投宿させて頂きしは、昨夜の会場Athall階上にあるツアーバンド用宿泊施設にして、私は炬燵にて転寝すれど、小用より戻るや、炬燵にて暖を取るメトロン星人と遭遇せり。
果たして冬将軍は何処へ潜まれしか、パンジー満開にして、春の訪れを予感せり。
いざ鹿児島へ向け出発せんとすれば、九州ローカルコンビニ「everyone」へ。手作り弁当や手焼きパンにて有名なりけれど、昨年末ファミリーマートと合併されれば、順次ファミリーマートへとブランド転換行われ、近日中にも「everyone」は消滅されると知ればこそ、今一度訪れんとせし次第。
パワフルな具材仕込まれる「直巻おにぎり」各種ずらり並べば、
総菜コーナーには、豪快に「フライドチキン(レッグ)」なんぞも並ぶ次第。
「ビスキーUFPOパン」なる代物もあり。
極め付けは「このまんまペペロンチーノ」「このまんま焼そば」なる生麺タイプの調理加工済み麺にして「このまま」若しくは「レンジで加熱」すれば即食し得る代物なりけり。
斯くなる中より「ばくだんおにぎり(鰺マヨ+高菜)+巻きおに(海苔弁当)+フライドチキン(レッグ)」所望、何れも手作り感溢れればこそ美味。ローカルコンビニ「everyone」なればこその手作り総菜が、大手ファミリーマートなんぞに合併されし故、消滅せんと危惧されれば残念至極。
一路鹿児島を目指し爆走すれば、戦闘機描かれし「わき見注意」看板発見、何故戦闘機かと思われれば、
成る程、この界隈は戦闘機が飛び捲る有様なればこそ。
遂に鹿児島初上陸果たせり。而して桜島を臨むや、思いの外大きく驚かされれど、タツヤ君曰く「富士山と同じぐらい大きいね」なんぼなんでもそこまでデカないやろ、なんぞと談笑しつつ、嘗て薩摩藩が、斯くも遠方僻地より参勤交代せられば、その御苦労図り知れずと、2人してあれこれ想像せり。
立ち寄りし桜島SAにて「チキン南蛮バーガー」なる代物発見、ハンバーガー中毒者みつるちゃんに御一報せん。
売店内は、高知に於ける坂本龍馬宜しく、西郷隆盛が至る所におられれば、
「西郷せんべい」なんぞと煎餅と化されしも当然か。
四国は高松「讃岐王家の谷」にて、ピラミッド3基並ぶは御存知の通り、九州は鹿児島「隼人王家の谷」にて、同じくピラミッド3基並び立つを仰ぎ得し。
大分より5時間半のドライヴにて、今宵の会場Bar Mojo到着。
サウンドチェック済ませるや、前打ち上げに興ずるべく、独り界隈を散策せり。案の定西郷さんとは、其処此処にて邂逅せり。
夥しきポップに埋もれれば店舗は何処か、因みにこれはクレープ屋なり。
「バリカン堂」なる「理容器具、バリカン研磨、高級刃物」取り扱われる専門店発見、店内を覗かせて頂かんとするや、店主と思しき中年男性がメンチ切り腐れば、仮令素見しとは云えこちとら客なれば、それが客に対する態度か、思わずガキの如くメンチ切り返させて頂きし。タツヤ君も曰く、店内の様子覗かんとすれば、このオッサンにメンチ切られにけり。客嘗めた商売しとったら、丁度バリカン屋やしパチキ入れてけつかんど。
この御時世なればこそかな「環境科学」も廃棄処分か。
斯くして居酒屋「竹よし」急襲せり。
流石は九州は鹿児島か、焼酎各種ずらり取り揃えられれど、日本酒は僅か1銘柄のみにして、然れば熱燗にて頂戴せり。先ずは「牡蠣酢」その余りに濃厚な味わい満喫、堪りませんなあ。
薩摩料理堪能せんと思えば「きびなごの刺身」酢味噌添えられれば、それも亦美味。
「鰹の腹皮」なる代物所望、そもそも鰹を然して好まぬ私なれど、これは美味なり。
「地鶏の刺身」コリコリ食感、いとをかし。是亦美味なり。
周りを見渡せば、皆様ビール若しくは焼酎呷られしは当然、店内にて日本酒呷るは私のみにして、アテも大抵肉類主流の御様子なれば、カウンター隣席に座されし年の頃同じ若しくは御年配のビジネスマン風情の2人連れ男性も「黒豚しゃぶしゃぶサラダ」や「黒豚とんこつ」重厚なる「黒豚とんかつ」なんぞ摘まれ、焼酎を呷られれば、その肉食ぶりも九州なればこそか。
御品書きにて「カレーライス」の類い発見、鹿児島在住カレー好きなれば知らぬ者無しと謳われるカレー専門店「バード」の絶品カレーを、何と此処にて食し得ると知れば、如何せん所謂カレーライスがキツくなりし昨今なれど、ここは〆に「カレーライス(小)」を所望、その高級洋食屋のそれを彷彿させる円やかな味わいに、舌鼓打つものなり。因みに地元の方々曰く「カツカレーが有名」なりけれど、今や屁垂れぶり露呈する私なれば、カツカレーなんぞ予め調子整えし上、余程好調にあらざる限り、到底食し得る代物にあらずと知る次第。
今宵先鋒を務めて下さりしは♂♀2人組「経立(Futtachi)」にして、サイケデリックの森へ誘われし。
今宵も1時間のセットを展開、更にオルガナイザーにして作曲家/演奏家/視聴覚作家たる松本充明氏を迎え、トリオにてのショート・セットも披露せり。松本氏の打ち物とは、弓弾き改造琵琶なれば、3人して各々の打ち物を弓で擦る様は、さぞ奇異たりしかな。
ライヴ写真ネット上にて拾遺叶えば、此処に無断借用転載させて頂く次第、悪しからず。
今宵、ナカタニ・タツヤ+河端一@Bar Mojoへ御運び下さりし皆様、どうも有り難う御座いました。
終演後、記念撮影せし1枚。
今宵のライヴに関し、出演者全員の肖像が施されしアート作品、立体なればなかなか判然とせぬ様なれど、能く能く眺むるや発見、成る程と得心せり。
打ち上げは、松本氏が御贔屓にされる居酒屋「味の小道 いつものところ」にて、下の写真は、入口横に鎮座されるボトル猫。
飽くまでも焼酎回避、熱燗を呷れば、コの字カウンター内に鎮座するおでん鍋より、先ずは「おでん」所望せん。
おでんネタに「豆もやし」「とんこつ」なんぞとは、鹿児島なればこそか。斯くして先ずは「豆もやし+とんこつ+がんもどき」所望、個人的嗜好としては、つゆが些か甘味不足たらん味のベクトルを指し示せど、とんこつはラフティの如きにして美味。
先の「竹よし」の御品書きにてもその名を拝見せし「がらんつ」とは何ぞや、所望すれば所謂「めざし」やがな。4尾500円也とは、何と高級なめざしたるかな。
「経立(Futtachi)」の御両名、松本氏と、調子良く酌み交わしつつ大いに歓談、伺いし「宮崎パンクス」の件オモロ過ぎ、是非に宮崎にてライヴ行いたし。
楽しき打ち上げも、閉店時刻を疾うに回れば是にて散開、今宵の投宿先たる松本氏宅へ赴かんとすれば、道すがら「ラーメン 珍々亭」発見、況して「金生ラーメン」を「金玉ラーメン」と空目するや爆笑せり。
斯くして流石は芸術家か、D.I.Y.にて改装ソフィスティケイトされし松本氏宅へ。
道すがらコンビににて所望せし「ワンカップ+塩豆大福+さくらもち」にて飲み直し、松本氏とタツヤ君と3人、大いに歓談すれば、斯くして人生初たる鹿児島の夜は更け行きし。
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ナカタニ・タツヤ+河端一@鹿児島 Bar Mojo
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