大阪アジト御留守居役たりし出目金十兵衛亡き後、後釜務め頂く宇宙人ヒロシ君改め宇宙人ヒロコ女史、季節関係なく鍔広帽に狐皮襟巻なる出立ち、然りとて最も重要な点とは、この所謂宇宙人グレイと称されるエイリアン、性別不問なりければ、斯様にトランスジェンダーエイリアンと化せど、いやはや全く違和感なしと知れ。小生結婚離婚歴一切なし終生独身確実五十路オヤジなれば、一人鍋が常なれど、本日はヒロコ女史に、地球の食材口にされぬとは云え、御付き合い願わんとす。
然りとて此処大阪アジトは備蓄野菜限られれば、土鍋に出汁昆布敷き、その上に豆腐をON! 玉葱と葱なるW葱布陣、
其処へ豚切り落としをON! 更に麻辣醤投下、
青唐辛子、花椒醤、ヤマサ昆布つゆ＋酒加え、蓋を閉じ加熱、
斯くして似非ニッククッキング「四川風無水豚鍋」完成、付けダレはすき焼の如く溶き玉子を用意、
些か濃い目の味付けなれば、溶き玉子に絡め食らうが絶品至極。
我々世代が呼ぶ処の「ドライカレー」即ちカレー焼飯拵え、その傍らにて冷凍海老フライを揚げ、目玉焼も拵えれば、不覚にも写真はフレームアウトすれど「韓流ワカメスープ」も添え、斯くして「海老ドライカレーセット」堪能せり。
私的史上最強袋入り即席麺「寿がきや 名古屋名物 味噌煮込みうどん」召喚、即席麺食らうなんぞいつ以来か、麺を茹でる傍らにて「野菜かき揚げ」拵えれば、久々に「かき揚げ味噌煮込みうどん」堪能せり。
人生初なる冷凍食品牡蠣フライなんぞ贖えば、玉葱スライストッピングせし「Spaghetti algio olio e peperoncino (スパゲッティ・ペペロインチーノ)」拵え、牡蠣フライ盛り合わせ、是にて「Spaghetti aglio olio e peperoncino e ostriche fritte (牡蠣フライ・スパゲッティ・ペペロインチーノ)」堪能せり。牡蠣フライは所詮廉価版冷凍食品相応の味わい、然りとて斯くもトッピング程度にて召喚すれば問題なし。
フライパンにて鰯煮付けるべく、鰯をずらり布陣させるや、生姜投下、ヤマサ昆布つゆ＋酒注入、
アルミホイルにて落とし蓋するや加熱、
斯くして「鰯生姜煮」完成せり。
今回の大阪アジト滞在も終わりなれば、此処の備蓄食材銷却すべく「キーマカレー」拵え堪能せり。
鍼灸医へ定期通院、其の儘明日香の深山へ帰還せんとするや、奈良市南端の国道沿いにバーガーキングが新規開店されにけりか。今や大阪市内にさえ繁華街に僅か6店舗しか存在せぬバーガーキング、何故斯様な立地へ出店されしか。私は国内どころか本場アメリカに於いてすらハンバーガーチェーン全く利用せねど、欧州に限り、あの糞不味くぼったくりの極みたるフランスのバケットサンドや大英帝国の元祖サンドイッチを忌み嫌えば、背理法的結論を以て重宝させて頂けど、マクドは口に合わぬ故に最終選択肢たれば、紛う事なくバーガーキングを利用する次第。然ればこの奈良2号店も、せめて街道店として繁盛し、是非生き抜かれる事を願うばかり。
数日ぶりに明日香の山寺へ帰還するや、気温の大差ぶり改めて痛感。つい下界の気温に体が慣れれば、ここの厳寒ぶり一層骨の髄まで滲み入る次第、況してこの界隈は風の吹き溜まりなる地形なれば、寒風吹き荒び冬嵐の如し。
帰り掛けの駄賃にて業務スーパーへ立ち寄り備蓄食材補充するや、久々に長崎皿うどん用麺購入、業務パックなれば粉末スープ添えられぬ仕様なれど問題なし。然ればインプロクッキングにて「四川風皿うどんの餡」拵え、斯くして似非ニックインプロクッキング「四川風皿うどん」堪能せり。具材は御粗末なれど、個人的には麻辣花椒風味なるこちらの方が、本場長崎の其れより断然美味なり。
先達て野本さんより頂戴せし「麻辣青豆」なる豆菓子食らえば、今やこのレベルの唐辛子や花椒は、僅かに刺激感ずる迄に麻痺せしが発覚。そもそもパッケージに「台湾製造」と明記されれど、私が知る限り、本場の台湾料理には花椒や唐辛子が大量投下されねば、それは名古屋の「台湾料理 味仙」に端を発するプロパガンダに他ならじ。
曇り空の下、寒風吹き荒ぶ中、日課たる早朝山道入隊へ出撃、
容赦なき冷え込みにて、手袋嵌める指先が千切れる程に痛けれど、山道の路傍に佇む梅が蕾めば、明けぬ夜もあらねば過ぎぬ冬もあらざらん、今年も無事に春が到来する確信を得し。
定点観測。
山道中腹より奈良盆地眺望、生駒山、矢田丘陵、而して大和三山の内、畝傍山、天香山臨み得し。
70分余の山道入隊より帰還、垂れ込める暗雲に御来光臨み得ねど、
界隈の梅林が蕾む様を改めて確認、春の到来遠からずや、
何せ境内に植える玉葱を囲む土壌、完全に凍結せり。
先達て自家製バジルオイルの備蓄尽きれば、新たに仕込みし。
悪魔の美食たる「デビルズバーグ」今回は和風大蒜ポン酢ソースならぬ、大量の大根おろし＋自家製柚子ポン酢＋自家製柚子胡椒にて堪能せんとす。付け合わせに、菊芋、人参、玉葱を、月桂樹の葉1枚と共にチンマシーンへぶち込み、電子レンジにて3分加熱、後はデビルズバーグに施せし自家製柚子ポン酢に絡め食らえば、絶品至極とは云わずもがな。
いつぞやの鍋にて重責全うされ出涸らしと化せし出汁昆布をリサイクルすべく、豚切り落とし共々、ヤマサ昆布つゆ＋酒＋生姜＋実山椒にて煮詰め「佃煮風山椒豚昆布」拵えるや、
「和布蕪」「ワカメと牛蒡天の生姜汁」も添え、
斯くして「珠玉のハンバーグ おろし柚子ポン酢」を以て「デビルズバーグ最強ファイナルフォーム定食」存分に堪能せり。そもそも悪魔の美食の異名を取る十八番「珠玉のハンバーグ」なれど、自家製柚子ポン酢と自家製柚子胡椒が、その美味さを見事に増幅させれば、これぞ正にデビルズバーグ最強ファイナルフォームなるかな。然りとて自家製ポン酢と自家製柚子胡椒の消費が思いの外早くして、その備蓄はあと1ヶ月保つや否や、正に期間限定の逸品なり。
締め切り迫る録音案件を数件抱えれば、極寒なる山寺スタジオに於いては、アラジンストーブ全開すれど、その効果は極僅かにして雀の涙か蚤の小便か、ギターを弾く指先が悴み難儀至極、瞬間湯沸かし器の湯さえ、真夏の大阪市内の水道レベルの緩さなれど、既に千切れる程の痛みに苛まされる指先を、その微温湯に晒し、何とか感覚復帰させれば、再び録音作業再開する惨状。
Twitterにて日々の検温報告行えど、今や平均体温が33度台にして、先日遂に32.1度の新記録も樹立すれば、先達ても掛かり付け鍼灸医に「普通の医者ならタダでは済まさない状態ですね。何しろ免疫完全無防備状態、ちょっと危険な状態ですね。因みに30度になれば死亡ですね。（笑）変温動物みたいなので、冬眠する方がいいかもしれません。（笑）」なんぞと諭されし次第。
余りの厳寒ぶりに全身の筋肉も収縮すれば、此処は筋肉解すべく、気分転換を兼ね、寒風吹き荒べど陽光眩しき中、ぶらり山道散歩へ赴きし。斯くして稀なる午後の定点観測。
先達て萱澤君より頂戴せし北海道土産たる鮭飯の素を召喚、釜飯マシーンを以て「鮭釜飯」拵えんとす。
斯くして「鮭釜飯」見事に炊き上がるや、
刻み青唐辛子投下し、鮭の身を解しつつ攪拌せり。
牛蒡天を炙り、大根おろし＋ヤマサ昆布つゆ施せし「おろし牛蒡天」やら、
「和布蕪」やら、
「油揚げとワカメの味噌汁」やら、
先達て仕込みし「鰯生姜煮」添えれば、
「鮭釜飯」も装い、
斯くして「鮭釜飯御膳」堪能せり。意図せずして海の幸尽くしと化せしも御愛嬌。
「鮭釜飯御膳」全景。
