昨夜はオランダはUtrechtより、終演するや深夜の大強行軍を以て、フランスはCalaisのフェリー乗り場まで怒濤の大爆走、午前5時過ぎ、フェリー乗り場付近のガソリンスタンドへ漂着するや、流石のMikeも事切れ轟沈、皆様も勿論爆睡中なれば、而して車中泊にして野宿と相成れり。然れどエンジン停止すれば、車中室温降下し可成りの冷え込みぶりにして、寒さに縮こまり乍らも、独り旧型iPod Touchにて映画鑑賞し、夜明けを待つばかり。
午前8時前、Mike起き抜けられれば、いざフェリー乗り場へ移動、フランス出国手続きも無事に済ませ、大英帝国へもワークパーミット発給されれば無事入国果たし、いざ乗船せん。
船内にてThe Beatlesやthe Whoの肖像等あれば、流石はブリティッシュロックの故郷こと大英帝国か、
なんぞと思うや、アメリカはLos Angels出身なるマリリン・モンローも発見すれば、何のこっちゃやあらへんがな。
船内レストランにて「イングリッシュ・フル・ブレックファースト」所望、こればかりはいつ食らえども同じ味にして、其れも亦当然至極、実際に調理せしは炒め物と玉子のみにして、そもそもベイクド・ビーンズを始め殆ど全て既製品なればこそ。
甲板へ出るや、我等がMikeが、連日の過酷極まりなき長距離移動を苦に、投身入水自殺せんとするを、間一髪の処にて取り押さえ諭すや、
一転翻りて、両手に重機関銃抱え「Damn! 皆殺しじゃー!」大いに気勢上げられし。
斯くしてドーバー海峡を渡るや、愈々大英帝国へ上陸、而して一路Colchester目指さん。
原盤原理主義者みつるちゃんは、果たして如何なるブリティッシュロックの原盤購入せんかと、あれこれ思い巡らすのみにて、脳汁大量分泌し捲られれば、同時にその快楽物質に促される儘、ポテチを貪り食らわれる次第。
今宵の会場Colchester Arts Centreへ到着せり。
廃教会をリサイクルせし施設にして、その全貌に関せば、昨年訪れし際、写真あれこれ掲げ紹介すれば、こちらのブログ記事を参照されたし。
トイレの窓も、当然教会然とするは当然至極にて候。
サウンドチェック之圖。
本日は到着せしが日没後にして、裏の墓地を訪れれば薄気味の良きにあらぬものなり。如何せん昨年は「ゾンビさん、いらっしゃ~い!」なんぞと宣いし御陰にて、客席にゾンビ共さえ押し掛ける騒ぎと相成れば、今年はゾンビの皆様、御機嫌麗しく候えしか。
晩飯は賄いにして「ヴィーガン・チリ+ライス」なれば、楽屋にて各々自ら取り分け配膳せり。
不覚にも写真撮影し忘れる食ブロガー失格ぶり露呈、然ればネット上より拾遺せしイメージ画像にて代用すれば、悪しからず。案の定、味の奥行き欠落せしひと味欠ける有様にして、粉末出汁なんぞ施せば劇的に美味化せんと思えど、是亦不覚にも携帯し忘れし体たらくにして、常々肌身離さず携行するハバネロソースを以て、大いに美味と化せり。
ファンの方より、ハンバーガー型塩&胡椒入れを頂戴すれば、満面の笑みなるみつるちゃん之圖。
巨漢なれば、生憎そのデカさ伝わり難き有様なれど、巨大マグカップと巨漢Mike之圖。
今宵も盛況にて恙無く終了。ネット上にてライヴ写真あれこれ拾遺叶えば、此処に無断借用転載させて頂く次第、悪しからず。
ステージ裏に打ち捨てられしキリスト像あれば、昨年のブログ記事にも綴りし通り、救世主キリストさえも、斯様な仕打ちに、民の救済なんぞアホらしいと気付かれ、復活ならぬゾンビ化され、人類への復習を誓われれば、今宵此処に降臨ならぬ出現せり。
救世主たるべきがゾンビとして蘇生復活出現すれば、迷える羊達の魂ことゾンビ共も導かれ、今宵も客席に雪崩れ込みし有様にして、今年も亦、一夜限りのサイケデリックロック・パーティーを御堪能頂き得れば、こちとらミュージシャン冥利に尽きるばかりかな。
ホールに於けるゾンビ騒動なんぞ何処吹く風、楽屋に於いては、大鍋に山盛り仕込まれし晩飯「ヴィーガン・チリ」当然大量に残れば、ペットボトル改造を以てテイクアウトされしNANI君なり。
ゾンビ騒動にてパニック化せし会場を後に、いざ投宿先たるホテルへ。紅茶嗜まれる大英帝国なればこそ、ホテルなんぞにても、各室に電気ケトル常備されれば、夜食なんぞ堪能すべく、先達てOsloのスーパーにて購いし粉末スープ召喚、然れどこれが尋常ならぬ不味さにて到底食し得る代物にあらねば、粉末昆布出汁とカットわかめを緊急召喚、いざぶち込めば漸く食し得るレベルに達せり。果たして如何にしてスープ如きを、斯くも不味く拵え得るや。況して製品として一般販売されれば、斯様な味わいを以てノルウェイ国民は充分に満足堪能し得るとの証、いやはや「御国や民族変われば味覚も変わる」と知れ。
今宵は、Yobkissにて活動されるYuko Hazama嬢も訪ねて下されば、NANI君と3人してテキーラなんぞ呷り歓談せり。斯くしてColchesterの夜は更け行きし。
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Colchester
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