に得られし獲物なれば、脂少なく鍋物や煮物には適さぬと伺い、



然れば筋切り施せし後、全て「猪カツ」として仕込みし次第。



更には仕込み掛けの駄賃と、大好物「牡蠣フライ」も仕込みし次第。



然れば「牡蠣フライ+タイ風コールスロー+大根の味噌汁+ごはん」食せり。



亦してもサイケ組新年会の残党あtる「ラフティー」召喚、



その他冷蔵庫に眠る残党共を以て「百合根と椎茸入り炒り玉子 タケシオイル添え」



「つまの山椒煮」なんぞ拵えれば、



斯くして「ラフティー+百合根入り炒り玉子 タケシオイル添え+つまの山椒煮+ごはん」食せり。



今年は新春より革命的雑煮に創意工夫すれば、茄子をぶち込みし「茄子のカレー餅巾着雑煮」拵えし。市販の固形カレールーの類いは使用せず、己れにて適当にスパイス調合せし代物なれば、クミンとカルダモン芳しくして大いに美味。



更には豚肉、菊菜をぶち込み乍らも京風白味噌を以て「白味噌豚餅巾着雑煮」拵えし。甘めな白味噌の風味芳しくして上品至極、大いに美味なり。



味噌煮込みうどんと紅生姜掻き揚げの相性の良さは、以前より述べる処なれど、愈々味噌煮込みうどんの為の掻き揚げを極めんと、奥義と思しき牛蒡+玉葱+紅生姜を以て、究極の掻き揚げを拵えんとす。



これを「寿がきや 名古屋名物 味噌煮込みうどん」にON! いざ食らえば、紅生姜の風味に、玉葱の甘さ、牛蒡の芳しさが交歓、大いに美味とは云わずもがな。是にて遂に味噌煮込みうどん用掻き揚げ、此処に極めり。



最早御馴染みならん「我流激辛激痺麻婆豆腐」拵えんとすれば、生姜、大蒜、花椒、ハバネロを順次刻まんとす。



ふと思い立ち白味噌を添えれば、何とも白き代物と相成れど、仕上げに史上最強万能辛味調味料たる絶品「タケシオイル」施せば、駄目押しとばかり激烈に美味と化せり。見て呉こそ悪しけれど、刺激的味わい乍らもその彼岸より旨味が漂着せしが如き絶品ぶり。



アボガドを刻み丼を拵えんとすれば、玉子、つまの山椒煮共々ごはんにON! 刻み海苔を施せば、山葵を溶きしヤマサ昆布つゆを投下、斯くして「アボ玉山椒丼+大根の味噌汁」食せり。果たしてカリフォルニアロール宜しく鮪如きの代用として機能せしかと云えば、アボガドの熟成充分ならねば課k宅且つ青臭くして、残念ながら不味き限り、そもそも魚の如き食さんと思えば魚を食うべし、愚かしくもベジ料理宜しくアボガドなんぞにて代用せんとの浅はかさこそ、全ての元兇と知れ。


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