私はテレビも持たねば、新聞も取らず、雑誌も読まねば、凡そ世間を賑わすあれこれ存じ上げぬ事少なからずして、先日も東君より「妖怪ウォッチ」なるが大人気を博すると知らされれば、成る程嘗て人気博せし様々なキャラクターを焼き直せしが如しか、然ればポケモンのピカチュウ人気なんぞ今は昔、斯くして愈々グロ系実写版にて最後の大勝負仕掛けられる次第か。
八町刺身が投げ売りされれば、実山椒を忍ばせし山椒ごはんを丼に盛り、そこへ八町をON! さらに刻みし大葉と葱をON! 斯くして「八町丼+白菜の味噌汁」食せり。先のアボガドとは天と地の差、大いに美味とは云わずもがな。
随分御無沙汰すれど、ぶらり天河神社へ詣でれば、
五十鈴鳴らし参拝せり。
折角なればと雪積もる洞川温泉へ赴き、洞川温泉センターにてひと風呂浴びれば、その足にて更に面不動鍾乳洞へ。果たして斯くも雪積もる日に、モノレール稼働されしかとは杞憂なり。面不動鍾乳洞を訪れしも随分久しぶりなれど、相変わらずのサイケデリックな雰囲気、
思わず野村芳太郎監督「八つ墓村」にて伺える鍾乳洞シーンなんぞ想起せり。
如何せん全て凍て付く氷点下なれば、人魂が凍りしを発見せり。
洞川温泉郷を一望せり。
如何せん未だ昼飯も食らわぬ儘、既に日没控える夕暮れなれど、温泉郷を巡れど食堂の類いは全て閉店、温泉郷の果てに漸く暖簾出されし1軒の定食屋を発見、斯くして「あまご塩焼き+おにぎり+名水冷奴」セットを所望、大いに美味なり。
大阪アジトより、東君と共に明日香の山寺へ赴かんとすれば、激安スーパー玉出の総菜コーナーにて「サバ高菜巻」所望、188円也。この値段なれば充分過ぎる程に美味なり。
山寺にてAMT宗家新譜の録音作業、東君のシンセをオーバーダブ。
録音作業も終了すれば、鍋を構え熱燗なんぞ呷らんとす。鍋の写真撮影し忘れれば、鍋は所謂「水炊き」にして、然して特別仕立てにあらねば悪しからず。
「寿がきや 名古屋名物 味噌煮込みうどん+かますご+昆布巻」食せり。
帝都へ赴けば、帰路にて駅弁「三元豚ヒレカツ弁当」食せり。個人的にはKYKの「ヘレかつ弁当」に到底及ばぬと思えば、この際帝都進出とばかり東京駅構内に是非とも出店して頂きたし。否、その前に駅構内改装に当たり閉店されし新大阪駅店の復活が先たるべきか。序でと云うならば、昨年閉店されし名鉄百貨店地下の店に代わり、名古屋駅界隈への再出店も是非御検討頂きたし。
大根の葉炒めをごはんにON! 斯くして「大根の葉丼+かますご」食せり。
嘗て欧州にて所望せし「出前一丁 黑蒜油豬骨湯味」を召喚、
ビーフジャーキーをぶち込み湯を沸かせば、麺と共にキャベツも投入、葱も投下すれど、黑蒜油のみなれば刺激不足にて仕上げにハバネロオイル投下、然れば結局ハバネロオイルの味が侵蝕、結局黑蒜油豬骨湯味とは何やよう判らん儘平らげし次第、御粗末様。
先日拵えし「猪カツ」を召喚、何故か人参しりしりを添えれば「猪カツ+人参しりしり+ワカメと玉葱の味噌汁+ごはん」食せり。猪カツは、先日の通り夏期に狩られし猪なれば脂少なく、それが幸いせしかフィレカツの如き仕上がり、これは大いに美味。
「玉子掛けごはん」食せり。私は醤油にあらずポン酢をちろり垂らす派なり。
かますごを出汁と玉子にて綴じれば「完膚無きまでに他人丼+大根の味噌汁」食せり。魚なるかますごと玉子なればこそ「完膚無きまでに他人丼」とは云わずもがな、山椒施し食らえば美味。
引き続き新春よりの革命的雑煮に創意工夫すれば、今回は即席タイ風グリーンカレーの素と、いなばの缶詰ツナとタイカレー(グリーン)を以て「グリーンカレー餅巾着雑煮」拵え、いざ食らえばこれは激烈に美味。
亦してもコールドスリープに処せし生秋刀魚を召喚、塩打たずして焼けば「焼秋刀魚+タイ風コールスロー+豚汁+ごはん」食せり。
大好物たる「鰻蒲焼」を差し入れて頂けば感謝感激、然れば半分に切り分けごはんにON! ごはんにも実山椒忍ばせれど鰻には粉山椒施し、斯くして「鰻丼+ワカメととろろ昆布の味噌汁」食らえば、大いに美味なり。
鰻蒲焼の残り半分をごはんにON! ごはんにも実山椒忍ばせれど鰻には粉山椒施し、斯くして「鰻丼+ワカメととろろ昆布の味噌汁」食らえば、大いに美味なり。
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耄碌貪飲餮食譚 睦月(中編)
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