再び眠れぬ夜を迎えれど、体調絶不調も相俟り、凡そ疲弊し切りし肉体も、常々「健全な肉体は強靭な精神力が司る」を旨とする精神も、共に概ね極限に達すれば、この際永遠の眠りさえ厭わぬ程の心境なれど、案の定睡魔の野郎は果たして何処を彷徨うか。
然れば退屈至極な映画なんぞ鑑賞すれば、誘眠効果あらんと、素晴らしきゴミ映画輩出され続けるトロマ映画のエログロゲロゲロ作品たる、ロイド・カウフマン監督作品「 チキン・オブ・ザ・デッド 悪魔の毒々バリューセット(原題:The Night of The Chicken Dead)」鑑賞せり。先住民の神聖な墓地を更地にし新装開店されしファーストフード店を舞台に、蘇生せし先住民と食材として殺戮されし鶏が結実、而してチキンゾンビ誕生せり。政治経済、宗教、人種差別、LGBT問題等も絡めつつ、無限に続く血潮と内臓とウンコ塗れな、この救いようなきゴミ映画、何せ汚染されしフライドチキン食らうや、惨たらしく死するのみならず、チキンゾンビとして蘇生、人肉を貪る展開。このエログロゲロゲロな展開に、大胆にもミュージカルを導入されれば、そのZ級ぶり如何ともし難く、流石は孤高のゴミ映画会社トロマかな。主人公の少年が、トロマの出世作「悪魔の毒々モンスター」Tシャツ纏われるは御愛嬌。素晴らしきかな、Z級ゴミ映画の世界。予告編はこちらにて。
午前5時迎えれば、朝飯拵えんとす。備蓄食材より白菜召喚、これを「電子レンジで蒸し野菜マシーン」へぶち込み1分半加熱調理、
其処へおろし生姜、粉末出汁、未だ熟成前なれど「自家製ハバネロオイル」投下、更には先日アジア系スーパーにて贖いし鯖味噌煮缶召喚するや投下、
これを今一度電子レンジにて3分間加熱調理、昨日の配給ご飯半分を丼に盛り付け、その上にON! 更に納豆、生玉子、紅生姜も盛り合わせれば、是にて御手軽電子レンジクッキング「完全無血の他人若しくは三角関係丼」完成せり。いざ食らえば異なる食感楽しみ得る上、紅生姜のワンポイントリリーフぶりが見事にして、大いに美味なり。
一楽さんとほぼチャット状態にて夏の企てあれこれ練り上げれば、一段落迎えるや不覚にも転寝、午前10時起床すれど、道中弁当さえ拵える間もなく、出発時刻午前11時を迎えし。
斯くしてモンタナ州Bozeman目指し、残雪伺う中を爆走せり。
給油休憩に立ち寄りしガソリンスタンドにドライヴイン併設されれば、界隈の渓流に棲息するトラウト各種を、巨大水槽にて展示されし。
「見た目よりも遥かに重い鶏のオブジェ」を、他人に持たせ驚かせんとする、先住民の伝承にても知られる、モンタナ界隈の人里に出没されにける妖怪「ヌ・バギトーメ(『鶏持たせ』の意)」東君に扮し近寄り来れば、愈々この鶏のオブジェ渡されれど、咄嗟に「そんな重たないな」なんぞと気取り嘯くや、頭より齧り殺される次第なれど、素直に「わっ!重た!」と驚けば、満足して次の標的探さんとされると知れば、ここは勿論後者のリアクションを以て、事なきを得じ。
斯様な場所には、観光客用土産物がずらり並べられれば、当然の如くウルフグッズも無限の在庫ぶり、斯くして脳汁噴出テンションマックスなウルフ之圖。
缶の蓋をリサイクルせし代物、これに金払うは憚られん。
先住民の方へ、マニトゥー勝負持ち掛けれど、応じて下さらねば残念至極。
ドライヴイン内食堂にて「ホットドッグ+シェイク」所望されしウルフ、サイドオーダー全拒否されにければ、何とも御粗末な代物にして、これも曰く「ワイルドですから!」
今朝「The Night of The Chicken Dead」鑑賞えし余波にて「チキンテンダー&フレンチフライ」所望せり。
今朝、道中弁当拵える間あらざれば、これを大胆にごはんにON! 斯くして「チキンテンダー丼」といて食せり…なんぞたる筈もなく、そもそも斯くも大盛り食い切れねば、チキンテンダー2枚とフレンチフライ少々を以て、御馳走様。
添えられしソースに謎の文字記されれば、
Justinに問えど察しかねるとの返事、味見すれば所謂「フレンチソース」の如きにして、成る程これは「F」たりしか。
体調絶不調なれば、此処は猫と同じく、只管体力温存図り身動きせず爆睡するのみ。ふと目覚めれば、丁度Missoulaにして、嗚呼、此処は今は亡きマデリーン・ファーガソンが住みし街なり。
嘗てライヴ行いし経緯もあれど、果たして斯くもど田舎街たりしか。
再び爆睡、目覚める度に1枚の写真を撮影せり。
今宵の会場The Zebra Cocktail Loungeへ到着せり。
1階は大層繁盛されるレストランバーとホテル、地下はライヴ会場とポーカーバーなる、遊興娯楽総合施設なり。どの店舗も、壁には新進芸術家をサポートされん、アート作品が所狭しと飾られ乍らも、即売されにけり。
体調絶不調なれば、出番まで楽屋にて爆睡させて頂けど、室内が余りに寒ければ、吊るされしカーテンを引っ剥がしブランケット代わりにさせて頂く次第。寒いとこ来て何で屋内が寒いねんな。そもそも毛唐共は、自前の分厚き肉布団装着されれば、斯くも季節問わずTシャツなんぞにて闊歩し得るや。
今宵は90分のセットを披露。持病悪化に伴い、最早マトモに演奏し得るや大いに懸念されれば、人生初なる「椅子に着席したロックのライヴ」と相成りし。いざステージに立てば、アドレナリン土石流の如く濁流にて噴出すれど、脳内麻薬の効能を凌ぐ苦痛伴えば、大いに苦戦強いられし。昨日同様「田舎はロック」なる鉄則の下、ノンストップ狂い咲きサンダーメドレー、苦悶に喘ぎつつもメンバー皆の尽力あれば、毎度乍ら怒涛の大疾走、地獄の大暴走の果て、大団円へ至れり幕。
1. Blue Velvet Blues ~ Dark Star Blues ~ OM Riff ~ Chinese Flying Saucer ~ Flying Teapot ~ Disco Pinl Lady Lemonade ~ La Novia ~ Pink Lady Lemonade coda
2. Cometary Orbital Drive
ネット上にてライヴ写真拾遺叶えば、此処に無断借用転載させて頂きし、悪しからず。
投宿先たるホテルへチェックイン、今宵は週末なれば空き部屋僅かにして、幸運にも「最後の1部屋」たりし家族用大部屋を確保せり。
持病悪化に伴い苦悶せられし儘、斯くしてBozemanの夜は更け行きし。
NANI君のブログも絶賛並走更新中なれば、是非に御併読頂きたし。
ジョンソンのツアー日記も、徒然なる儘にFacebookへ投稿されれば、こちらも是非御併読頂きたし。