午前8時半起床、サイケデリック&アメリカンコミック博物館の如きSteve宅なればこそか、扨又今宵演奏する会場名がU.F.O. Factoryなればこそか、兎にも角にも忌まわしき「Xファイル」宜しくU.F.O.に拉致される夢なんぞ見れば、果たしてこれは何かの予知夢ならんや。
先ずは絶対的使命たるべき荷物整理&発送用梱包に勤しまんとす。如何せんBruce宅倉庫より、4年前置き去りにせし在庫が発見発掘されれど、明後日にはカナダ国境越えを控えれば、携行商品への課税対策すべく、これらの殆どを日本へ送り返さんとすればこそ。序でに此処まで購入せしレコード約50枚を検証、今回は厳選を重ね可成り買い控えれば、通常の半分以下のスローペース故、最終的には2箱も発射すれば充分ならん。
梱包作業も無事完了、ひと段落すれば、朝飯を拵えんと、昨夜均かの再登板果たせし即席麺を今一度召喚、即席蜆汁、蛸缶、カット若布も併せて召喚、冷蔵庫よりベビーリーフも少々失敬するや、昨夜同様これらを胡麻油にて炒め合わせ、仕上げに中国製ホットソース「Tuong Ot Sriracha」施せど、蛸缶の浸け油の諄さが、麺の食感と合わさりおぞましさを演出すれば、再び即席麺にタップアウトせり。
別動隊たるJustin組出発の報を受ければ、こちらもSteve宅を出発、3軒隣たる昨夜の会場Empty Bottleへ集結せり。機材積み込み序でに商品棚卸し、気分はUmmagummaとまではいかへんか。
Steveと記念撮影せり。6月中旬に彼女Dawn Aquariusとのデュオ「Werewheels」而してサイケマニアなればこその7"EPに依るDJとして来日予定、近日中に詳細発表せんとすれば、その節は是非とも宜しく御願い致します。
いざDetroitへ向け出発せり。給油休憩にて立ち寄りしガソリンスタンド内売店にて、ホットドッグ所望されしNANI君、ソーセージの下には野菜トッピング山盛りにして、見事な盛り付けぶりかな。
同じくホットドッグを所望されしみつるちゃんなれど、盛り付け下手にして既にぐちゃぐちゃやがな。
互いのホットドッグ見せ合われれば、思わず失笑 vs 苦笑せり。
昨夜の晩飯たるチーズバーガーを、殆ど食らわぬ儘、会場Empty Bottleに機材と一緒に忘れ置き去りにされし東君なれば、ついぞ先程その忘れ去られしチーズバーガーをEmpty Bottleにて廃棄されんとすれば、空かさずこちらへ払い下げ頂きし次第、然ればこれを本日の道中弁当のおかずにすべく、
バンズは廃棄、中身のパティー、玉葱スライス、レタス、トマトを、縮緬山椒ごはんにON! ピクルスも添えるや、常々備蓄するケチャップなんぞも添え、これにてリサイクル弁当「忘れられしチーズバーガー丼弁当」完成、冷め切りし牛肉100%パティーは、結局細かく解体、最終的には混ぜ御飯の如きと化せり。未だにどさ回りツアー始めし当初の赤貧飢餓状態がフラッシュバックされれば、食料に関する不安とはトラウマにして、兎に角「食える時に食うておく」「食料が尽きる事を想定し備蓄する」は常識なり。
Detroitに到着するや、我等がGodことJustinに連れられし先とは、レコード屋「People's Records」なれど、生憎閉店の様子ならん、
と思うや否や、奇しくも店員登場すれば「15分間だけ」と、緊急臨時開店して下さり、
成る程我等がGodが、店員を電話にて呼び出せばこそ、流石に神の力は甚大なるかな。
斯くもわざわざ緊急臨時開店して頂けば、こちらも何かしら購入せぬ訳にはいかずして、皆してレコード・ハンティング堪能せり。
何と未確認飛行物体ならぬ未確認走行物体に遭遇せり。
今宵の会場たるU.F.O. Factory到着せり。
店の看板撮影せんとすれば、生憎の雨模様にして真っ暗漆黒なる曇空なれど、その写真には明らかに何やら青く光る飛行物体撮影されれば、居合わせしJustinとNANI君も驚愕、Justin曰く「Invisible U.F.O.!!!」果たして今朝の夢はこの予兆たりしか。
今宵先鋒を務めて下さりしは、Detroitのサイケバンド「Outrageous Cherry」にして、彼等とは2001年に対バンして頂きし以来、旧交を温める次第なれば、2年ぶりなる今回の再会は嬉しき限り。リーダーのMatthew Smithは、先日逝去されしKim Fowley最後のスタジオ録音作品たる「Detroit Invasion」を録音製作されれば、勿論バンドメンバーとしても参加されし次第、彼は様々なサイケデリック・オリジネーターとのコラボレーションを行われれば、その独自の活動ぶりと音楽性の高さには、大いに敬意を表すものなり。
次峰を務め下さりしはアメリカのHawkwindこと「ST 37」今宵は一段とヘヴィな演奏を展開されれば大熱演。
今宵も大爆音にて大いにほたえ捲れば、今朝よりのU.F.O.騒動やら、如何せん此処はU.F.O. Factoryにして、当然の如く「Chinese Flying Saucer」も披露、亦、津山さんがDetroitなればこそGrand Funk Railroad「Heartbreaker」なんぞもちらり披露され、大いに盛況にて幕。
ライヴ写真ネット上にて拾遺叶えば、此処に無断借用転載させて頂く次第、悪しからず。
終演後、バーボンなんぞ呷り御機嫌至極。
今宵の投宿先たるSandy姐さん宅へ。Sandy姐さんは、ギター型ゼリーなんぞ以て歓迎下さりし。
亀が2匹飼育されれば、同じく2匹の亀の主たるNANI君、思わず己れの愛しき亀達運元とポリスを思い出されしか、亀撮影に勤しまれし。
豪勢にもシャンパンにて乾杯、みつるちゃんのみオレンジジュースなれど、到底素面に見えぬ有様かな。
ニューカマーNANI君も親交温めれば記念撮影も、いと今風かな。
ルームメイトのお兄ちゃん、今宵もええ感じにて酩酊にして、亦しても独りDJにて盛り上がり捲るいちびりぶりなり。
SandyとJustin之圖。
突如Bunny Man出現すれば歓迎のキッス。
子猫おやじことMr. Kittyも登場せり。
犬畜生なんぞと鼻付き合わせれば、おんどれなにイキっとんのじゃ!
こちらはBunny ManとMiss Kitty、2ショット之圖。
何故かSandyより鶏胸肉4枚頂戴すれば、どないせえ云うねんな。取り敢えず解凍下さるや、
其処らより物色せし玉葱やら大蒜やらスパイスやら総動員、斯くして酔いどれ乍らも「チキンカレー」拵えれば、
Bunny Manがチキンカレーに迫れども、兎がチキンカレー食うたらあかんやろ。然れど味見されしカレー部部長みつるちゃんより「滅茶美味い!天才や!」と大賛辞頂けば、有り難き限りかな。然りとてごはん炊き上がるを待たずして轟沈せり。
而して数年前に初対面せし子猫「Evil」なれど、今や斯くも風格漂わす程、
然れど人懐こきは相変わらず、愛い奴なるかな。
結局Sandy達やNANI君と共に午前4時半頃までやんや騒げど電池切れと相成り、これにて御開き。斯くしてDetroitの夜は更け行きし。
而してNANI君のブログも併せて拝読頂きたし。
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Detroit
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