結局ロビーにて夜を明かせば、昨夜ベジタリアン専用キッチンにて「禁断の鶏丸焼きリサイクル調理大作戦」展開中、見事にその鶏丸焼き残党を盗み食いせし当ホステル愛猫、以来どうにも鶏の美味さ忘れ得ぬと見え、ゴロゴロ喉を鳴らしつつ、矢鱈滅多羅に私に纏わり付く次第、
然れば最早見事に手名付けしも同然、己れより膝に乗り来らんとすれば、
抱え上げられれども、何を為されども、されるが儘にして、壁に彼女「Kipper」のプロフィール発見するや、抱き上げられるを嫌悪との記述もあれど、最早飼い主以上に慕われる有様か。
夜更かし組相棒NANI君も、共にロビーにて一夜明かされれど、起き抜けて来られしスタッフや他の宿泊客達には、単なる「早起き野郎」にしか映らぬが狙いたりし。況して均か昨夜ベジタリアン専用キッチンにて「禁断の鶏丸焼きリサイクル調理大作戦」なんぞ展開されしとは、露ぞ知るまい。
津山さんの朝飯「トマト焼そば」大胆至極な盛り付けもあれば、正に豪気溢るる男の料理に他ならじ。
ホステルを後にすれば、此処Hebden Bridgeにてレコードハンティング展開せんとす。原盤原理主義の御二方とサントラ絶対主義者たるMikeは、毎回訪れるレコード屋「Muse Music」へ突撃されれど、東君とNANI君と私なる3名は、是亦毎度御用達なる骨董品屋「Antique Center」へ突撃せり。
レコード物色後、店内徘徊すれば、流石は紅茶文化の国大英帝国か、粋な急須、否、ティーポット並べば、
是なんぞアルコールランプ付きにして、荷物に充分なスペースと重量の余裕さえあれば、是非にも購わんとする処なれど、生憎未だ欧州内フライト2本も控える身なれば、残念乍ら諦めるべし。
今や禁断の黒人人形ならんと思えど、顔を毛の如きに覆われれば、均かこれは、嘗て世界の7つの海を制せし大英帝国に由り虐殺絶滅せられし、幻の民族「アフリカン・エスキモー」の姿に他ならんや。
007御用達なるチ※ポコミサイル搭載2人乗りマシーン。勿論ナビにはボンドガールが座する次第。
おおっ!これは紛う事なくカオル・タチバナ・フランソワ先生の作品ならん。
是も亦然り。然れば御手頃な価格付けられし値札眺めヒロボン曰く「判ってないねえ…」
更には是も然り。宗教グッズ蒐集家なる私にして、況してタチバナ先生の作品と知れば見過ごせぬは当然、愛弟子ヒロボンが、その微妙な価格に涙を飲まれれば、恐悦至極にも私が購入させて頂きし次第。人生初なるカオル・タチバナ・フランソワ先生の作品購入果たせば、未だ興奮醒めやらず。如何せん救い主イエス・キリストが、U.F.O.にて地球へ降臨されし衝撃の事実を語る1枚にして、即ち何故聖母マリアは処女たり得しか、而して神の子を自称されしイエスこそ、実は地球外生命体に由る地球入植計画の尖兵たりし何よりの証なり。
更にチャリティーショップ即ち非営利リサイクルショップ巡れば、ドラえもんならぬ「ミツえもん」誕生かと響めけど、残念乍らサイズ合わずして、AMT公認ゆるキャラ「ミツえもん」の誕生は亦の機会に持ち越されし。どら焼きならぬハンバーガー大好き「ミツえもん」コミック化及びアニメ化、更には実写版映画化さえも検討せん。
バーニーヒロシの「御機嫌いかが」
皆して店内にアホな騒動起こせども、原盤原理主義者にして、ブリティッシュロック至上主義者たる津山さんは、無心にレコード物色されれば、
サントラ絶対主義者たるMikeも、無心にて発掘作業に勤しまれし。
Birminghamへ到着すれば、知る人ぞ知る小便横丁「Birmingham P-Street」界隈なるガラクタ屋街を訪れ、パーツ取り用ギター購入せり。斯くしてギター3本揃い踏み之圖。
日本より持参せしギターは、ブリッジ部分のトレモロアーム挿入部分が、初日たりしGent公演にて破損崩壊、今回のツアーに於いてアーム無しプレイを余儀なくも強いられれば、
是を以てブリッジ移植手術も無事完了せり。
今宵の会場The Rainbow到着。
今宵も大いに盛況にて、恙無く終了。ライヴ写真ネット上にて拾遺叶えば、此処に無断借用転載させて頂く次第、悪しからず。
終演後、Riot Season主宰されるAndyと、旧友Kerrieと共に、グラス片手に歓談せり。当時REsonanceなる自主レベール主宰せしAndyこそ、AMT宗家の作品を初めて大英帝国にてリリース、亦、初UK & Irish Tourをブッキング、而してKerrie共々同行せし人物に他ならねば、曰く「あれからもう14年経ったのが信じられない」然れば大英帝国初上陸15周年を迎えんとする来年2016年こそ、彼がリリースせしAMT宗家大英帝国デビュー盤「Absolute Freak Out (Zap Your MInd!)」を3枚組LPにてリイシューせんとの事。
組合長達共々、他所のパブへ河岸変えんと深夜の徘徊、然れど生憎何処も既に閉店時刻を迎えれば、名残惜しけれど散開、投宿先たるホテルへ。
今宵に晩飯は、会場内レストラン&パブにて「チキンバーガー」所望すれど、其の儘持ち帰れば、
しりしり処せし人参と玉葱を、刻みしレタス共々、ハバネロオイル+粉末昆布出汁にて和え、Chipsことフライドポテトは調理鋏にて刻みて、激辛粉末調味料麻婆豆腐の素施せば、其処へチキンカツをON! 日本より持参せしとんかつソース添えれば、遅き晩飯「チキンカツ+四川風ポテト+サラダ」セット完成、とんかつソースに味わいに思わず落涙寸前。矢張り関西人なればこそ、NANI君の云う処の「ソーシーな味わい」求めて止まぬも当然至極、思わずジャンク感極まる串カツなんぞ恋しくなりにけり。
NANI君も夜食調理開始されれば、最早電気ケトルを以ての調理も手慣れし次第、況してや野菜すらぶち込まれる極悪ぶりなれど、その出汁滲むスープ旨く利用されれば、中々の手練と相成られしか。
今宵投宿するホテルとは、1階ロビー周囲は無駄に豪華絢爛、贅の限り尽くし見栄張られれど、肝心の客室は、コンセントすら2カ所のみにして、それはそもそもテレビと電気ケトル用なれば、矢鱈電子機器携行するが故に、盲滅法充電に明け暮れる現代人の生活スタイルに、全く以て対応せぬアナクロぶりかな。而してネット接続環境劣悪至極どころか、テレビ受信状態も劣悪にして、マトモに何も鑑賞し得ぬ次第。然りとて蛇口より概ね100度かと思しき煮え返るが如き熱湯供されれば、迂闊に蛇口捻るや火傷するっちゅうねん。
斯くしてBirminghamの夜は更け行きし。
NANI君のブログにも、亦異なる観点より綴られしツアーレポがアップされれば、併せて御拝読頂きたし。
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Birmigham
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