午前9時起床、如何せん夜更かしにて明け方就寝が常なれど、次第に起床時刻遅くなり始めれば、是亦ツアー後半戦に突入すればこそ。疲労蓄積満身創痍と相成る後半戦に於いて、遂には起き抜けるもドンベとなるは毎度の事、既にNANI君も、歴代ドラマー宜しく「眠り病症候群」発症せられれば、開演直前より夜更けまでの僅か数時間のみ覚醒される状態にして、日がな睡魔に苛まされる有様なり。
投宿させて頂く此処は、所狭しと様々なアート作品飾られる次第にして、これなんぞシュールレアリズムさえ感ぜらるる「猫と菩薩」ならん。
こちらはアンディー・ウォーホールにあらねば、勿論あのカオル・タチバナ・フランソワ先生の作品にして、彼のウォーホールこそが模倣せしとは云わずもがな。人類文化史上稀代の大芸術家タチバナ先生の作品群に関せば、当ブログにては御馴染みなるfacebook公式ページ「カオル・タチバナ・フランソワの世界『愛のつばさ』」参照されたし。愛弟子ヒロボンが、日々徒然なるままに、諸作品の解説なんぞ投稿されにければこそ。
日本人の盆栽や箱庭等のミニチュア文化に影響されしか、観葉植物にてジャングルを見立てられし「Bonsai」コーナーもあり。
亦、スターウォーズ関連に限れど、オリジナル・アート作品は相当点数数えられれば、
何とゴミ箱もR2D2をリサイクルされし次第。
朝飯を食らわんとすれば、最早食の国粋主義ぶりも極まらんとするか、生麺タイプうどんを召喚、茹で上げるや、大根おろし、納豆、刻み葱を投下、粉末出汁を湯にて溶きぶっ掛ければ、これにて「おろし納豆うどん」完成、いざ食らえば、我が全身の細胞に記憶される日本人としてのDNAが共振共鳴、最早「和食原理主義を唱える食テロリスト」への道を歩まんとするや。
然れば道中弁当は、弁当箱にごはん盛り付け、持参する「ちりめん山椒ふりかけ」施し、先日アジア食材屋にて購いし鯖味噌煮缶を盛り合わせ、刻み葱、持参する小袋入り山椒と七味を投下、更にタンブラーには「若布増量即席蜆汁」を仕込み、最後の1パックとなりし納豆を添え、斯くして「鯖味噌煮納豆弁当SP」完成せり。
鯖味噌煮缶なれど、葱に山椒と七味も添えれば、大いに美味ならんとは云わずもがな。仮にも海外ツアー生活に於いて、日々の献立を、常々自宅にて食すと大差無き様にし得れば、如何程に救われんと思うばかり。然ればこそハンバーガーやピザを以て「美味い!」「もっと食いたい!」と宣い得るみつるちゃんなんぞ、時折「∑※§µのカレーが食いたい」「≤◎▲◎≥のラーメンが食いたい」とは零されれど、その余りに世界基準的な味覚こそ羨ましけれ。
津山さんも、前半戦にて購入されしカセットや8トラを整理梱包されれば、
いやはや正に「津山篤の磁気テープ万歳」状態にして、御本人曰く「これ全部インテリアみたいなもんやから。音源はレコードで全部持ってるし、聴くんやのうて飾りたいねん。」流石は永遠のロック番長、これぞコレクターが遂には到達される究極の境地ならん。
何故か此処の台所には、矢鱈ホットソース各種常備されれば、
如何せん斯様な特大サイズすらあり。
家主にして昨夜の会場Cafe9の看板女給も務められつつ、片や画家としても活動されるアンドロメダ女史(※注:彼女の名前存知上げねば勝手に相応な名前付けさせて頂きし次第、悪しからず)何と電灯のスイッチすら、
斯様に改造されしとは御見事、このナイスなセンスに脱帽せり。
扠、いざPhilladelphia目指し出発すれば、道中弁当「鯖味噌煮納豆弁当SP」食せり。余りの美味さに、我が全身の細胞に記憶される日本人としてのDNAが共振共鳴、愈々「和食原理主義を唱える食テロリスト」として目覚めん日も然して遠からずや、然れば帝国主義的米国ファーストフード撲滅戦線への参戦も近きかな。
一方、誰よりも海外ツアーを心底満喫堪能されるみつるちゃん、禁酒以降コーヒーなんぞに嵌まられにければ、勿論ドーナツも欠かすまじ。斯くしてコーヒー片手にドーナツ貪られれば、脳汁大量分泌されにけりか、
而して空かさずカールも開封、貪られれば、
亦しても唾液や胃液以上なる大量の脳汁分泌され、遂には「イート・ハイ」にて恍惚状態へ達せられ、
漸く満腹となられしか、後は爆睡あるのみ。
今宵の会場Boot & Saddle到着。
先鋒務めて下さりしテキサスの重鎮「ST 37」熱演にて大いに盛り上がれば、ギタリストMattは、我々の悪影響ならん愈々大暴れと化せり。
此処は音量制限ある店と伺えば、Justinなんぞ大いに憂うばかりなれど、久しく欧州行脚する我々なれば、フランス、イタリア、スイス等、法律上最大音量が100db前後に制限される国にて、様々な経験積めばこそ、今やエンジニアに問題無くして最大音量を出して頂く術も熟知すれば、結果、終演後に皆様口を揃え「素晴らしい音響だった」と云わしめし次第。そもそも何事に於いても、日本人の価値観を以て罷り通すべからざれば、結局演者たる我々にあらず、聴衆こそが大爆音たりしと感ずる事こそ肝心と知れ。斯くして今宵もほたえ捲れば、大いに盛況にて幕。
ライヴ写真の類い拾遺叶わねば、亦してもイメージ画像にて御茶を濁させて頂く次第、悪しからず。
過ぐる1月、デュオにて国内ツアー行いし中村達也君が、手料理携え顔出して下されば、何とST 37のドラマーLisa曰く「私のフェイバリット・ドラマーなの!」嘗て共演せし経緯もあれば、再会祝し記念撮影せり。
Philadelphiaの重鎮サイケデリック・バンドBardo Pondの日系人ベーシストClintと達也君の2ショット、Clintも祖父は奈良出身にして、2人に流るる関西人の血が、この何やらオモロ気な対面を導きしか。
Bardo PondのGibbon兄弟ことMichaelとJohn、彼此20年近くに及ぶ旧交なれば、年に一度(時折欧州にて再会果たす場合もあれど)の再会とは云え嬉しき限りかな。
投宿先たるPardo PondのJohn&Isobel夫妻宅へ。手土産に頂きし達也君の手料理たる「巻寿司+糠漬け+ポテトサラダ」御相伴に預かれば、流石はfacebookにて素晴らしきツアー飯を日々アップされる料理男子ならん、激烈に美味にして一同感慨一入。どうも御馳走様、有り難う。然れど斯くも素晴らしき差し入れ満喫堪能すれば、己れの食の国粋主義は、愈々以て最終段階たる危険レベル「和食原理主義を唱える食テロリスト」の域へ突入せんとす。
今宵はST 37も同宿なれば、Gibbon兄弟&Isobel、ST 37のScottとLisa、AMTより私とNANI君にて、ビールやウイスキー片手に歓談せり。
宴も散開すれば、Michael曰く「今からギター・セッションしようぜ!」斯くして別棟に構えられる彼の自宅&Bardo Poindの録音スタジオへ赴くや、セッションなればと御気楽に安請け合いすれど、いきなり録音体勢に突入されれば、結局明け方まで2人してあれこれ録音せし顛末、概ねアルバム1枚分に及びしか。
斯くして再び投宿先たるJohn&Isobel宅へ帰還すれば、未だNANI君も起きておられ、亦しても2人して早朝クッキングに挑みし。NANI君が恒例メガ盛りスパゲッティー食らうを尻目に、私は生麺タイプのうどんを茹で上げ、大根おろし、卸し生姜、刻み葱を投下、粉末出汁+醤油ひと回しにて「おろしうどん」食らえば、大いに美味とは云わずもがな。
いやはやウイスキー呷り過ぎならん酩酊状態なれば、漸く就寝せんとするや、東君や津山さんが起き抜けて来られ、いざ朝飯拵えんとされれど、こちとら最早電池切れにて御陀仏就寝させて頂きし。
斯くしてPhiladelphiaの夜も開け朝を迎えし。
而してNANI君のブログも併せて拝読頂きたし。
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Philadelphia
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