今宵は、藤掛君との新デュオSquit Squad、更にその藤掛君とマンちゃんことMANDOG宮下敬一君との新トリオDANDOMに由る、Wデビューライヴ@桜川environment 0g控えれば下山、近鉄電車にて大阪へ。今や近鉄奈良線が阪神なんば線と相互乗り入れされれば、阪神桜川駅まで、乗り換え2回にてスムーズに到着、今宵の会場environment 0gへ無事到着せり。
マンちゃんと再会せしは、果たしてGODMANの2ndアルバム「ノンマルトからのメッセージ」発売記念ツアー千秋楽たりし帝都公演以来4年ぶりか。
今宵のセッティング。店置き機材はギターアンプが1台のみと予め伺えば、私はベースアンプを選択、然れば敢えてベースアンプに対応すべくエフェクターを選抜、斯くなる理由を以て私にしては珍しく、足元にエフェクターがずらり並べられし。
今宵はゲストに、今最も注目すべき女性電子音楽家Juri Suzue女史を御迎えすれば、彼女の機材之圖。知らぬ間にモジュラーも鋭意導入されれば、今宵のソロ演奏含め、是亦大いに楽しみな限りかな。
今宵、先鋒務めさせて頂きしは、私と藤掛君に由るデュオSquit Squadにして、そもそも藤掛君とのタイマン演奏は初。藤掛君が繰り出す重戦車ドラムに、敢えて急降下爆撃の如き鋭角的演奏を以て応酬、概ねロックの解体/再構築をベースとし乍らも実験性高く、ネット介してのコラボ作品たる1stアルバム「Squit Squad」とは、亦異なる緊張感と共振感が快感かな。
この夜の演奏は既にBandcampにて公開済みなれば、興味抱かれし御仁は、こちらよりチェック頂きたし。
ライヴ写真ネット上にて拾遺叶えば、此処に無断借用転載させて頂く次第、悪しからず。
次鋒務められしは、マンちゃんことMandog名義に由るソロ演奏。そもそもジャズギタリストとしてミュージシャンのキャリアをスタートされしマンちゃんなれば、天下の宝刀たる例のマシーンがパルス刻むが如き、性格無比なミニマルなギターワークは、今回全く影を潜め、ドローン背景にラーガ的な響きさえ内包する悠久の旋律重ねられ、是亦サイケデリックの極致たらん。いやはや矢張りMandog恐るべし。
三番手務め下さりしはJuri Suzue女史、見る度に音楽的なアプローチが全く異なれば、今宵も亦、空間や時間の流れを翻弄するかの如き神々しさ、時折旧き良き実験音楽を想起せられれど、然りとて独自の現在進行未来形的手法にて、上書きされ行く様が圧巻かな。
四番手に登場せしは、マンちゃんと藤掛君とに由るトリオDANGOMにて、互いに旧知の仲なれど、このトリオにての演奏は今宵が初。ベースアンプ2台に接続する私は、敢えてベース+キーボード的役割担わんとすれば、今宵用に選抜せしエフェクター群を駆使、私が足元にて忙しくエフェクター操作する様は、ワウを除けば稀なれば、個人的には新鮮にして楽しかりしかな。然れば自ずからロック、ファンク、ジャズ等を解体/再構築しつつも、音塊一丸と化して疾走せり。
休憩挟み、殿務めしはDANGOM + Juri Suzueなる合体セッションにして、遂に大団円へ至るや幕。
このDANGOMに由る2セットも亦、既にBandcampにて公開済みなれば、興味抱かれし御仁は、こちらよりチェック頂きたし。
ライヴ写真ネット上にて拾遺叶えば、此処に無断借用転載させて頂く次第、悪しからず。
今宵、Squit Squad, DANGOM @environment 0gへ御運び下さりし皆様、どうも有り難う御座いました。
而して9月1日発売予定なるSquit Squadの1stアルバム「Squit Squad」も会場にて先行販売、御買い上げ頂きし皆様、どうも有り難う御座いました。
因みに今宵のDANGOMに由る2セットのライヴ音源は、先日の通りBandcampにて公開済みなれど、そもそもは2日後に行われし京阪2days第2夜、京都公演@Annie's Cafeにて、CDRとしても緊急リリースし販売せり。僅かに残りし在庫を、近日中にオンラインショップACID MOTHERS TEMPLE SHOPZONE B.O.にて通販承らんとすれば、フィジカルリリースを好まれる御仁は、暫し御待ち頂きたし。
今宵は明日香の深山へ帰還せんとすれば、帰路は近鉄阿部野橋駅より最終特急なんぞにて快適な旅を目論めど、いざ阿倍野橋駅へ着けば特急の表示見当たらず、駅員に尋ねるや「日曜日は9時台で終わりです。次の準急で古市へ、其処で各停に乗り換えて下さい。」なんやと!均かの乗り換え1回含む鈍行の旅、斯くして這う這うの体にて明日香の山寺へ漂着すれど、移動疲れと腰痛&坐骨神経痛悪化にて轟沈せり。