午前6時起床、朝飯を拵えんとすれば、個人所有の米を召喚、牡蠣水煮缶をも召喚し、その煮汁を投下、更に永谷園「松茸の味お吸い物」1袋を投下、斯くして炊き上げ、蒸らしに際し牡蠣を放り込めば、これにて「松茸風味牡蠣飯」完成せり。
最早残り日程も1週間を切れば、備蓄食料償却に勤しまんと、鯖水煮缶を召喚、ヤマサ昆布つゆ、唐辛子、花椒、千切りしキャベツ共々、電子レンジにて加熱調理、然ればインプロクッキング「西域風鯖とキャベツの炊き合わせ」完成、御馴染み「ワカメと干しえのきの味噌汁」も添え、これを以て朝飯とせり。牡蠣はそもそも水煮なれば、特有のクリーミーさこそ失せておれど、煮汁共々炊き上げれば、風味は充分に堪能し得る次第にして美味、然れど何より「「西域風鯖とキャベツの炊き合わせ」が、本場にて食らいし魚料理を彷彿させる刺激的味わいにして、大いに美味なれば、何とも充実せし朝飯かな。
松茸風味牡蠣飯残れば、序でに道中弁当も拵えんと、カレー粉、辛さ調整調味料、煮込みベース(飴色玉葱)なるを召喚、
人参、玉葱、ワカメを以て、即席炒めカレーを拵えれば、これにて贅沢なる一品「牡蠣飯カレー弁当」完成せり。
Barrett御薦めなる「Pomegranate Green Tea(石榴緑茶)」長年の海外多雨ー経験を以て、凡そその味わい想像に易ければ、案の定なる味わい、そもそも緑茶と石榴ってどないやねんな。
個人所有米を以て、釜を抱えつつ丼飯を掻き込まれる兄ぃ、曰く「どれだけでも食べられちゃうよ…」これも連夜、気力体力共に極限まで消耗されるAMTのドラマーなればこそか、存分に食うて下され。
片や食い過ぎ飲み過ぎスパークし過ぎなるみつるちゃん、今回のツアーにて、奇しくも再度巨大化されしは、今や誰の目にも明白なり。
明日より新居へ引っ越し準備なりけるBarrettなれど、斯様な矢先、昨夜はスパーク泥酔せし挙げ句、網戸に気付かず突破破損せしみつるちゃんの御乱行が発覚、これ程迷惑至極な話もあらざらんと思われれば、へらへら笑って何でも許されると思ったら大間違い、何れ痛い目に遭うで!と云わんとすれど、既に心当たりもあれば、ホンマ四十路も暮れやねんから、ちょっとはシャキっとしなはれや。下の写真は、兄ぃがfacebook写真アルバムへ投稿されし1枚、而して添えられしコメントは斯くの如し。「デブ、キンスキーのバレットの家のドアを破る。網戸になってて向こう側が見えるので通れると思ったらしい、バカすぎる。」
さていざPortlandへ向け出発せんとすれば、Barrettと記念撮影。
これが、バン内に於けるみつるちゃんの座席の惨状、嘗て幾度かツアーを共にせしぴか☆様も、私が「ぴか☆様の巣」と名付けし程の散らかし様たれど、こちらもまた手の施し様もなし。
道中弁当「牡蠣飯カレー」食せば、添えし茹で玉子との相性も抜群、然れど何せ多過ぎれば、半分残せども、私が座するナビ席は、快晴至極にして日当り良好、況して足許には、エンジン駆動せし故に一層高温化、然れば早々に腐り果て、敢え無く廃棄処分と相成りし。
Portlandに到着、早速巨大中古レコード屋村たるCross Road Musicを襲撃せん。
このビートルズ、誰も全然似てへんがな。
レコードハンティングの戦利品掲げつつ、今宵の会場たるStar Theaterへ。
元Subarachnoid Space、現Eight Bellsの凄腕ドラマーChrisが訪ねてくれれば、久々の再会を大いに祝せり。ドラマー同士記念撮影。
晩飯は、バックヤードにてフードカウンターあれば、そちらにてシェフ御薦めPot Roastなるを所望、牛肉煮込みを豪快に挟み、クリーム&チェダーチーズを添えしサンドウィッチ、ホットソース注せば美味なれど、肉々しき事この上なし。
今宵先鋒を務めて下さりしは、Fist Fiteなる女性ボーカルバンドにして、この妖艶にしてダイナマイトなる女性ボーカリストは、元Subarachnoid Space、現Eight Bellsの女性ギタリストMelyndaの嘗てのルームメイトにして面識あり。
次鋒を務めて下さりしはTjutjuna、今宵も渾身の熱演ぶり。
連日の過度の酷使及び蓄積されし筋肉疲労疲弊に由り、兄ぃは右大腿部に肉離れ発症すれど、サポーターにて応急処置され演奏へ臨まれれば、これも愈々ツアー最終ラウンドなればこそ。今宵も爆音にてほたえ捲り、盛況にて終演。アンコールは久々なる「Na Na Hey Hey Kiss Him Goodbye」にて幕。下のライヴ写真は、ネット上にて拾遺せし物なれば、無断借用転載させて頂きし次第、悪しからず。
今宵の投宿先は、Kittyなる女性宅にして、私の旧友Jasso夫妻とも友人なれば、また旧友Jerryなんぞ、兄弟揃いて居候中とは、全く以て世界は狭き限りかな。Jerryとみつるちゃん、日米イカレポンチ並び立ちての2ショット。
兄ぃとKittyの2ショット。
Jerryの兄Timが、庭に生える木を金色に塗ればGolden Treeと称し、偶然にも私とアキさんのデュオアルバムと同名と知れば、その縁の奇妙さなんぞ熱く語られし。
Acid Mothers Buddhaなるが鎮座する通称「Japanese Garden」況してや滝もあり。
Timの愛犬ローラ、頭の比率大きければ、何やらの純血種なりけれど、何とも奇怪な見て呉れは、所詮笑止に値せり。
素敵なインテリアなり。
別館たるTim邸には、今宵Tjutjuna御一行が投宿、然ればKittyも交え、大いに飲み明かさん。
午前4時半、漸く宴も御開き散開、斯くしてKitty邸本館へ戻れば、どうにも空腹にして、即席麺を召喚、茹で上げれば、レタス、人参、セロリ、更には冷蔵庫より失敬せしベビーリーフ共々、ヤマサ昆布つゆ、トムヤムクンの素、花椒、自家製ハバネロオイルを以て撹拌、
斯くしてまたしても禁断の夜食「東南アジア風サラダ麺」食らえば、いやはや最早完成の域に達せれば、大いに美味、帰国後も時折食さんとさえ思われる、珠玉の一品に仕上がれり。
斯くしてPortlandの夜は更け行きしどころか、愈々明け始めし。
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Portland
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