気付けば既に10月、而して今、Mexico Cityのホテルにて、その高級な佇まいとは反比例な激遅ネット環境に苦戦しつつも、当拙ブログ記事の執筆投稿せんとする次第。9月半ばに行いしAMT宗家国内ツアー「ACID MOTHERS TEMPLE 秋の恍楽3days」も無事終わるや、既に当初の〆切に間に合わず、然れば何とか9月中にはマスター入稿すべしとの、各レーベル側よりの特赦頂き、斯くなる上は如何にしても御下命果たすべしと、怒涛の録音作業へ突入すれば、今月よりのAMT宗家北米ツアー秋の陣に向けての最終確認事務あれこれ、更には来たるBandcamp Fridayを睨みての仕込み作業等、課せらるるミッションは、源泉掛け流しを謳う名湯の湯の如く、無限無尽蔵に湧き来れば、最早絶滅危惧種たる素人ブログなんぞに手が回る筈もなく、前代未聞の大遅延頓挫断絶状態へと陥りし次第。
斯くして既にAMT宗家北米ツアー秋の陣へ出発済みにも関わらず、先月第2週末まで時系列遡り、最早朧げと化す記憶を、残される写真や動画眺めつつ、何とか呼び起こし、今更乍ら書き上げ投稿脱稿せんとすれば、悪しからず。
台風13号襲来上陸懸念されし関東遠征たれど、見事に逸れれば、相も変わらぬ晴れ男ぶりを亦しても証明せり。
投宿させて頂くTOMO君宅にて起床。本日は昼過ぎより高円寺スタジオ・コヤーマにて、野流のレコーディングに御招聘頂けば、昨夜の河端一 solo @下北沢 SPREAD「Lotus In The Mud vol.2」に引き続き、御一緒させて頂く次第。
録音は筒が無く無事終了。果たして如何な仕上がりになるやら、大いに楽しみ至極かな。
私が担うセッションの録音が無事終了すれば、JR乗り継ぎ、いざ横浜へ。今宵と明晩は、珠玉の女性SSWびろうどねこちゃんとのデュオ及びアコギソロなれば、会場たる日ノ出町 試聴室その3へ到着せり。
びろうどねこちゃんや、店長三沢君に御挨拶後、サウンドチェックも筒が無く完了するや、びろうどねこちゃんと連れ立ち、三沢君御勧めなる界隈の中華料理店へ繰り出せり。横浜に縁薄き私なんぞ、ついぞ横浜=中華料理たるステレオタイプな連想しがちなれど、実際横浜を訪れるや、前打ち上げや打ち上げに案内される先が、中華料理店たるは少なからじ。
今日は未だ、録音等もあれば朝飯も未だにして空腹至極、御品書開けるや、大好物たる酢豚発見すれど、何故か表記が片仮名にて「スブタ」而して写真眺めるや、是は危険度高めた見て呉なり。私は海外ツアー先にて、今まで散々様々な「酢豚」と遭遇、その想像絶する畸形異形ぶり、而してその見て呉から想像し得し味を裏切らぬ激不味ぶりに、戦慄せられしも数多にして、然れば世界酢豚調査団の一員として、此処はミッション果たすべく所望せしとは云わずもがな。
果たして如何な畸形異形の代物が配膳されるかと、期待と恐怖に震えて待てば、意外にも極々当たり前田のクラッカーな代物着陣、いざ食らえば味も其の見て呉から推して知るべしな美味ぶり、期待外れ感半端なき儘、素直に堪能させて頂きし。
酒のアテに「ピータン豆腐」所望するや、
こちらが均かの異形ぶり、そもそも写真にて伺えば小振りにて、所謂アテたるべき小皿料理レベルの盛りたらんと、高括れど然にあらず、何と豆腐丸々1丁を以ての代物、斯くも大盛りな「ピータン豆腐」初めて遭遇せしかな。
「ピータン豆腐」に限らず、他の料理もいちいち盛りが豪快至極、炒飯に至れば丼山盛りな爆食仕様、然も私は謎の炭水化物拒否症候群に苛む身なれば、助太刀ほぼ不可、斯くして均かの腹パン状態にて会場へ帰還する羽目と相成る始末。因みに残せし炒飯等は、全て折に詰めて頂き、銷却のアテなき御土産とせり。
今宵、アコギソロにて先鋒務めさせて頂けば、素晴らしき歌物の夜を彩る前口上的演奏を以て上納させて頂きし。ライヴ写真ネット上にて拾遺叶わねば、悪しからず。
次鋒務めて下さりしは、超級曲者男女デュオたる鶯色にして、意味不明な難曲をさらさらと御披露下されば、いやはや摩訶不思議世界に迷い込みし心地かな。