今宵は、LondonはCafe Otoにてジャパノイズ大襲来イベント「MultipleTap」2日目なれば、果たして如何なカオスの嵐吹き荒れるやら、是亦大いに楽しみ至極かな。
午前8時起床、朝飯を喰らわんと思えば、昨日Cafe Oto界隈の中華食材屋にて所望せしあれこれ一斉招集、
然れば先ずはカップ麺「香辣牛肉面」召喚せり。
更にはソロ中国ツアーの際、大概に於いて見掛けし、カップ麺に搾菜なんぞトッピングされる中国現地式食し方を思い出せばこそ購入せし搾菜の類い3種、
その内より適当にひとつ選択すれば、
カップ麺にはもやし大量投下、斯くして「香辣牛肉面+搾菜」を以て朝飯とせり。如何せん楽しみとせしAMT宗家中国ツアーが、当局に拠りキャンセルと相成れば、これにて中国なればこそ本場中国式料理は固より、唐辛子や花椒に由る刺激マックスなジャンク感溢れるカップ麺も食らい得ぬ顛末、何せ今や韓国製ラーメンは、日本の市場にても珍しからねど、中国製ラーメンは、果たしてあのえげつなきジャンク感が、日本人のラーメン美学にそぐわぬか、随分入手困難な代物と思われれば、折角の海外遠征たる好機にこそ、存分に満喫堪能すべしと知る。
搾菜をその侭食らえば塩っぱ過ぎにて、ラーメンつゆへ沈めるや、漸くええ塩梅と相成れり。中国式カップ麺の食し方とは、つゆは飲まず、飽くまで漬け汁の如しなればこそ。オプションにて花椒と麻辣なんぞ大量投下したき処なれど、今回は短期ツアー故に装備せぬ次第なれば、デフォルトにて頂けど、中国製カップ麺なればこその遠慮なき辛さ心地良し、大いに美味なり。
カムラさんが「イングリッシュ・ブレックファースト」拵えて下されば、
「ベーコン+スクランブルエッグ+マッシュルーム+トマト+ベイクド・ビーンズ+トースト+コーヒー」先日のAnthonyが拵えて下さりしには、ベイクド・ビーンズあらねども、伺えば必須アイテムにあらざりにけりて、必須とはベーコンやソーセージの類いなりけり。
昨日ケイコさんより差し入れて頂きしの残りに、Bristolのアジア食材屋にて所望せしキムチ投下、斯くしてこれを本日の弁当とせり。
折角のLondon滞在なれば、レコードハンティングに出撃せずして何をするや、然ればNotting Hill Gateのレコード屋2軒Music and Video ExchangeとVlassical music Exchange巡礼せり。下の写真は、レコードハンティングにて脳汁噴出せし挙げ句、不覚にも写真撮影し忘れしブロガー失格ぶりを露呈すれば、ネットにて拾遺せしイメージ画像なり。悪しからず。
さて会場Cafe Otoへ赴かんとすれば、London Overgroundの該当線が、日曜夕刻にも関わらず、定期点検の為、均かの運休、
然ればバスにて赴かんとすれど、大渋滞にて全く以て動かぬ有様、挙げ句途中下車し徒歩にて向かわんとすれば、同志の方々も多くして、皆揃いて懐かしの「ロンドン歩き」をキメるものなり。
漸くCafe Oto到着。今宵は、昨日の反省を以て、皆して会場内に椅子を並べられれば、これにて後方よりもステージの様子伺い得らん。亦トラブル勃発し捲ればこそとは云え、タイムテーブルが最終的に1時間も押せば、今宵は時間厳守を旨とせん。而して今宵は、些か当日券も出す御様子。
10分押しにて開演せし昨夜とは異なり、未だ客入れ中なれど、定刻を以て開演。今宵先鋒を務めて下さりしは、川口貴大+康勝栄デュオ。
次峰には登場されしは、ノイズ女子会こと若林美保+毛利桂+白波多カミン。
3番手には伊東篤宏solo。
続けてJUNKO+大城真+池田ケンなるトリオ。
今宵はステージ横の壁面に、ライヴ映像も投影されれど、せめてこれが昨夜も行われれば、後方よりステージ上の様子伺い得しや。然ればこれも亦昨夜の反省に由り発案実践されしものならん。
田中悠美子solo。流石は純邦楽の手練なればこそ、聴衆の心酔ぶり尋常ならずして、〆の「ふぃにっしゅ!」サイコー過ぎ。
此処まで1分の遅れ無きどころか、皆様予定時刻2分前には終演される御見事ぶり。然ればセット転換の速さも、F1のピット作業の如き驚愕の迅速ぶり、セット間にて愛煙家御一同は、店外にて一服される次第なれど、悠長に煙草を燻らせるや、既に次の演目開始される有様なり。
石川高solo。笙独奏とは初めて耳にせし次第にして、これまた異国情緒もあれば、皆様大いに心酔されし御様子か。
開演直後より大爆音大轟音たりし昨夜とは異なり、今宵は此処まで、然して轟音の演目あらねば、満を持して登場されしドラびでお+PAINJERK。一楽さんの新兵器たるレーザーにて、美川さんの言葉を借りるならば「爆音とレーザー砲による死者多数」
続けて私とJOJO 広重社長によるデュオ。
King of Noiseたる広重社長のノイズギターぶりは流石の一言、何せノイズ一筋30余年なる超重鎮、ノイズ老獪ぶりも圧巻至極、そもそもあの無尽蔵なパワーは何処より涌き上がられしか。
2人して傍若無人悪辣非道極悪外道に轟音放射せり。遂には私のラストライド炸裂するやギター粉砕、これにて幕。
ライヴ写真あれこれ、ネット上にて拾遺叶えば、此処に無断借用転載させて頂く次第、悪しからず。
T・美川+秋山徹次+中村としまるなるトリオの筈なれど、としまる君が病院へ赴かれれば残念乍ら欠場、デュオ形式にてのパフォーマンスと相成りし。
殿を務められしは、King of Noise、非常階段。流石のパフォーマンスに格の違い見せ付け捲り、客も熱く燃え上がれば、2日間に及びし「MultipleTap」も、これを以て大団円にて幕。
撮影、音響、物販等、多くのスタッフの方々の尽力あればこそ、御疲れ様、どうも有り難う御座いました。斯くして本日は、ほぼタイムテーブル通りに進行果たせば、矢張り日本人の勤勉さ真面目さ恐るべしと、大英帝国民達へ知らしめしか。
Bo NingenのTaigen君とYuki君+ドラびでおこと一楽さん、正に親子、正に極悪オヤジと若きロッカー之圖。
さて界隈のトルコ料理屋にて打ち上げと相成れば、極悪ナイスお父さんぶり発揮される一楽さんの仕切りにて、
主催されし康君の挨拶、
斯くして乾杯。「お疲れ様でした!」なる日本語響き渡りしトルコ料理屋 in London。
私が所望せしは「鶏肉と野菜のトマト煮」当たり障りなき程に美味。
若林美保嬢が撮影されし、私と一楽さん歓談之圖。無断借用転載させて頂けば、悪しからず。一楽さんとLondonにて共にするは、嘗てAMT宗家のドラマーを担われし2001年以来か、当時毎日「あずさはどうしちょる?」国際電話にて幼き愛娘の様子伺われしも今は昔、そのあずさちゃんも今や中学生なりけりと知るや、正に光陰矢の如し。「ややこしいオッサン」になってもうたんも当たり前田のクラッカー、勘弁してや。
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JOJO 広重 + 河端一@「MultipleTap」Cafe Oto London
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