昨夜スパークし捲られし皆様は絶賛轟沈中、然れど時差ぼけなるSebastienは酩酊しつつも眠れぬ有様にして、連れ立ちコンビニへ赴けば、朝飯用ごはんパックなんぞ所望、昨日旦過市場にて購入せし「鯖ぬかみそ炊き 辛口」召喚するやごはんにON! いざ食らえば、これは激烈に美味、辛口なれば成る程唐辛子の効きも侮れぬ次第、これ関西でもどっかで売ってへんのかいな。
皆様起き抜けられれば、我々は広島へ向けいざ出発せん。然ればろくでなし共にて、記念撮影なんぞに興ぜし。
午前10時4分防府発鈍行列車に乗車、岩国にて下車すれば、午前11時53分岩国発鈍行列車に乗り継ぎ、今回のツアー最終地たる広島を目指さん。車窓より瀬戸内海を臨む。
うとうとされしSebastienなれど、初めて見る瀬戸内海に「Shit!」慌てて起き上がり、写真撮影に興じられし。
大阪生まれ奈良育ちなる私なれば、如何せん奈良県人の特徴たる「海を見ると『あ、海や!』と絶対云う」有様、然れば車窓より瀬戸内海を眺むるばかり、
「あっ、海や!」
厳島神社の鳥居を彼方に臨み得れど、私のポケットサイズ・デジカメなんぞにては、到底捉えるは不可なれば、駅に貼られしポスターを以て、宮島気分堪能すべしと知れ。
午後12時45分広島到着。
先ずは腹拵えと、駅界隈散策すれば、定食屋の如きを発見するや突撃、而して「日替わり定食」所望、塩鯖、玉子焼、串カツなんぞと意味不明な主菜組み合わせも亦一興か。
路面電車にて、今宵の会場「ヲルガン座」を目指せど、路面電車の乗降が、何とも非効率的にして、特に下車は前方と最後方のドアのみにして、混み合えば車内移動も難儀すれば、況して下車に際に運賃支払う故、何とも下車に手間取り、下手すれば停車時間が優に1分を越える有様。改善の余地あり余る程なれど、凡そ広島の方々は余程のんびりされしか、然して不満を漏らす御仁御婦人も見当たらずして、いやはやイラチ極まる大阪人にすれば、最早理解を越えるばかりかな。
下車するや、交差点隅に佇むあれは何ぞや。
今宵の会場たる「ヲルガン座」到着せり。
アコーディオン奏者にして女主人たるゴトウイズミさんとは初対面、御挨拶させて頂き、扠サウンドチェックも済ませれば、前打ち上げへ繰り出すべし。時差ぼけにてSebastien轟沈さえれば、アキラ君と2人して、いざ広島探訪へ赴かん。
「広島一低いビアガーデン!!」それがどないしたっちゅうねんな。
「ラクダの引越便 ラクダナー」このネーミングセンス、素晴らしきかな。
広島と云えば「広島焼き」因みに関西人たる私は、所謂「広島風お好み焼き」を、決して「お好み焼き」とは認めねば、飽くまでも「広島焼き」として別物として捉える次第、然ればいざ「広島焼き」を食すべく、鉄板焼屋を訪ねんとす。
斯くして1軒の鉄板焼屋の暖簾を潜るや、勿論所望せしは「広島焼き(豚・玉子・そば)」なり。
アキラ君も初挑戦なりけり。いざ食らえば、お好み焼き云うよりは、焼そばクレープみたいなもんか、ジャンクフードとしては美味なれど、所謂お好み焼きとしては亜流過ぎか。まあええけど。
広島と云えば牡蠣、如何せん大好物なれば「牡蠣フライ」所望せり。然れど牡蠣フライが、トンカツの如く切り分けられしとは初体験、どんだけデカい牡蠣やねん。広島2大名物も網羅すれば、取り敢えず満足せり。
今宵は、今回のダブルヘッダー・ツアー千秋楽にして、1セット目たる「Sky Shine」は、40分程のセットを展開、近隣への配慮や機材の都合上、可成り音量抑えめなれば、是亦異なる宇宙への扉開き得しとは当然、アキラ君の錬金術ならぬ練光術にて、今回のツアー最後なるサイケデリック亜空間現出せり。
ライヴ写真あれこれネット上より拾遺叶えば、ここに無断借用転載させて頂く次第、悪しからず。
2セット目は「Machine Electrique」より「DJ Urine」ソロへとメドレー、今宵は、観客1人1人へ手渡しにてゴミレコード配られれば、手招きにてレコードを渡させ、例の出鱈目高速ターンテーブルプレイにて掛け投げ捨てられし。
今宵、Sky Shine & Machine Electrique@ヲルガン座へ御運び下さりし皆様、どうも有り難う御座いました。
終演後、ゴトウイズミさんとあれこれ歓談、共通の知人友人多かれど、意外にも遭遇の機会に恵まれねば、これを機に是非とも御見知り置き頂きたし。
気付けば大いに空腹なれば、何と御厚意にて「賄い丼」馳走に預かり、これが大いに美味、どうも御馳走様でした。
今回のダブルヘッダー九州中国ツアーも、これにて無事終終了すれば、投宿先へ撤収後、我々3名のみなれど、コンビニおでんとワンカップを以て、プチ打ち上げに興じんとす。
斯くして〆の1枚は、アキラ君が自身のfacebookにアップされしを、コメント共無断借用転載させて頂き、これにて〆の挨拶に代えさせて頂く次第。大分、福岡、小倉、防府、広島、各地にて御世話頂きし皆様、どうも有り難う御座いました。懐かしき再会、新たな出会い、ツアーに於ける楽しみとは、正に人との出会いと知ればこそ。而して勿論、各地の美酒美食、更にはレコード・ハンティング堪能すべしとは云わずもがな。
「秋の行脚ツアー全公演を終えてホッと一息の図。光も音も無い秘密のアジトで最後の夜を満喫しました。お疲れ様&ありがとう!また一緒にうたを交えようね。」
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Sky Shine & Machine Electrique@広島 ヲルガン座
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