またしても午前5時起床、朝飯を拵えんと、家主が居住する母屋へ赴けば、豆腐、昨日拵えし「麻婆豆腐のタネ」及び残されしごはんをアルミホイルに包みしを召喚、
斯くして「麻婆豆腐」拵えれば、レンジにて温めしごはんにON! 納豆も添えれば「麻婆丼+納豆」食らいし。納豆と麻婆豆腐との相性是如何にと思われれど、花椒の芳しさと融合されれば、そもそもどちらも大豆料理にして、革命的味の科学反応は起きねども、問題無く美味に頂きし。
道中弁当を拵えんとすれば、袋入り麺を茹で、
更にはキャベツも共に茹で上げ、然れば「麻婆豆腐のタネ」をON! 茹で玉子も添えれば、干しえのきと松茸の味お吸い物にて拵えしスープを添え、斯くしてインプロクッキング「西域風豚そぼろ麺」弁当完成せり。
いざ一路Atlantaへ向け出発すれば、道すがら立ち寄りしガソリンスタンド内売店にて、メロンパンのにょきホタテパンを発見するや、みつるちゃんは武田久美子ごっこに興じられし。
道中弁当を拵え損ないしみつるちゃん達ってのリクエストにて、ファーストフードチェーンへ立ち寄らんとすれば、嘗てのJustin御薦めたりしChick-fil-Aへ。
チキンサンドウィッチの類い貪られれば、大いに御満悦なり。
私もチキンナゲット食らえば、成る程KFCやマクドに比べ、鶏肉然とせし味わいなれど、如何せん衣と揚げ具合が御粗末極まりなければ、まさに総菜屋の揚げ損ない鶏唐の如し。然ればマクドのチキンナゲットの如く、衣の味わいのみなる怪し気な代物こそ、ファーストフードたるべき醍醐味堪能し得らん。
矢張りチキンサンドウィッチにては、重量不足の様子にして、あれ程「不味い!」と文句垂れし揚げそば缶を貪る有様、
東君よりポップコーンを御裾分け頂けば「おっ!ポップコーンも美味いな!」これもスナック菓子大好き人間なればこそか。
結局サブウェイにてサンドウィッチを食らわれれば「ハンバーガーよりヘルシー…」そんだけ食うてたら関係ないんちゃいますか?
道中弁当「西域風豚そぼろ麺」弁当を召喚、スープを麺にぶっ掛け食らえば、麺を可成り固めに茹でればこそか、これは意外にも美味なり。
Atlantaに到着すれば、今宵の宿泊先たるJUstin宅へ。ここは昨年投宿させて頂きし謎のアトリエ兼ディストリビューション事務所若しくはレーベル事務所にして、Justinの個室には、自身のノイズマシーン一式がセッティングされし次第。
隣接する「カオル・タチバナ・フランソワ彫刻エキスポ美術館」も健在。
Justinも間借りするこの謎の建物内を徘徊するや、これは前回拝みしカオル・タチバナ・フランソワ先生の作品「入学」に相違なしと確信すれど、
ヒロボン曰く「あらヤダ、『梅の森の満開の下菩薩』だわね…この作品は終戦後の日本、近代既成文学批判、またはデカダンスな論説を貫き、それ故に生き急いでしまった無頼派文豪達の魂へのレクイエムなの…」何と美術界のみならず日本文学界にまで影響与えられしとは、勿論宇宙レベルにて作品制作を展開される先生なれば、云わずもがなとは承知之介なれど、改めて芸術家としての偉大さと、一人間としての分け隔てなき慈愛に、大いに感銘受けるのみかな。然れど「入学」と何処が違うかとよくよく眺むれば、嗚呼、成る程、仏陀が埋め込まれればこそか。
更にこちらの作品を発見されしヒロボン曰く「あらヤダ、もうこれは作品名は不要よね。そうなのよ、先生なの、彼の生みの親は。これは第2作目『暗闇でドッキリ』の油絵コンテの一枚ね!」圴か彼の有名なピンクパンサーさえ、先生の手に依る代物たりしとは、クルーゾー警部さえ推理不可ならん。
晩飯は、またしても「麻婆豆腐のタネ」を召喚、インプロクッキングにて西域風混ぜ麺の類い拵えんとす。袋入り即席麺をキャベツやセロリと共に茹でるや、麺は自家製ハバネロオイルにて解し、粉末出汁にて味を施し、野菜共々盛り付ければ、住人の方より、ベビーリーフやらスプラウトやら御裾分け頂きON! 更に「麻婆豆腐のタネ」をもON! 茹で玉子を添えるや、これにてインプロクッキング「西域風豚そぼろ混ぜ麺」完成。いざ食らえば、これは大いに美味、今回よりのツアー食新機軸「中国時代」既に大いなる可能性を見出せしか。
今宵の会場Drunken Unicorn到着。界隈を散策すればスーパー発見、然れば突撃せり。惣菜コーナーにて寿司ならぬSUSHIを発見。いやはや最早寿司とは全く異なる代物、
こちら中央なんぞ「Crunchy Roll」なる超前衛系にして、巻寿司らしきに衣が施されれば、いやはやおぞましき限りかな。左側は「Kaisen Maki Special」なれど、鮪、サーモン、海老、アボガドを、棒状のしゃりに巻き付けし代物、いやはや巻寿司とは、ネタをしゃりにて巻くと認識すれど、こちらは、しゃりをネタにて巻く次第。因みに右側は「Dragon Roll」なりけりて、圴か龍の肉ならんや、鰻なれば悪しからず。
こちらは今や定番たる「California Roll」「Shrimp Roll」なれど、いやはや醤油ならぬ何やらソースが施されし様、まるで菓子の如しか。
今回のツアーに向け、デジカメを新調されし兄ぃ、そもそもカメラマニアたる側面あれば、あれこれ撮影されし次第なれど、さりとて片や、どうにも女性との2ショット撮影に励まれし有様にして、今宵もターゲットを決められれば即アタック「Can I take photo with you?」我々は仕事柄、常々観客の方々より、この一節伺う経緯少なからねど、圴か演奏者側より申し出られるとは稀ならん。斯くして今宵も、狙い定めし美女達との2ショット撮影に、精々勤しまれる次第。
撮影後は斯くも御満悦なり。
因みにこちらが本日の1枚として、兄ぃのfacebookページに投稿されしものなり。
今宵も先鋒を務めて下さりしはTjutjuna、愈々以て大熱演。
今宵も爆音にてほたえ捲れば無事終演。ネット上にてライヴ写真拾遺叶わねば、悪しからず。
Justin宅へ帰還すれば、これにてツアーも折り返し、然れば昭和40年会の面々にてプチ打ち上げ。
斯くしてAtlantaの夜は更け行きし。
↧
Atlanta
↧