「TAIYO33OSAKA 太陽感謝祭」より帰還すれど、来たる「Space Disco Night Tokyo」の準備あれこれに追われ、更に大慌てにて中国ツアーのパッキングも済ませれば、結局徹夜にして、朝飯たる寿がきや「名古屋名物 味噌煮込みうどん」を食せば、既に出発時刻たる午前6時を迎えしものなり。然ればいざ関空へ。
午前9時15分発中国国際航空北京行きに搭乗、僅か3時間の空の旅なれど、国際線なれば機内食配膳され「チキン」を選択、流石に中国行きなれば、苦手なる餡掛けたるも当然か。果物は何やら薬臭く、申し訳なけれど破棄させて頂きし。
北京空港にて香港行きへ乗り継ぎなれば、1997年7月に香港が英国より中国へ返還されにけりと知れど、未だ国際線乗り継ぎ扱いにして、午後1時発中国国際航空香港行きに搭乗せり。国際線扱いなれば、またしても機内食配膳頂き、今度は敢えて「ビーフ」を所望、然れど矢張り餡掛けなり。因みにこれに添えられしパンは、アンパンなり。
3時間半の空の旅を以て、無事に香港到着。オルガナイザーのRolfが迎えに来て下されば、その儘会場たるLove Da Caféへ直行せり。
早速サウンドチェック in 香港の圖。
Love Da Caféは、工場等も入る雑居ビルの14階、然れば斯様に見事なる夜景も臨み得る次第。
海外ツアーに於いての重要必須確認事項に、トイレ事情あれば、果たして前回香港を訪れし際は如何な次第か、いやはや既に忘却の彼方にして、未だ記憶に留まるは、猛烈な下痢に苦悶させられし挙げ句、トイレより5m以上離れられざりし窮状に追い込まれし件のみ、然ればあれ程トイレに籠城せし経緯あれど、何故肝心のトイレ事情の記憶皆無なるや。
さて今宵の会場のトイレは斯くの如し、トイレットペーパーが備えられておらぬを確認、今後も同じ状況に遭遇の可能性大ならんと思えば、況してや嘗ての海外ツアー経験上、何処ぞにてトイレットペーパーを1ロール失敬させて頂き、常備携帯せんとするが得策ならん。
Orgasm DenialことRolfサウンドチェックの圖。窓越しに臨む夜景いとあわれなり。
今宵先鋒を務めて下さりしは、Composers Union of New Tunesなるカナダ人サックス奏者Callum MacKenzieと香港ギタリストKevin Panに依るデュオ、御本人達より各々阿部薫と高柳昌行のファンと伺えば、さては香港版解体的交換か。
次鋒を務めて下さりしは、Mushi in MistなるYinCalvin Chanのソロユニットにして、暗黒ノイズメタルとでも云えば想像に易きか。
3番手に登場されしは、Orgasm DenialことRolfのソロノイズユニット、自作楽器も交えての王道ハーシュノイズなり。
殿を務めさせて頂きし私なれば、今回のツアーは、ギターのみならずヴォーカリゼーションも交える展開にて披露。
アンコール頂けば、Rolf+Composers Union of New Tunesの御二方と、セッションにて大団円。これにてツアー初日たる香港公演、大いに盛況にて無事終了。
本日の出演者揃いて記念撮影。
さて打ち上げんとすれば、既に深夜なれど流石は香港、点心の店へ。
ビールは当然の如く青島なり。
あれこれ次々運ばれて来れば、大いに興味津々、取り敢えずひとつ若しくは1切れずつ食らうべし。何れも美味なれば、ビール片手に歓談しつつも舌鼓打てり。
打ち上げも御開き散開、然れば投宿先たるホテルは近所と伺い、夜の散歩がてら徒歩にて赴かんん。
今宵のオルガナイザーRolfと記念撮影。
ホテルの部屋は狭けれど、何やらフランス辺りの安ホテルを想起せり。
洗面台とバスルームの狭さ及び配管具合が、また欧州安宿の如し、いとをかし。流石に徹夜明けなれば即寝成仏せり。
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河端一@香港 Love Da Café
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