一度はブログ記事を脱稿、アップせしにも関わらず、不覚にも誤りて削除せし顛末に、最早為す術なし。失意のドン底にて再度執筆投稿せんと思えば、最早自棄糞所以に、第一稿とは大きく異なるやも知れねど、悪しからず。常々恨めしきは、アメブロの過失対応力の皆無ぶりか。
午前6時、投宿せしゲストハウスにて起床するや、御存知The Grady Twinsと邂逅、今や懐かしきと感ぜられれば、散々遭遇せし昨秋の欧州行脚も今は昔。
このゲストハウスは、オーナーが入魂にて、メゾネットとして設計施工されにけれど、如何せんメゾネット部分即ち中2階ベッド部分が、地階部分に迫り出し過ぎして、腰を屈めねばならぬ程に天井低く、然れどそのメゾネット内部は、大人が立位を以ても未だ余裕ある高さが確保されれば、何でやねんな。
いざ横浜へ向け出発せんとすれば、青木君、望月君、タツヤ君の3ショットにて記念撮影、
同じく青木君、タツヤ君、私の3ショットにて記念撮影に興ぜり。
マフラー一部欠損を以て、暴走族然とせし大爆音を轟かせ、一路横浜を目指し出発せり。道すがら、コンビニに立ち寄り、遅き朝飯に「焼鯖寿司」所望せり。
到底1月とは信じられぬ陽気にして大快晴、然れば東名高速より富士山を臨む。
富士川SA内絶景ポイントより、富士山を仰げば、今年は矢張り暖冬たるか、その頂きに冠する雪も僅かかな。
富士川SA内トイレにて、一見サボテンの如き地球外生命体と思しきに遭遇せり。今や斯様な場所にてさえ、地球外生命体と遭遇し得る有様なれば、果たして彼奴等の地球入植計画の侵攻ぶりは、如何程ならん。人類の能天気さこそ滅亡への元凶ならんと知れ。
彼の有名なるラブホ「Queen Elizabeth 石庭」を横目に見るや、愈々横浜町田ICにて流出、国道16号線を、大爆音轟かせ乍ら爆走すれば西横浜へ到り、
斯くして今宵の会場El Puenteに無事到着せり。
機材搬入後、早速前打ち上げに興ずるべく、界隈の某大衆酒場へ繰り出すや、先ずは生ビールにて乾杯後、好物「牡蠣フライ」堪能、
熱燗に切り替えるや「炙り〆鯖」やら、
「皮剝の刺身」を満喫、添えられし肝を嘗めるや、昇天級の美味さに痺れ捲りし。
光の魔術師達「liquidbiupil」紅一点なる美雪ちゃん、横浜卍団なればこそ白眼卍にてキメられし。
今宵、先鋒務めて下さりしは「comical sewing co-applique」光の魔術師達「liquidbiupil」が彩るサイケデリック亜空間に、ミニマル無限サイケデリック・サウンド響き渡れば、いきなりの恍惚界直行列車たりしかな。
次峰務め下さりしは、宮下敬一ことマンちゃん率いる「MANDOG」にして、今宵はマンちゃん曰く「久々に4ビート演ってみようかな」斯くしてアキラ君を介しての特別編成なりければ、Thelonious Monkのカヴァー等披露されれど、マンちゃんなればこその疾走感は不滅不変なり。而して途中1曲にては、タツヤ君がゲスト参加、希有にもドラムスティックを握りて華麗にジャズドラミング披露されれば、是亦貴重な一幕目撃し得しか。
今宵も1時間のセットを披露せり。ライヴ写真あれこれネット上にて拾遺叶えば、此処に無断借用転載させて頂く次第、悪しからず。
今宵、ナカタニ・タツヤ+河端一@El Puenteへ御運び下さりし皆様、どうも有り難う御座いました。
無事終演すれば、此処El Puenteにてプチ打ち上げに興じんとす。ネット上にて是亦オフショット写真あれこれ拾遺叶えば、此処に無断借用転載させて頂く次第、悪しからず。
ビール片手にアキラ君と歓談之圖。
タツヤ君との2ショット(アキラ君曰く「隠し撮り」)之圖。
此処El Puenteにて行いし過去2度のライヴ共に、この会場の磁場が為すのか、何やら不可思議なるバイブレーションにヤラれ、毎度不覚にも早々に轟沈せし経緯あれば、今宵は遂に最終ラウンドへ到り得し。然れば白眼の本場横浜にて、白眼卍を以てキメさせて頂く次第。
素晴らしき場所と素晴らしき人々、出演者及び関係者にて記念撮影之圖。
今宵は、El Puenteスタッフの方の自宅たるマンションへ投宿させて頂けば、その道すがら24時間大衆食堂「山善」発見するや、タツヤ君共々急襲せんとすれど、地元の方曰く「滅茶滅茶不味いですよ」然れば尚一層「不味いもん食いたさ」なる好奇心も点灯、而していざ暖簾潜らんとす。
私は熱燗を呷らんとするや、厨房を独りにて切り盛りされるおばちゃん曰く「今丁度、竹輪天が揚がった処」然れば1本所望せり。御味の方は前評判と異なり至りて普通なれば、些か拍子抜けせしか。
おばちゃん曰く「姫路出身」にして、御品書きにて「出汁巻き玉子」発見すれば、果たして関東風なる出汁風味皆無にして砂糖菓子の如き代物か、扨又関西風なる出汁風味芳しき代物たるや確認すべく、いざ所望すれば、案の定前者にして甘ったるきばかり、卓上の中濃ソースと思しきを施し食らえど、矢張りあの糞甘さに苛まされれば、然れど此処は坂東、これこそが玉子焼の常識と知れ。
未だ熱燗半分程余せば、口直しせんと「おでん 大根」所望せり。大抵の場合、おでん鍋とは、営業中はとろ火に掛けられる等にて保温されるが常なれど、何とおばちゃんが、厨房の奥よりおでんの大鍋を召喚されるや、ガスコンロにて火に掛けられしを目撃、そもそもおでん鍋を保温せぬとは信じ難けれど、況してや高が大根1個の為に、その大鍋より温めんとは非経済的この上無くして、当然随分な時間を要するも必至、思わず「冷めててもええから、早よ出してくれへん?」その一言にて、小皿に大根1個取り出し、つゆを注し、電子レンジにて加熱されれば、漸く配膳されし次第。一見可成り濃厚な色合いなればこそ、随分長きに渡り煮込まれれば、味わいもさぞ濃厚ならん、極薄味嗜好の私なれば無事食し得るやと憂慮しつつも、いざ箸にて切り分けんとすれば、何じゃこれ、その見て呉とは異なり滅茶硬いがな、大いに難儀させられし。
片やタツヤ君は、果敢にも「カツ丼」所望されれば、おばちゃんは先ず冷蔵庫より、揚げ済みなる豚カツを召喚、つゆを仕込みし親子鍋に豚カツ投下、蓋を落とし加熱されれば、紛う事なく豚カツの衣なんぞ煮込まれグダグダブヨブヨと化し、其処へ愈々溶き玉子投下、而して亦しても蓋を落とし加熱、然れば当然溶き玉子は見事に凝固、然れば満を持して丼へ盛りられしごはんにON! 最早カツ丼ならぬ「煮豚カツ入り玉子焼丼」なれば、タツヤ君も流石に苦笑い浮かべられしのみ。扠、その御味の方は、ひと口食らいしタツヤ君の苦笑を以て、推して知るべし。
斯くして横浜の夜は更け行きし。
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ナカタニ・タツヤ+河端一@西横浜 El Puente
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