毎週2作品ずつアップせんと宣言せし「Kawabata Makoto official Bandcamp」此処まで新旧45タイトルを順調にリリース、御陰様にてぼちぼちな手応え、御購入下さりし皆様、どうも有り難う御座います。
扨、今週の「Weekly Kawabata」若しくは「週刊 スピードグル」は、私のソロ作品新旧2作品「I Want You To Want Me」と「Love Between Strings (Smith Days vol.7)」を公開せり。
「I Want You To Want Me」は、嘗て「Private Tapes.7」として2002年夏にCDRにてリリースせし、エレキギターに由るミニマルミュージック作品なり。※ネットモラル遵守せんとされるアメブロなれば、予め自粛させて頂く次第、悪しからず。
反復されるギターフレーズの数々は、決してループにあらず、超ロングディレイに由るものなれば、時間経過と共に減衰消滅するは当然、然れば次々と新たなフレーズを重ね曲を展開しつつも、いつかは泡沫の如く消え果て行く次第。ギター1本と2台のディレイペダルのみにて演奏・録音されし本作、そもそもフレーズは全て即興にして、僅か10秒弱過去の自分と共演しつつ、無へと消え逝く彼等を見送る並行宇宙的体験も、いと愉快たりしかな。
而してもう1枚とは、2010年9月に自宅スタジオにて録音せし、中国の打絃楽器「揚琴」を、従来の演奏方法のみならず、弓2本携え弓弾きせし、オーバーダブ無し一発録音作品「Love Between Strings (Smith Days vol.7)」なり。2010年は1年通じ、彦根はスミス記念堂にてシリーズライヴ「スミスで会いましょう」を、主催招聘下さりし「彦根の母」野本さんと敢行すれば、計9回行えど毎回テーマを決め、其れに基づき自宅スタジオにて新作を録り下ろし、入場者の皆様へ配布すれば、本作は第7回の際の入場特典たりし。
民族楽器と云えど、単にその「音色」求めればこそなれば、所謂伝統音楽なんぞ演奏する気は、毛頭あらざるどころか全く以て皆無、そもそも伝統音楽とは、御当地の文化的伝統を生来血に秘める方々が演奏して初めて意義あれば、その民族楽器や音楽に魅了されし諸氏諸兄が、異国趣味晒し憧憬頂きて演奏されし処で、詰まる処「着物纏う紅毛碧眼の毛唐オヤジが尺八を吹く」に同じ。私が興味抱くは、飽くまでもその楽器より発せらるる音色と、秘める可能性に他ならず、然ればこそ我流の極み、タブーなんぞも一切あらざると知れ。
Bandcampページに於ける「Weekly Kawabata」一応毎週水曜に更新せんと思えば、旧譜のみならず録り下ろし新作も亦、然れば引き続き何卒御贔屓に御願い奉り候。