今月のBandcamp Fridayは、疾うに過ぎ去れど、奇しくも既にヴィッキーことVictoria Shen (a.k.a. Evicshen) の来日ツアーに突入済みたれば、音源制作及び公開、更に各SNSへの情宣までは間に合えど、拙ブログへの記事執筆投稿は間に合わぬどころか、ヴィッキーとのツアー突入せし故、日々のツアー道中譚綴るが関の山、斯くして今更乍らの投稿となれど、そもそも日本国内に於けるBandcamp Fridayの売上なんぞ極僅かなれば、悪しからず。
コロナ狂騒の煽り受け困窮する世のミュージシャン達を憂い、Bandcamp側が売り上げを100%ミュージシャン側へ還元下さる太っ腹この上なき企画「Bandcamp Friday」が、2月から再開されれば、Acid Mothers Temple公式Bandcampページにて、所謂オーディエンス録音ならぬ、マルチ録音に由る高音質ライヴ含む4作品公開せんとす。
昨秋3年ぶりに行いしAMT宗家欧州ツアーよりスイスはGeneva公演を、高音質マルチ録音にて完全収録せし「Live at Cave12」、同じくAMT宗家2017年の欧州ツアーよりセルビアはBelgrade公演を完全収録せし「Belgrade 2017」、同じくAMT宗家2015年の北米ツアーよりカナダはToronto公演を完全収録せし「Toronto 2015」、而してAMT宇宙地獄組ことAcid Mothers Temple & The Cosmic Infernoの2006年欧州ツアーよりドイツはRostock公演を完全種録せし「Stubnitz 2006」、以上ライヴ4作品を公開せり。
昨秋3年ぶりに行いしAMT宗家欧州ツアーより、スイスはGeneva公演を、高音質マルチ録音にて完全収録せし「Live at Cave12」公開せり。ツアー中盤なれば、序盤なればこその試行錯誤も既に過ぎ、終盤なればこそのカオス極まる偏りも未だ希薄、バランス良きセット内容と演奏たれば、このラインナップに由るベーシックな好演なるかな。
AMT宗家2017年の欧州ツアーより、セルビアはBelgrade公演を完全収録せし「Belgrade 2017」公開せり。実は今回このライヴ音源を聴くまで「Magic Bohemian & Mystic Nuns」なんぞライヴにて演奏せし記憶皆無、然れば余程の気紛れたりしか。而して今やアレンジ激変し「Black Summer Song」へと魔改造施されし、その原曲「White Summer Song」も演奏すれば、なかなかレアなセットたりしかな。長期ツアーに於いて、日々あれこれ試行錯誤すれば、斯様なレアなセットも登場する次第。
AMT宗家2015年の北米ツアーより、カナダはToronto公演を完全収録せし「Toronto 2015」公開せり。この2015年とは、津山さん参加ラストイヤーにして、新譜「Benzaiten」リリースすれば、和フュージョンの祖たる喜多嶋修「弁才天」カヴァーを夜毎演奏せり。中盤の歴とせし日本人に由るインプロ似非邦楽の精神は、其の儘サイケ奉行へと継承されしか。
因みにこの日は、中盤「Pink Lady Lemonade」にてバスドラの皮が大破、最後の「Cometary Orbital Drive」を前に、最早金魚掬いのポイ宜しく無惨に破れ去りしバスドラを撤去、然れば応急処置として、フロアタムをバスドラ代りに設置し演奏継続せり。
兄ィこと志村浩二と大阪の軌跡ことGod Speed岡野太に由るツインドラムをフューチャーせし第1期AMT宇宙地獄組ことAcid Mothers Temple & The Cosmic Inferno、2006年欧州ツアーより、ドイツはRostock公演を完全種録せし「Stubnitz 2006」公開せり。未だ初期なればこそ、初期の代表作「Anthem Of The Space」も演奏、而して是亦僅か数公演のみ、イタリアンプログレの雄Areaの代表曲「Luglio, Agosto, Settembre (Nero) 」カヴァーも披露せり。
Stubnitzとは、大型船隻を改造せし「航行するアートスペース」にして、私は1996年の人生初海外遠征以来、幾度も御世話になりし経緯あり。
AMT公式Bandcampには、現在79タイトル公開中なれば「Acid Mothers Temple」Bandcampアルバムリストを別途設立、バンド毎に「Unreleased live & rare recordings」と「Reissue」2項目に分け、リリース年次にて並べ分類整理、リスト上のタイトルをクリックすれば、リンクにてBandcamp各ページへ辿り着き得る次第。是非に御活用頂きたし。
而して私個人名義のBandcampページも、現在268タイトルを公開中なれば、こちらも併せて御贔屓にして頂きたし。
Bandcampページ上にては、リストがリリース順に並ぶ次第にして、既にリリースも268タイトルに至れば、別途構えるリストページ「Speed Guru's Time」も併せて更新中、こちらは「Solo」「Band & Collaboration」のページに分かれ、各々の内部にて項目毎に分類、而してリスト上のタイトルをクリックすれば、リンクにてBandcamp各ページへ辿り着き得る次第。是非に御活用頂きたし。
インド古典音楽家としても活躍される金子ユキ嬢とカネコテツヤ君とのトリオFloating Flowerも、公式Bandcampページにて、スタジオ録音作品やライヴ録音作品を公開すれば、最新ライヴ「West Japan (京滋名) tour 2021」も公開中。是非にこちらよりチェック頂きたし。
Bandcampアプリ入手はこちらから。