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Channel: 大ぼら一代番外地
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Tijuana

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民泊豪邸にて、午前7時半起床。未だライヴ3本しか熟しておらねど、体感疲労度は既にツアー最終盤の如きにして、然れば早朝に目覚め得ぬ有様。

 

 

昨日飲み残せし白ワインを以て、軽く朝飲みに興ず。

 

 

午前10時、ジェイ御一行が迎えに来れど、皆して能天気な空気漂うばかり。

 

 

 

今回Ensenadaへ出向くと知るや、異口同音に「EnsenadaのフィッシュタコスことTacos Ensenadaは、世界一美味いフィッシュタコスだから、絶対に食え」と云われれど、昨日は残念乍ら売り切れ、然れば遅き朝飯に食らうべく、専門店へ案内下さりし。

 

 

入口にも壁にも至る所に翻車魚の如き魚の絵や写真飾られれば、凡そ此の魚が食材たるか。壁には、あの巨匠ピカソ来店の痕跡さえ残されしか。

 

 

卓上にはトッピング備えられ、右よりパクチー、ライム、玉葱、玉葱&ハバネロなり。

 

 

先ずは「海鮮スープ」魚の身もゴロゴロ入れば、

 

 

卓上のトッピングに加え、店主に促される侭、オーロラソースの如き特製ソースも注入、いざ食らえば海鮮出汁が全身に沁み渡る趣深き味わい、大いに堪能せり。

 

 

 

続けて噂の「フィッシュタコス」着陣、煮込まれし魚がトルティーヤにON! される様。

 

 

一先ず何食分かに具材を取り分け、其処へトッピング投下、いざ食らえば奥行きある味わいに、程良き刺激も相俟り、激烈に美味。

 

 

続けて第2陣も仕込むや、

 

 

今度は先の特製ソースも投下、円やかな味わいと化せば、是は是にて大いに堪能せり。

 

 

250mlの細身缶ビールも呷れば、昼前から御機嫌至極かな。

 

 

美酒美食堪能すれば、車に分乗、いざTijana目指し出発せり。

道中、突然高速道路から流出、海岸沿いへと出れば、

 

 

我々に太平洋御披露下さらんや。

 

 

然にあらず、何と「悪魔城」なる妖しの建造物へ、わざわざ御案内下さりし次第。

 

 

 

 

 

 

ビーナスの尻を、舐めるが如く凝視するエロ悪魔かな。

 

 

見猿聞か猿言わ猿ならぬ「見悪魔聞か悪魔言わ悪魔」なり。

 

 

哀しくも、胴体が枯れ木と化せし仏陀かな。悟りの境地が斯くの如き顛末ならば、是も亦、無情にして無常なるかな。

 

 

スフィンクスとアロエの類いか。

 

 

地獄へ道連れ、地獄行き滑り台なり。

 

 

2時間程のドライヴにてTijuana到着、然ればホテルへチェックイン果たせり。

 

 

小休止後、機材や商品を車にて会場へ運搬頂けば、我々は徒歩にて会場へ。道すがら日の丸ピラミッド発見せり。

 

 

今宵の会場Diablitosへ到着。サウンドチェックせんとするや、私の為に準備下さりしアンプ2台、電源さえ入らざる睦まじき御釈迦ぶり、然れど此の儘では私はライン出力にて演奏せざるを得ぬ羽目故、何とか修理に奮闘下されば、無事修理叶う事を祈るのみ。

 

 

而してギターアンプは、2台共撤去されにけり。

 

 

取り敢えずリズム隊のみなれど、サウンドチェック之圖。

 

 

会場内にてフード販売されんと、魚の切り身を燻さんとされれど、既に皮も剥がされれば、火が通るに連れボロボロと崩れ始め、結局ほぼ生焼け状態にて調理場へ運ばれし。

 

 

晩飯食らわんとレストランへ向かう道すがら、路傍に繋がれる驢馬、何と縞馬模様に毛染め施されれば、曰く「これはdonkyならぬzonky (donky + zebra) なんだ。」

 

 

カジキ鮪が矢鱈飾られる海鮮系レストランへ案内されれば、先ずはパクチー芳しき「海鮮スープ」にて幕開け、

 

 

昨日に続き本日も顔出して下さりし元Maquiladora、現Color Forty NineのPhilが、何やら美味そうな代物飲まれれば、何と「margarita con mezcal」即ちメスカルにて拵えるマルガリータ、ドライ檸檬添えられ、塩のみならぬ唐辛子もコップの縁に施されれば、是は堪りませんな。美味至極なれど危険極まりなし。

 

 

「Coctél de Campechano (海老と蛸のカクテル)」着陣、辛酸っぱきサルサに海老やら蛸やらの海鮮が、アボガド等と共に沈めば、

 

 

トルティーヤにON! いざ食らえば、是亦堪りませんなあ。

 

 

更に卓上に鎮座するホットソース各種を試せば、芳しくして益々美味なり。

 

 

「Taco Cachanilla (カリフォルニアチリ+牛脛肉+蛸+チーズ+アボガドのタコス)」着陣、巨大チリの中にあれこれ詰められトルティーヤにON! されれど、是を適当に分解、別途用意されるトルティーヤにON! しホットソース各種あれこれ試しつつ、大いに堪能せり。

 

 

蟹の甲羅に詰められしドリアの如き食されしジョンソン、其の蟹の甲羅を以て、満腹満足満喫のポーズ之圖。

 

 

流石はTijuana、日曜の夜なれど大層な喧騒ぶり、夜の街を撮影すれど、iPhone6Sに搭載するAI暴走にて、前衛過ぎなエフェクト処理施されれば、悪しからず。

 

 

今宵は90分のセットを披露せり。アンプは1台が修理され、別途Yamahaのアンプが運び込まれ、何とか最低ラインの2台を確保。矢張り「極悪3段積み」と称されるMarshall JCM900+スピーカーキャビネット+Roland JC-120には到底及ばねど、Fenderのショボアンプも、断末魔の悲鳴の如き音色にて、私の爆音を再生下さりつつ、何とか最後まで飛ばずに奮闘下さりし。メキシコラウンド千秋楽、今宵も「砂十島劇場」幕開ければ、客席にて頭上手拍子巻き起こり、どうやら是はメキシコ流なるか。セット残り時間微妙にして、NANI君の叩き込みぶりから、其の儘一気に大団円へ向かわんとすれば、AMT黎明期から初期を想起させるハーコアカオスな展開へ、怒涛の轟音大疾走状態にて駆け抜け、最後はguitar crowd surfingを経て大団円へ至り幕。

 

[set list]

. Dark Star Blues

2. Santa Maria

3. BlueVelvet Blues

4. From Planet Orb With Love ~ Good-Bye Mrs. Uranus

5. Flying Teapot

6. Pink Lady Lemonade prelude ~ Sparkling Pink Lady Lemonade ~Speed Guru

 

ネット上にてライヴ写真拾遺叶えば、此処に無断借用転載させて頂く次第、悪しからず。

 

 

 

 

 

Maquiladora、現Color Forty NineのPhilとの2夜連続なる2ショット。

 

 

ホテルへ撤収するや即寝成仏。未だライヴ僅か4発しか終えておらねば、漸く「ツアーの体」こそ完成済みなれど、ツアー最終盤の如き疲労感にて、正に疲労困憊疲弊摩滅寸前の気分、メキシコラウンド終了にてアメリカへ戻るや、帰国便搭乗せんとの勘違いさえ脳裏を錯綜、どないなってんねん。取り敢えず明日はTijuanaにて、珍しくもオフなり。

 

並走するNANI君のブログはこちら
ジョンソンのツアー日記はこちら
祥三君のツアー日記はこちら

 

 

 

 

 

 

 


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