アキラ君、ケータイテンノーと共にEl Puenteにて夜を明かせば、いざ横浜より帝都へ向かわんとす。斯くして田畑邸を目指せば、紅梅白梅が1本の樹に混じり咲くを発見せり。
遅き朝飯食らうべく、田畑邸最寄駅前「立喰 戸隠そば」なる「立喰」と看板に掲げられれど椅子もあり立ち食いにあらざる店へ、女将さんが未だ牛丼の仕込み中なれど勿論営業中にして、許されざるうどんつゆを誇られる帝都なれば、安心し得るはこれのみかと「カレーうどん」を所望すれど、何と丼に半分程も、真っ黒な東夷式つゆを注がれれば、そこへカレールーを投入、然れば案の定カレーうどんと云えども、塩っぱ過ぎにて大いに苦悶せられし始末、帝都に於いては、仮令カレーうどんですら油断大敵と知れ。
田畑邸に到着。みつるちゃんとあれこれ歓談すれば、昼飯時となり、みつるちゃん御用達なるカレー屋へ赴けば本日休業、小平名物なりける豚カツを食らわんとすれど、ごはん売り切れ等と門前払い、結局界隈のスーパーにて、「トビウオ刺身」「青しその実」「茗荷」「真空パックごはん」購入、これらを以て御手軽インプロクッキング「トビウオ丼DX」拵えれば、漬物たる「青しその実」を唯一の調味料代わりとすれば、醤油も一切不要の代物、刺身に添えられしつまも全てON! すれば、茗荷との相性も素晴らしくして、大いに美味なる一品なるかな。
以前よりぼちぼち水面下にて進行せしみつるちゃんとのデュオ「KAWABATABATA」の録音なんぞに興じんとすれば、旧式リズムマシーンも召喚せり。
2人してあれこれ録音し合えば、結果2日掛かりにて概ね完成せり。
御疲れ様の乾杯、私は普段同様お茶にて、みつるちゃんはノンアルコール・ビールにて。
鳶さんが鍋を構えて下されば、有り難き限りかな。
鶏肉や鱈もぶち込まれし「水炊き」にして、ポン酢に柚子胡椒添えれば一層美味なり。
界隈のスーパーにて購いし「牡蠣フライ」「サラダミックス」昨日の残党たる「真空パックごはん」「茗荷」鳶さんより頂戴せし「永谷園 松茸の味 お吸い物」を以て朝飯とせん。刻みし茗荷とサラダミックスをごはんにON! ヤマサ昆布つゆとタバスコを施せば、牡蠣フライもON! せんと思えど、多過ぎにして別皿に盛り付け、斯くして「牡蠣フライ&サラダ丼定食」食らえば、大いに美味。
鳶さんが昼飯を拵えて下されば「豚汁+キャベツサラダ+牛蒡黒酢煮+味付海苔+玄米ごはん」大いに美味にして、どうも御馳走様でした。
今宵はAho On Dollars(アホンダラーズ)の3年半ぶりなるライヴあれば、みつるちゃん共々、東高円寺はU.F.O. Clubへ。
サウンドチェック之圖。
サウンドチェックも済ませば、界隈のコンビニにて「月桂冠 糖質0(ゼロ)」なる代物購えど、これが到底酒の味にあらず、全く以て飲み得る代物にあらじ。学生の時分、酒に飢えし挙げ句手を出せし料理酒の悪夢さえ呼び起こされ、これは尋常ならぬ激不味ぶりかな。
今宵先鋒を務めて下さりしは「はなたらさず(岡崎竜太+嶽本野ばら)」強烈なノイズなれど何故か心地良し。
続けては「Fallopian Disco Force」
先日無事退院されし「ドラびでお」こと一楽さん、嘗てはAMT宗家のドラマーとして、共に世界中を転戦巡業せし仲なれば、斯くも復活されしは目出度きばかりかな。
みつるちゃんと坂口君、而して嘗てペンギンハウスにてエンジニア務められし愛ちゃんとも久々の再会果たせり。
帝都の酔いどれ若大将スズキジュンゾことジュンちゃんも登場せり。
愈々我々アホンダラーズに対抗されしは疑いの余地も無き「バカ過ぎる」こと「Backaskill(doravideo+坂下ひかりfrom BOMBORI)」登場、ひかり君の硬質且つ強烈なビートに、一楽さんのノイズが、レーザー砲と共に放射されれば、
その2門のレーザー砲に正対、
斯くして殺人レーザーに撃ち抜かれ捲れば、我がアホアホエネルギーも愈々フルチャージされしか。
遂に我等「Aho On Dollars(アホンダラーズ)」3年半ぶりに再降臨せり。一楽さんが御自身のブログにて「噂にたがわず本当にアホだった」なんぞと最高の賛辞も賜れば、正に楽器を以てのほたえ捲り。今回マルチトラック録音も行えば、何れ作品もリリースし得らん。
終演後、今や御用達と化せし「串カツ 田中」へ。
「肉吸い」「サイボシ」なんぞもアテに「田中オリジナル・ワンカップ」呷れば、
「YobKiss」のYuko Hazama嬢とも親交温めさせて頂き、
ジュンちゃん、更には井川遥も交えての記念撮影。
愈々夜も更け行けば、ジュンちゃんと百鬼夜行ならぬ二爺夜行とばかり高円寺界隈を深夜徘徊、然れば御馴染み「福來門」へ漂着、而して杯を重ねこませば、
更に駅前「中華食堂 一番館 高円寺店」を急襲せり。大いに酩酊すれども何とか午前6時半発新幹線にて帰路に就けば、即寝成仏車中爆睡とは云わずもがな。
ライヴの詳細なんぞは、一楽さんのブログ記事「BackaskillとAho On Dollars」を参照されたし。
何にせよ祝☆一楽さん復活、亦是非共にほたえ捲らんと誓うものなり。
然りとて「命あっての物種」とは重々承知すれど、私なんぞ四十路も黄昏れを迎えし赤貧独身オヤジ、そもそも守るべき家族も持たねば、況してや今正に織田信長の享年すら越えんとし、果たして今更何を未練に思うものか、そもそも医者なんぞ信用せぬ質にして、自己治癒能力のみを信ずる運命論者にして刹那主義且つ享楽主義なる楽観主義者、常々宣うは「死ぬまで生きる」ものなれば、最早終着点まで駆け抜けんとするものなり。エーメン。南無三。恐み恐みも白す。合掌。
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Aho On Dollars @ 東高円寺 U.F.O. Club
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