「Glastonbury Festival 2019」出演を含む「AMT宗家大英帝国ツアー2019夏」出発当日を迎えし。
果たして誰が想像し得えしか、高校生当時以来なる自主制作カセットレーベル「Experimental Records」設立、電子音楽ソロ作品をカセットにてリリースすれば、出発当日午前中配送を以て間一髪、プレス工場より受け取り叶いし。届きし箱を眺むるや、何とカセットテープが意匠されしとは、何とも洒落が効いてるやないけ。高校生当時の自主制作カセットレーベルとの大いなる相違点とは、只管自宅にてカセットレコーダー2台(未だWカセットなんぞたる文明の利器あらざれば)を駆使し、只管商品をダビングせし御苦労は、五十路半ば迎えし今や金にて買わせて頂く1点か。
斯くしてモジュラーシンセとギターを駆使せし電子音楽ソロ作品「Undead Underdrive Electrique」無事納品されれば、早速本日出征せんとする「AMT宗家大英帝国ツアー2019夏」にて販売すべく、持参荷物の中へ梱包せり。
大阪アジトを出発、いざ関西空港へ向かうべく、JR新大阪駅より関空特急「はるか」に乗車せんと、予め午後3時発「はるか35号」の座席指定券も購入済み。扨、JR新大阪駅に30分も早く到着すれば、何と私が乗車予定する1本前、即ち午後2時半発「はるか33号」が10分遅れとの表示、未だ10分の猶予あれば、駅員に座席指定券を見せつつ、この1本前の「はるか33号」へ座席変更可能か問うや、有人カウンター「みどりの窓口」にてのみ交換可能と知るや、猛ダッシュにて突撃、幸い数名の客が待つ程度ならば、所要時間5分程度にて無事「はるか33号」の座席指定券へ変更叶い、満を持してホームへ赴けど、未だ列車到着の案内あらざれば、当初乗車予定せし「はるか35号」も7分遅れの表示点灯せり。
本来午後2時半発たりし「はるか33号」がホームへ到着せしは、15分遅れなる午後2時45分、然れど結局発車せしは、当初の乗車予定「はるか35号」発車時刻と同じ午後3時なり。因みに当初乗車を予定せしその「はるか35号」は15遅れ表示、更には結局30分遅れ表示へ。当然の如く「はるか35号」の座席指定券を所持される方々が、発車5分前ある午後2時55分頃より続々ホームに到着されれど、指定席の変更は、非情にも階上「みどりの窓口」のみにて取り扱いなれば、既にその猶予あらざりて、御急ぎの方(空港行きなれば大抵は御急ぎの方に該当せり)は、高価な指定席を破棄され、自由席車両へ走らざるを得じ。いやはや奇しくも30分前に到着せしは、何ともラッキーたりしかな。
御陰様にて指定席車両は閑散たる様、私以外の乗客は1名か2名に留まりし。
関空特急「はるか」車内にては、無料Wi-Fiサービス供される故、私の如くスマホどころか携帯電話さえも所持せぬ時代錯誤者に於いても、ネット接続叶う次第。Facebookメッセンジャーにて、凡そこのもう1本前の「はるか31号」に乗車されし東君より、列車が久しく立ち往生、ついぞ漸くのろのろなれど運転再開されしとの報あれば、続けて阪和線在来線に乗車されしNANI君も、停止とのろのろ運転繰り返し乍らも、何とか関空へ向かい目下走行中との報、ジョンソンは空港バスにて向かえば問題無しとの報、各々入れば、何はともあれ全員の無事関空到着を願うばかりか。
ネット上にて多少の情報も確保せり。
私が乗車せし「はるか33号」が、唯一の停車駅「天王寺」到着直前に「南海電車にて振替輸送も行っております。御急ぎの方は、此処で御乗換え下さい。」なる車内アナウンス流されれば、凡そ「天王寺」の次は終着駅「関西空港」にして、因みに此処「天王寺」より南海電車にて関空目指さんとすれば、JR環状線若しくは大和路線にて1駅「新今宮」へ赴き、其処にて南海電車へ乗り換え得る次第、果たして斯くも乗り換えの手間掛かれど、南海電車へ乗り換えし方が早からんとの御達しか。私は幸運にも予定より1本早き「はるか33号」へ乗り得れば、発車時刻が30分遅れたれど、当初乗車予定たりし「はるか35号」本来の発車時刻たれば、万一これ以上の遅れあれど、然して深刻ならぬと思われれど、そもそも「はるか33号」本来の到着時刻を以て乗車されし方々は、当然1分1秒を争う程に焦られしか。
今回の運休遅延の元凶たる現場こと「鳳」駅を目前に、案の定停止、その後も幾度か停止を繰り返せば、その間に順次皆の関空到着の吉報伺いつつ、こちらも漸く関空を視界に捉え得し。結局通常の所要時間30分増しにて、午後4時20分関西空港駅に無事到着せり。
皆と合流果たせば、無事チェックインも済ませし。何せ今回のLondon到着は明朝にして、ライヴは翌晩なればいきなりのオフ、皆様当面の食料を用意すべく、おにぎりやらカップ麺やらをコンビニにて購入されし。
ビールと寿司堪能されるNANI君之圖。その後、この寿司が凄惨な顛末を誘うなんぞとは、この時は未だ誰も知る由もなし。
私も「焼鯖寿司」なんぞ堪能せり。
然ればいざ出国せん。今回は僅か1週間なる短期ツアーなれど、短期ツアーこそ「たった1週間やし」なんぞと準備疎かに舐めて掛かりがちにして、準備万端な長期ツアーに比べ、逆に過酷な食事状況に追い込まれる悲惨体験数々あれば、備えあれば憂いなし。
先ずは、午後6時発キャセイパシフィック航空香港行きに搭乗せり。
満員御礼にして最後方座席に座すれば、配膳されし機内食の選択肢既にあらざりて、自ずから「Fish & Rice」なれど、この白身魚のクリームソース掛けの如きが、何故か檸檬風味とは是如何に。添えられしは、大根等の塩昆布風味炊き合わせにして、その食い合わせっぷり最悪なれば、ホンマ何で檸檬風味やねんな。均か柚子の代わりなんぞたる弁解、到底聞く耳持たぬと覚悟したれや。
空の旅の唯一の愉しみたるハリウッド娯楽大作鑑賞に興じんとすれば、先ずはクリストファー・ランドン監督作品「ハッピー・デス・デイ(原題:Happy Death Day)」を選択せり。毎回殺されて終わる誕生日当日を無限ループ状態にて繰り返す中、犯人を見つけ出さんとする青春ホラー映画、大どんでん返し的顛末は、概ね想定内なれど、主演ジェシカ・ローテのアメリカンネエちゃんぶりが余りにナイス、アメリカなればこその能天気テイスト大いに堪能し得し佳作なり。
映画リストにて日本語吹替及び字幕付き作品限りあれば、嘗て鑑賞せしシェーン・ブラック監督作品「ザ・プレデター(原題:The Predator)」再び鑑賞せんとす。先日ネット上にて、タイの水田にて田植え行うプレデター動画発見すれば、何とも滑稽愉快なり。プレデターとは、他の生物を「狩る」事こそあれ、それは食す訳にあらねば、果たして何を食されるや。あの残忍さ誇り乍ら、均かの米食なんぞたれば、思わず親近感さえ抱き得るか。
約4時間のフライトにて香港国際空港へ到着せり。此処にてLondon行きフライトへ乗り継ぐべし。福岡より早々に到着せしウルフも合流、斯くして搭乗ゲートへ赴かん。
午後11時55分発キャセイパシフィック航空London行きに無事搭乗果たせり。
離陸後に配膳されし機内食は「チキン」選択すれど、再び檸檬風味のソースにて煮られし代物、付け合わせがマッシュポテトなるも望まざる代物なれば、箸ならぬフォークも思わず止まりし。因みに両脇に座する方々が、他の2品を所望されれば覗けども、パスタなんぞ云うに及ばず、ライスと盛り合わされしは先の白身魚と同じかと見受けられれば、凡そ是亦檸檬風味たらんとは想像に易くして、3択何れを選べど結果は然して変わらぬと思えば、何とも哀し気な顛末なり。
空の旅の愉しみたるハリウッド娯楽作品鑑賞すべく、先達て鑑賞せしM・ナイト・シャマラン監督作品「ミスター・ガラス(原題:Glass)」シリーズ3部作の第1作目たる M・ナイト・シャマラン監督作品「アンブレイカブル(原題:Unbreakable)」鑑賞せり。奇しくもシリーズ最終作「ミスター・ガラス」鑑賞の記憶も未だ鮮明なれば、正に100%ネタバレ状態にての鑑賞、然ればこそデヴィッドとイライジャの出会いや、各々の過去を通し、漸く最後の顛末が何故斯くたりしかも納得、超自然的超科学的理屈にて変身を遂げる日本の特撮ヒーロー像と、全く異なるコンセプトをベースにするアメリカンコミックヒーロー像なればこそ、この2人も亦ヒーローたるべしとは、是亦成る程と思わせる次第。
然れば本シリーズ第2作目たるM・ナイト・シャマラン監督作品「スプリット(原題:Split)」も、是亦再び鑑賞せんとす。本作こそ3作品中最初に鑑賞せし作品にして、あのデヴィッドとオードリーに由るエンディングシーン意味なんぞ、当時当然理解し得る筈もあらざれば、前回鑑賞せし際の印象は芳しからねど、続編「ミスター・ガラス」及び前作たる「アンブレイカブル」鑑賞後たる今、改めて再び鑑賞すれば、その印象大いに異なるとは当然か。
昨今矢鱈にシリーズ化を念頭に置かれ制作される映画多ければ、せめて1作単体にて鑑賞すれど、充分に鑑賞に耐え得るま勿論、その時系列なんぞ存ぜねど堪能し得る仕掛け施しておいて頂きたし。
着陸前に配膳されし機内食は、御馴染み「ソーセージ+オムレツ」にして、辟易させられる事半端なし。パイ状たるオムレツは、未だ電子レンジクッキングの如きスポンジ状のオムレツよりはマシなれど、所詮は食し得る最低ラインの味と知れ。
午前5時半、London Heathrow空港に無事着陸せり。パーソナルモニターに、ゲートへ到着し機体完全停止後まで、機外の様子中継されるは稀なるかと、思わず興味深く凝視せり。
ウルフの軽率軽薄無思慮な行動にて、入国審査に若干の暗雲垂れ込めど、彼奴目には其れ相当の懲罰を課す決定にて、恙無く入国も果たせり。
本日投宿予定のホテルは所謂民泊マンションなりければ、午後3時までチェックイン不可、然れど午前11時にオフィスが営業開始と知り、何とかそれまで空港にて時間潰さんとす。
NANI君のブログも絶賛並走更新中なれば、是非に御併読頂きたし。
ジョンソンのツアー日記も、徒然なる儘にInstagramへ投稿されれば、こちらも是非御併読頂きたし。