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Channel: 大ぼら一代番外地
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Bandcampにて「Weekly Kawabata」最新未発表音源3作品と復刻1作品を公開

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コロナ狂騒の煽り食らうや、海外遠征予定は全滅の憂き目に遭い、然れば徒然なる儘に始動、毎週2作品ずつアップせんと宣言せし「Kawabata Makoto official Bandcamp」此処まで新旧178タイトルを順調にリリース、御陰様にてぼちぼちな手応え、御試聴、御購入下さりし皆様、どうも有り難う御座います。

 

扨、今週の「Weekly Kawabata」若しくは「週刊 スピードグル」は、米音楽配信/販売プラットフォームBandcampが、コロナ狂騒の煽り食らいしミュージシャン達の窮状救うべく、売り上げ100%還元下さる恒例「Bandcamp Friday」なれば、このBandcamp Fridayを睨み、録り下ろし新作2作品と未発表ライヴ2作品を揃えし次第。
先ずは今年2月に行いしMainliner大阪公演@Bearsの模様を完全収録せし「Eventual Survivors In Osaka 2021」、先達て行いしばかりなるNANI君とのデュオライヴを完全収録せし「Zero Degree Flames」、今回のBandcamp Fridayを睨み録り下ろせし最新ミュージックコンクレート作品「Ephemeral Dreamers」、而して私の初期グループBaroque Bordelloに由る「回天と愛とパンクロック [Kaiten, Love and Punk Rock] (1981)」、以上計4作品を一挙公開せり。

 

 

轟音サイケデリックバンドMainlinerが、緊急事態宣言下の今年2月に行いし「Manliner ニューアルバム『Dual Myths』発売記念三都市ツアー 2020」大阪公演@Bears、1stアルバム「Mellow Out」と、現ラインナップに由る1作目たる前作「Revelation Space」より各々1曲、而して新譜「Dual Myths」より3曲、計5曲を演奏せし100分フルセットを完全収録せし「Eventual Survivors In Osaka 2021」をデジタルリリースせり。そもそもCDでさえ1枚に収まらぬ長尺セット、デジタルリリースなれば完全収録にてのリリースも容易たりしかな。反復されるリフと、突如襲来する轟音ギターソロの繰り返し、Mainlinerの曲構成とは、1stアルバム「Mellow Out」以来一貫し斯くもシンプルにして、特にタイゲン君加入以降は反復ぶり益々顕著、無限かと思われる程に延々と反復されれば、演奏し乍ら意識が遠くなる事も稀ならぬ次第。然ればこそ私が参加する全バンド中、肉体的にも精神的にも最も過酷なバンドに相違なく、いやはや斯様なバンドを均か五十路半ば過ぎし今も、未だ演奏し得るとは、我乍ら驚きさえ覚えれど、還暦迫る兄ィが、連夜長時間ノンストップにてドラム叩き捲られる事こそ、驚愕の事実にして感服するばかりかな。

 

 

先月末に行いし砂十島NANI × 河端一@茶屋町 Noon + Cafe「GIGANOISE 大阪」の模様は、月刊かえる発行される倉本高弘氏の御厚意に由り、Youtubeにてライヴ動画公開されれば、

 

 

そのライヴ完全収録せしデジタルアルバム「Zero Degree Flames」リリースせり。当初は、NANI君が仕込みしサンプリングをベースに、人力ノイズテクノなんぞ目論めど、サウンドチェック時に、生楽器の音がデカ過ぎにてモニター不可たる事実発覚、然れば結局毎度御馴染みにして十八番「出たとこ勝負」と相成りし顛末なり。敢えなく目論見外れし今回の人力ノイズテクノ計画、折角故に何れスタジオ録音音源として完成させんと思い立てば、それは亦の機会に。

 

 

コロナ狂騒勃発にてのミュージシャン救済企画Bandcamp Fridayも、果たして今回が最後や否や存ぜねど、そもそも当初は昨年末を以て終了予定たれば、今回最終回たる可能性大にして、然ればBandcamp Friday最終回を睨み、録り下ろし最新ミュージックコンクレート作品「Ephemeral Dreamers」リリースせり。シンセサイザーに由る電子音と、テープに由るコラージュにて制作すれば、そもそも20世紀現代音楽にて音楽的興味覚醒せし私は、これは年齢重ねし故の所謂原点回帰に他ならぬか。事実、日常に於いて鑑賞する音楽は、今や20世紀現代音楽か古楽かサントラ、加えて私的懐メロとしての往年の歌謡曲程度、ロックの類いめっきり疎遠と化せば、ガキの頃に拝読せしRitchie Blackmoreのインタビューに於ける一節「クラシックしか聴いてない」なんぞ思い出せど、Ritchieが若き美人妻とルネッサンス音楽等を演奏するBlackmore's Night結成され、公私に渡り充実せし晩年過ごされる様を思えば、果たして私の晩年は如何な展開を迎えんや。紛う事なく断言し得るは、独居老人孤独死たる顛末にして、然ればせめて誰にも迷惑及ばぬよう、猫の如く人知れぬ場所にて果てるべし。

 

 

1978年に自らの音楽制作活動開始せし私なれど、同時に楽器演奏開始なるド素人ぶり、然りとて通常の楽器習得コースを一切通過せねば、級友たりしバンドメンバー共々全員独学、而して作曲・編曲・演奏を同時行わんとする「即興」をベースにすれば、これは今以て全く変わらぬ有様。当時は近所の法隆寺文化センター地下に練習スタジオ「サウンドハウス法隆寺」あれば、此処は奈良のど田舎にも関わらず、あの44マグナムさえ練習されし場所にして、スタジオ設備たりしカセットデッキ+4chミキサーを駆使し、即興にて演奏せしを録音、これをベーシックトラックとすれば、当時所持せし2台のカセットデッキを以てオーバーダブ施し、作品制作に勤しみし。因みにそのオーバーダブの方法とは、カセットデッキ2台の内1台に「カラオケミキシング機能」搭載されれば、即ちこれは2本のマイク入力端子があり、カセットテープにてカラオケ流せば、デュエットし得る機能にして、このマイク入力端子に、マイクのみならず楽器をライン入力、ベーシックカセットに合わせ演奏するや、もう1台のカセットデッキにて録音、この作業を延々繰り返せば理論的には果てしなくオーバーダブ可能なり。実際には2台のカセットデッキの走行スピードが微妙に異なれば、オーバーダビング繰り返すうち、音程のズレ生じ、そのズレに合わせチューニングし直さざるを得じ。

斯様な原始的手法にて録音作品制作に明け暮れれば、私の初期グループBaroque Bordelloにて、46分テープに何曲収録し得るかとの実験行いしが、1980年に録音せし「回天と愛とパンクロック [Kaiten, Love and Punk Rock] (1981)」なり。スタジオ内の壁掛け時計の秒針を見乍ら、兎に角「60秒以内」に即興にて曲を演奏完結させんとせり。然れば思い付く儘に勢いのみにて録音、正に未だ音楽に対する初期衝動抱けばこそ、演奏及び制作可能たりしか。
15歳当時の音源なんぞを、五十路半ばにして世に放つとは、当時誰が想像し得しか。1981年に超極私的自主制作カセットレーベル「R.E.P. (Revolutionary Extrication Project) 」立ち上げるや、本作も私家盤カセットとしてリリースせしこそすれ、実売数はほぼ皆無、友人数名に進呈すれど、全く相手にされず終いとは当然か。

 

 

Bandcampページに於ける「Weekly Kawabata」一応毎週水曜に更新せんと思えば、旧譜のみならず録り下ろし新作も亦、然れば引き続き何卒御贔屓に御願い奉り候。

 

 

既にリリースも172タイトルに至れば、リストページ「Speed Guru's Time」も併せて更新中、こちらは「Solo」「Band & Collaboration」のページに分かれ、各々の内部にて項目毎に分類、而してリスト上のタイトルをクリックすれば、リンクにてBandcamp各ページへ辿り着き得る次第。是非に御活用頂きたし。

 

 

AMT公式Bandcampも、未発表ライヴ音源等含め45作品を公開中なれば、是非にチェック頂きたし。

 

 

更に「Acid Mothers Temple」Bandcampアルバムリストも新設、バンド毎に「Unreleased live & rare recordings」と「Reissue」2項目に分け、リリース年次にて並べ分類整理、リスト上のタイトルをクリックすれば、リンクにてBandcamp各ページへ辿り着き得る次第。是非に御活用頂きたし。

 

 

インド古典音楽家としても活躍される金子ユキ嬢とカネコテツヤ君とのトリオFloating Flowerも、公式Bandcampページにて、スタジオ録音作品やライヴ録音作品を公開すれば、Bandcamp Friday期間中にデジタルアルバム全6タイトルを纏めてダウンロード購入頂く場合、30%offになる次第。是非にこちらもチェック頂きたし。

 

 

Bandcampアプリ入手はこちらから。
 

 


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