昨夜は午前5時半過ぎまで飲み倒せば、今朝は見事に寝坊せし体たらくぶり、午前8時にKK達御一行様迎えに来て下されど、何せ起床せしが午前8時、東君共々大慌てにてロビーへ向かえば、同じく寝坊せしみつるちゃんが、現在朝飯を求め食堂へ赴きしと伺い、然れば我々も「10分だけ御待ち下され」と食堂へ急行せり。朝飯は中華&アメリカン・ブレックファーストの中米混合ぶりなれば、ついついあれこれ取りて、到底10分なんぞにて食い終わらぬも当然至極。
パイにて蓋されしクラムチャウダー、鶏肉入り中華スープ、ベーコン、スクランブルエッグ、サラダ、チヂミ、サラダ、その他小鉢あれこれ、いやはや二日酔いにも関わらず食らえば、流石に轟沈寸前か。斯くして1時間遅れにて、生憎の雨天なれど、いざ金剛宮へ向け出発せり。
約1時間のドライヴにて、金剛宮に到着せり。
これより最早詳細解説なんぞ不毛なれば、僅かばかりの説明を除けば、せめてこの怪しき雰囲気伝わらんと思しき写真あれこれ掲載するに留めんとす。
中国の孝行故事あれこれの場面が、彫像にてずらり並ぶ中、乳を与える女性に自らの乳を差し出すみつるちゃん、これぞ美乳数珠つなぎ。
コインを入れれば、絡繰り人形が御神籤を運び来る「御神籤マシーン」なり。
阿修羅像の如き3面かと思えば、
何と背面にも尊顔ありて4面なり。
厄払いの梵鐘を突き、病気平癒長寿祈願されるみつるちゃん。


頭頂に兎冠する「丁卯太歳沈興大将軍」なり。
これぞ今回の目玉たる「甲子太歳金辨大将軍」なり。この異形ぶりに、一同不謹慎にも大爆笑。
斯様にずらり大将軍並べど、
振り返るや、更に大将軍並ぶものなり。


同じ印なんぞ結びてみん。

通路にて、神様が座する御堂の如きを担いでおられれ、はて何ぞやと思えば、
御布施を払いて、斯様な一式を授かり、
その通路を只管進めば、一切の厄は払われ幸運が齎されんとの事。
参拝方法を、関係者の方より御教示頂き、
いざ古式に法り参拝されん。

こちらがその終着地点。因みに先程授かりし一式は、これにて火に焼べ焼却処分。
地獄の番人馬頭と、
同じく牛頭に挨拶すれば、
これより地獄巡りに赴くものなり。













これにて地獄巡り終了。
然ればいざ天界天国へ。
天界には神々鎮座される次第なれど、こちらは子供を食らう神様とは、いやはや神様もまた様々なるかな。
天界天国巡りも終われば、次に現れたるは巨大仏陀。
金剛宮のポスターにも掲載されておれば、こちらが金剛宮の御本尊たりしか。
更に五百羅漢もずらり並べば、
いやはや巨大迷路の如し。

漸く全て観覧し終えれば、最後はささやか乍らも売店なんぞありて、幸運グッズあれこれ絶賛販売中。
何故かキティーちゃんの姿も見受けられれば、概ね招き猫の類いと認知されしか。
先程の御本尊と思しきも、斯様に可愛気な姿へ化身されし。
コーヒーや御茶のみならず、飴ちゃんさえ無料サービス、人参糖なる高麗人参飴を頂戴せり。
最後に宇宙地獄組勢揃いにて記念撮影。
入口脇には、巨大なる聖天大斉孫悟空が、遥か彼方を伺う次第。
斯くして魅惑のカルトスポット金剛宮観光も終了せり。
金剛宮の毒気に中てられ、最早疲労困憊なる我々なれど、KKの御薦めにて、帰りがけの駄賃とっBかり、全て貝殻と珊瑚にて築かれし頂山寺こと貝殼廟へ。然れどその入口の御粗末さたるや、思わず唖然とさせられれど、
その内部に展開される貝殻廟は圧巻にして、然れど何処となくチープに感ぜられしは、矢張り海辺の土産物なんぞ想起させられし故ならん。
廟内の至る所、貝殻や珊瑚の中に仏像が鎮座するものなり。
兄ぃの表情と似たる羅漢居れば、2ショット記念撮影。
廟内に土産物屋あれば、妙なキャラクターあれこれ並ぶ様。
売店2店あれば、どちらの店のおばちゃんも、矢鱈とピーナッツの試食を勧め来る次第。
斯くして貝殻廟観光も終了、斯くしてホテルへ一旦帰還。既にサウンドチェックの時刻も迫れば、結局昼飯は食いそびれし顛末にして、KKが点心あれこれを届けて下されば、
皆してホテルの部屋にて遅き昼飯とせり。本場の点心に、大いに舌鼓打てど、矢張り焼売の類いは、仮令邪道と罵られれど、大阪の大衆酒場宜しく「からし+ウスターソース」にて食したき処か。
ホテルのエレベータ内に貼られし「ランドリ室位置の変更」なる日本語による案内あれど、よくよく読めば「ランドリをご利用をしたったら、1階の階段室にいらっしゃってください」何とも高飛車なるか低頭なるか不明な文章にして、思わず苦笑。
斯くしていざ今宵のライヴ会場The Wallへ出陣せんとす。(つづく)
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AMT宇宙地獄組、魅惑の金剛宮と貝殼廟を訪ねて
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