人生初たる南米上陸より一夜明ければ、午前7時起床。均か時差ぼけにならざりしかとは驚愕しつつも、もう一夜明けねば確信持てずして、糠喜びに消ゆるや。
ペルーと云えば、天空要塞都市マチュピチュへ赴き、是非にもU.F.O.招来なんぞ試みたし。
下の画像は、2013年にマチュピチュにて発見されし、太古の昔に飛来されし地球外生命体と思しき頭蓋骨なりけり。
朝飯食らうべく食堂へ赴けば、モーニング・ビュッフェ形式にして「ソーセージ+ポテト+スクランブルエッグ+トマト+オレンジジュース+コーヒー」にて済ませり。ソーセージを何故斯くも細かく切り分けられしか、食い辛き限りなり。
今宵は「Festival Integraciones Ⅶ」出演を以て、人生初の南米公演を迎えんとすれば、ギターの梱包を解かんとす。伊丹空港にてギターをチェックインせんとすれば、JAL職員の方々が御丁寧にも総出にて梱包下されば、その厳重ぶり有り難き限りにして、一見ローラ・パーマーの如しか。
今回のツアー・オルガナイザーLuis曰く、サウンドチェック終了後、ペルー名物セビーチェを食いに御案内下さると伺えば、如何せん「世界で最も美食を楽しめる国」たるペルー料理を楽しみにすれど、あろう事かフェス側が迎えのタクシー手配忘れられれば、サウンドチェックが予定より3時間後へと余儀無く変更、結局昼飯の機会完全に逃せし顛末、
斯くしてホテルの自室にて、日本より持参せしおにぎりと鯵フライ食せり。
年末のBogulta@難波Bearsへ向け、曲のアレンジ等に勤しまれるNANI君と、メイクに余念あらざるミツコさん、
恙無くメイク完了されしミツコさんは、魅惑のインターネット世界へ旅立たれし。
今宵の会場Espacio Fundación Telefónicaへ到着、3日間に渡り「Festival Integraciones Ⅶ」開催中なり。
南米のミュージシャンに紛れ、我々のみならず、フランスよりRichard Pinhasも招聘されし。
会場内の映像作品展示室にては、アニメーション作家Marín Aramburú氏が製作されしAMT新曲のPV作品「Anthem Of The Outer Space」絶賛リフレイン上映中。
楽屋にて我々共々ウイスキー呷られるRichard Pinhas、彼は昨夜演奏されれば、今宵は完全にオフなりけり。
サウンドチェック時に、テルミンの電源アダプター断線発覚せし東君なれば、NANI君に見守られ乍ら絶賛修理活動中之圖。
NANI君の助言にて、修理箇所をガムテープにて強固に固められし。
物販テーブルこと「Shopzone」も開店準備万端、果たして南米初売りは如何な次第か。今宵も艶やかミツコ社長、
表向き役職は部長なれど事実上は裏CEOたる東部長と、直属の部下ウルフ社員。
いざ開店すれば、商売繁盛銭持って来い!
晩飯含めケータリングの類い見当たらねば、オルガナイザーLuisへ直訴、何とかワインとウイスキーこそ確保し得れど、晩飯どころかスナックさえ皆無、昼飯もレストランへ行きそびれば、ペルーの美食に縁非ざりし有様。嗚呼、ペルーの美食は遠く彼方かな。
野外ステージ会場は、既に満員御礼入場制限発令せり。
記念すべきAMT宗家初南米公演は、90分のセットを披露せり。何せ殆どの方々は我々を初めて体験される筈なればこそ、此処は定番的流れにて乗り怒涛の疾走、此処最近は機材に恵まれれば、久々にショボき機材に序盤は些か戸惑いもあれど、そこは気合いと気迫にて凌駕すべし。Lima発宇宙の果て行き銀河鉄道片道切符の旅は、今宵も大暴走を以て大団円、大いに盛況にて幕。
下の2枚は、私がステージ上より撮影せし代物なり。
ライヴ写真ネット上にて拾遺叶えば、此処に無断借用転載させて頂く次第、悪しからず。
機材撤収すれば、速やかにホテルへ帰還。結局晩飯にも有り付けねば、空腹至極にして疲労困憊、日本より持参せしカップ麺なんぞ食さんと思うや否や、敢え無く即寝成仏せり。
片やパーティーの御誘いなんぞもあれば、目出度くも先月遂に一児の父となられしウルフなれど、曰く「いや、僕としては、ここは行っとくべきかなと…愛娘に父親の男らしいワイルドな部分を見せられるようにしておかないといけないので…。」全く以て意味不明。
然れば昨夜、パーティー満喫されし彼より、無碍に送り付けられしパーティー写真、此処に転載させて頂く次第。
己れ自身の奥深くに潜む夜狼の野性の迸りを放つべく、御自慢のキメ台詞「俺の名はウルフ」を以て、ラテンの熱き夜を存分に謳歌されしか。
斯くしてLimaの第2夜は更け行きし。
NANI君のブログも並走更新中なれば、是非に御拝読頂きたし。