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Channel: 大ぼら一代番外地
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Las Vegas

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午前5時半起床。未だ皆様寝静まる中、キッチンへ繰り出し、先日入手せし特大ヨーグルトを冷蔵庫より召喚、

 

 

前菜代わりにこのプレーンヨーグルトを一気食い、

 

 

其の間に、Ericの奥様Cristaの手料理「ソーセージ入りスープ」を、手鍋にて温め、日本より持参する青唐辛子ぶっ刺し、

 

 

ケータリング残党「フライドポテト」をフライパンにて温め直せば、ケチャップとホットソース添え、

 

 

是にて「ソーセージスープセット」完成、本場「アメリカのお母さんの味」存分に堪能、ポテトは流石に多過ぎなれば、半分余は廃棄させて頂きし。

 

 

午前8時半、いざネバダ州 Las Vegas目指し出発せり。道すがら世界最大級巨大スーパーWakmartへ立ち寄りし。メンバー皆は既に2~3回買い出しに赴かれれど、私は是が今回のツアー初来店、先ずは最低必需品あれこれ贖わんとす。

 

 

 

 

ハロウィンが迫れば、仮装グッズも数多にして、ゴジラさえもあり。

 

 

レジの混雑ぶりも毎度の光景かな。

 

 

レジ前商品の中に、マッチョマンことランディ・サベージが意匠されるサラミソーセージ発見。

 

 

 

今回の購入品目は、靴、保冷バッグ、保冷剤、ダンベル、リストウェイト、ホットソース、トマトサルサ、ツナ缶x4、メキシカンミックススパイス2種、タコスの素、蛸缶x8、大蒜、人参、牛ミンチ、玉葱、レタス、キャベツ、トルティーヤ (18枚入り)、長袖上着。

 

 

リストウェイト装着、移動の車中にて筋トレせん。

 

 

退屈な景色が果てしなく続けば、

 

 

毎度思うは、アメリカ人の人生に於いて、車移動の時間とは、どれ程の割合を占められるか。

 

 

車中のジョンソン之圖。

 

 

砂漠の中に突如街が現れれば、Las Vegasへ到着せり。

 

 

 

 

Las Vegasは地球外生命隊の地球入植計画が、カジノやホテル等との協調路線の下にて進行せしエリアなれば、宇宙人も出迎え下さりし。

 

 

斯くして今宵の会場Artificeへ到着せり。

 

 

皆して乾杯せんとビール所望されるも、そもそもビールを望まぬ私は、何故かメキシコにてのみビール嗜み得れど、国境越えるや矢張り無理にして、此処はペルノーを所望せり。然れど余程人気あらざるのか、女性バーテンダーの方に告げれど「えっ?どのボトル?」ずらり並ぶ酒棚の中を指差し誘導、更に如何にして飲むか尋ねられ、氷無し水割りなれど、グラスのサイズや水との比率等も説明させて頂きし。

 

 

続けて2杯目は、アブサンのボトル発見すれば所望、こちらも簡略的に飲み方説明させて頂き、然れど着火拒否、久々に呷るアブサン堪能、調子こき御替わりする始末。

 

 

 

先鋒務められしはCloud CatcherなるBlack Sabbath系譜のヘヴィロックトリオなり。サウンドチェックの際、各メンバーの技量半端なしと戦慄させる風なれど、NANI君曰く「サウンドチェックの時、こいつ等めちゃ凄いと思った奴に限って、本番はしょうもない鈍臭い曲演ってたりしますよね」正に其の言葉通りな、楽曲のダサさ鈍臭さが、サウンドチェックで見せし凄腕ぶりの片鱗を微塵も感じさせねば、然れど其れが逆に、王道ヘヴィーロックの極緻然とし、カッコ良さとなる事を見事に実証されし。

 

 

 

次鋒務められしはStargazer Lilies、今宵は初めてPAバランスよければ、音の全貌を掌握し得、成程シューゲイザーをルーツとしつつも、多彩なギターソロも織りなされ、良質なネオサイケデリックサウンドへ再構築されしかな。

 

 

今宵は90分のセットを披露すれど、いきなり私のギターの調子芳しからず、音量不安定どころか音が途切れる場面も頻発、演奏し乍ら原因究明せんとあれこれ試せど、結局最後まで解明し得じ。昨夜に続き二夜連続の機材トラブルに、其の分バンドはカバーして余りあるべく怒涛の演奏務め下さり、特に「砂十島劇場」大興行状態、大轟音にて疾走すれば大団円へ至り幕。

 

 [set list] 

1. OM Riff From The Melting Paraiso U.F.O.

2. Dark Star Blues 

3. Santa Maria 

4. BlueVelvet Blues  

5. Flying Teapot 

6. Pink Lady Lemonade prelude ~ Sparkling Pink Lady Lemonade 

7. Cometary Orbital Drive

 

ライヴ写真ネット上にて拾遺叶わねば、悪しからず。

 

今宵は、3人部屋 x 2 =$400,00 (約6万円) 也なる高額モーテルへ投宿。

斯くも滅法高額なれど、いきなりドアの鍵が故障、更に室内の照明器機悉く故障中にて、卓上電気スタンド1台しか点灯せず、テレビも一瞬画面映りしかと思うや点と消え、二度と稼働せず、Wi-Fiは微弱過ぎにて接続不可、バスダブには極小ゴキブリが蠢く有様。正に80年代米B級ホラー映画のシチュエーションの如し。是にて一泊$400,00也とは、どないなっとんねん。

 

 

今朝早朝に食らいし「ソーセージ入りスープ」以来、未だ何も食うておらねば、禁断の夜食拵えんと、今回のツアー用必殺調理器具「電子レンジ用魚焼器」召喚、牛ミンチ解し入れ、タコスの素投下、蓋を閉じ空気穴密閉するや、電子レンジにて2分加熱、其の傍らにてレタスと玉葱を刻み丼へ、更に人参もしりしりに処し、ポン酢と胡麻油施せば、

 

 

見事に焼き上がりしタコミートをON! トマトサルサとハバネロソース投下、刻み青唐辛子をON! 斯くして今回のツアークッキング第1号「タコサラダ」完成せり。いざ食らえば、久しく謎の炭水化物拒否症候群に苛まされればこそ、自ずから確立されし私本来の食事に遂に回帰、安心安定の味わいなれば存分に堪能せり。

 

 

NANI君も予め拵え冷凍保存されし弁当を、電子レンジにて解凍し食されにけり。

 

 

設備のほぼ全てが糞以下、日本ならば口コミ評価は星1つさえ有り得ぬ不潔さ誇る此のモーテルなれど、唯一の救いは熱湯レベルの給湯にして、然れば先ずは湯船内に蠢く極小ゴキブリ共を殲滅すべく、殺虫剤代わりにシャンプー空爆喰らわせ、其処へ怒涛の熱湯攻撃、一気に排水管の藻屑として消え去り頂きし。湯船完全清浄後、そもそも湯船の栓あらざれば、備えられるフェイスタオルを排水口へ捩じ込み、いざ湯を張らんとす。給湯の勢い凄まじく、一瞬にして此のデカき湯船に湯が湛えられし。海外の湯船は丈こそあり足伸ばし得れど、そもそも湯に浸かる為にあらざれば深さ不足にて浅過ぎ、毎度身を沈めるには往生こけど、此処の湯船は日本の其れ同様可成り深くして、首まで湯に沈み得れば、足も完全に伸ばし得、是はなかなか極楽天国。フェイスタオルを捻じ込みしとは云え、或る程度は湯が抜けるは当然、然れば流れ出る分に相当する熱湯を注ぎ続け、気分は正に源泉掛け流しかな。私は可成り熱めの風呂を好めど、充分過ぎる程に熱めの湯を堪能、況して源泉掛け流し方式にて、冷める事もあらざれば、30分ほど湯に浸からせて頂きし次第。

 

Wi-Fiもテレビもあらざば、外付けHDに保存する動画鑑賞に興じんとするも、矢張り尋常ならぬ疲労ぶりにて敢え無く轟沈。未だツアー序盤戦にも関わらず、既に千秋楽間近の最終盤かと思う程の疲労疲弊ぶりか。斯様な体験初めてなれば、今回に限り千秋楽まで完走し得るか、前途に暗雲垂れ込め捲るものなり。

 

並走するNANI君のブログはこちら
ジョンソンのツアー日記はこちら
祥三君のツアー日記はこちら

 


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