午前5時起床、昨日大いに疲労困憊せし故か、起き抜けれど全身あちこち痛ければ、まるでツアー最終盤の如しか、然れどまだMainliner英国＆アイルランド・ツアーすら、本日漸く折り返し地点を迎えんとするばかりなれば、況してやこの後、1ヶ月に及ぶAMT宗家、更にBlack SabbathトリビュートなるAMT & Space Infernoこと昭和40年会も11発を数えれば、〆はソロ3発と、未だ50発近く残す身の上、斯様な有様で何とするか、ここは気合い入れがてら、久々に和食系の味を堪能せんと、先日購入せし大根やら油揚げを召還せり。韓国製袋入り即席麺の麺のみ使用、茹で上げし麺に大根おろしを汁共ON! 更に麺つゆひと回し。油揚げは、大根の葉共々フライパンにて炙れば、おろし生姜を添え、これまた麺つゆをひと回し。斯くして「おろし麺＋油揚げの炙ったん」完成、大根おろしやおろし生姜の風味に痺れつつ、麺つゆの味わいに落涙寸前、大いに美味とは云わずもがな。
珍しく二度寝を決め込めば、些か楽になりしかと思われれど、如何せん全身猛烈に怠痛ければ、特に両腕は可成りの重傷ぶり、これも無謀極まりなき暴走早弾きギタリストの末路たらんや。同じく既に大いに疲労困憊される兄ぃが、踏ん張り処とばかり米を炊かれれば、御裾分け頂きし次第。然れば鯖オイル漬け缶と大根を召還、先ずレタス、続けて鯖缶と大根おろしをごはんにON! 麺つゆひと回し、これにて「おろし鯖丼」完成。これまた激烈に美味、仮令缶詰なれども矢張り鯖は美味なるかな。
ごはんが残れば、再び油揚げを炙りON! おろし生姜を施し、麺つゆひと回し、日本より持参せし小袋入り山椒を散らせど、残念ながら玉子綴じにあらねば「きつね丼」にあらずして、そうさな「いたち丼」なんぞと呼ぶべき代物か、然れど些か天丼の香ばしさすら想起し得れば、これまた大いに美味かな。
朝ビールを堪能される兄ぃ「朝から飲みたくなっちゃうんだよね…。」
投宿させて頂きしオルガナイザー宅を出発せんとすれば、出口の植え込みにて斯様な花を発見、何とも趣き深き様なれど、
これ何ちゅう花やねんやろ？明日香の山寺の境内に、こっそり植えたきと思えばこそ。
昨夜会場に機材を置き去りにさせて頂けど、チャビが均かの忘却、調子良くハイウェイを10km程爆走せし折、思わず訊ねるや、慌てて13th Noteへ面舵一杯、無事機材積み込み完了するや、ベジタリアンのチャビ曰く「昨夜食ったベジバーガーはサイコーだった！だから今日の昼飯も、ここでベジバーガーを食って行く！」斯くして彼曰く「サイコーなる」ベジバーガーに、大いに興奮される御様子。
その隙に乗じ、私は斜向いなるMonorail Recordsを2日連続にて急襲、本日は所持するスコティッシュ・ポンドをレコードに「両替」せんと思えばこそ。何せ大英帝国内にて流通する紙幣とは、イングランドとスコットランド、更に北アイルランドに於いて異なれど、国外にて両替可能なるは女王陛下イングランドの紙幣のみとは周知の通り、然ればここはレコードに両替せんとせし次第。
斯くして無事レコードへ「両替」完了。
斯様な場所に、あれはスコティッシュ青沼静馬ならん。
いざNew Castleへ向け爆走、道中立ち寄りしガソリンスタンド内小売店にて、タイゲン君が怪し気なる「うなぎ sushi on the go」僅か£1.00也を発見。
これはまさしくカニかまにして、どない見ても鰻は入ってへんやろ。
どうやら風邪の兆し現れれば、道理で全身怠痛き筈ならん。然れば己れの自然治癒能力のみを以て完治させんと、先ずは「食うて温うして寝る」べしと、電子レンジ調理用ハンバーガー、ソーセージ缶、玉子なんぞ購入せり。
電子レンジ調理用バーガーなれど、電子レンジにぶち込めば、器が変形せし有様。
兄ぃも、食パン＆ベイクド・ビーンズ缶を購入されし次第。
ハンバーガーには、パティとチーズのみ挟まれる貧相ぶり、然ればレタスをトッピング、ハバネロソースを投入、斯くして食らえば、決して美味にあらねども、薬と思えば上等至極。
然ればヒートテックを着込み、移動の車中にて寝かせて頂くのみ。
今宵の会場Think Tank到着、アホなエンジニア相手に、サウンドチェックも無難に済ませば、晩飯は、今宵もベジタリアン料理にして「ベジ・ブリトー」これまた激不味なる代物、ハバネロソース投下すれど、これにて打ち止め御昇天。
風邪薬代わりにペルノーなんぞ呷れば、漸く覚醒し得らん。
今宵の前座の方々、皆様退屈至極なストーナー系にして、然れどその音量のしょぼさも相俟り、愈々以て救い難し、然れど欧州に於いては、忌まわしきポストロック・ブームを発端に、ストーナー、ドゥームメタル、ブラックメタルと、退屈至極なムーブメントが、その姿を変えつつも興隆しておれば、矢鱈対バンの機会も多くして、時には思わず殺意すら抱かせる程か、いやはや旧き良きブリティッシュ・ロックは何処へ。
昨夜のセットは、1時間程と思えど、実は4曲にて1時間20分に及びにければ、今宵は1時間程のセットにて纏めん。風邪なんぞ一蹴せんとばかり、メガ爆音にてほたえ捲り、今宵も盛況にて幕。
今宵の投宿先は、オルガナイザー宅にして、いきなり壁にはGISMのポスター。
漸くリラックスされ至福感に満たされるチャビ。
高級ウイスキー御相伴に預かる次第。
今や世話となる家人と談笑するも珍しければ、皆様早速ネット接続されればこそ、これもまた21世紀のツアー光景なり。
風邪を凌駕撃退せんと、禁断の夜食解禁せり。玉子、韓国製四川風レトルトカレー、生うどんを召還、
ハングルは解読し得ねど、御概ね「四川風」なんぞと宣われる代物たらん。せやけど四川風カレーってどんなんやねん？
その四川風カレー、辛味ほぼ皆無、味わいもカレーならずして、韓国名物ジャージャー麺なんぞ想起せし有様、残念ながらカレーうどん的味わいにならねど、ハバネロオイル施せば、これはこれ美味と相なりし次第。ハバネロオイルをそこそこ投下すれば、大いに発汗促進、ヒートテックを着込み、早々に就寝させて頂けば、明日には何とか完治を目指さんとするものなり。ツアー中の風邪とは、他のメンバーにも伝染し得て、まさに呪わしくも地獄の沙汰と知ればこそ。
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Mainliner＠Think Tank New Castle Upon Tyne
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